Photo by Tsukasa Miyoshi(Showcase)

横アリ1万2千人が酔いしれた! 秦 基博の美声が心にしみる至福の7曲【J-WAVE LIVE】

J-WAVE主催のライブイベント「J-WAVE LIVE 20th ANNIVERSARY EDITION」の初日が7月15日(月・祝)、横浜アリーナにて開催された。20回目の夏を迎える今年も、日本のミュージックシーンの最先端を走る豪華アーティストたちが登場。ここでは最終日15日のトリに登場した秦 基博のステージをお届けする。

秦 基博の名前がアナウンスされると、彼を待ちわびていたオーディエンスから大きな拍手が沸き起こる。ステージに現れると、拍手はいつしか手拍子に変わる。「元気、残ってますか?」と問うと、大きな歓声で応える客席。そして1曲目『キミ、メグル、ボク』でステージは幕を開けた。アップテンポでキャッチーなナンバーで会場の熱は一気に上がる。



MCで改めて自己紹介すると、最後までいてくれたオーディエンスに感謝を語り、「リハーサルと同じ(※注・無観客の)風景だったら、どうしようかと思ってましたが」と自虐で会場の笑いを誘った。続いて「今の季節にピッタリな曲」と大江千里のカバー曲『Rain』、最新シングルの『仰げば青空』を披露。別れと旅立ちを切なくもあたたかい歌声で歌い上げる彼の歌声が会場を優しく包み込んだ。


今年で12年連続「J-WAVE LAIVE」に出演を果たしている秦 基博は、「盛り上がってもらわないと困る」とほくそ笑みながら客席を煽ると、3曲目『スミレ』を披露。クラップが会場に響く中、多くのオーディエンスがおきまりの振り付けで盛り上がる。続く4曲目は『 鱗(うろこ)』。印象的なピアノのイントロが流れると客席から歓声が上がる。優しい歌声にがすっと心に染み込んでゆくラブソングだ。


そして惜しまれる歓声が鳴り止まぬ中、アコースティックギターから、ラストナンバー『朝が来る前に』のアルベジオがつま弾かれる。息づかいが聞こえるほど繊細に歌いながらも、前に進もうという強い思いが伝わる。静かに演奏を終えると、「ありがとうございました」とステージを後にした。


大きな拍手は秦 基博の姿が見えなくなっても鳴り止まない。そう、まだあの曲を聴かせてもらっていないのだ。明かりが消された会場で、彼を呼び戻す大きなクラップがステージに向けられる。会場がこの日、いちばんの一体感に包まれる中、再び登場した秦 基博。アンコールナンバーは、もちろん彼を代表する1曲『ひまわりの約束』。サビではオーディエンスの大合唱が響くシーンも。


この日、披露したのは全7曲。その唯一無二の歌声に聴き惚れた贅沢な時間は、「J-WAVE LIVE 20th ANNIVERSARY EDITION」の締めくくるにふさわしいものだった。

【セットリスト】
01. キミ、メグル、ボク
02. Rain
03. 仰げば青空
04. スミレ
05. 鱗(うろこ)
06. 朝が来る前に
Enc. ひまわりの約束

■開催概要
イベント名:「J-WAVE LIVE 20th ANNIVERSARY EDITION」
日程:2019年7月13日(土)、14日(日)、15日(月・祝)

■オンエア情報
番組名:『J-WAVE SPECIAL J-WAVE LIVE 20th ANNIVERSARY EDITION』(J-WAVE 81.3FM)
放送日時:2019年8月12日(月・祝)21時〜25時
番組名:『ライブ・プレミアム』『smart』(CS放送フジテレビNEXT)
放送日時:2019年9月19日〜2020年7月31日/6回放送)

【出演】

7月13日 出演:(五十音順)
EXILE TAKAHIRO
さかいゆう
SIRUP
スガ シカオ(Acoustic Set)
BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE
フジファブリック
OPENING ACT:ビッケブランカ

7月14日 出演:(五十音順)
AI
大橋トリオ(スペシャルバンドマスター)
KREVA
JUJU
Little Glee Monster
RYUJI IMAICHI
OPENING ACT:リーガルリリー

7月15日 出演:(五十音順)
あいみょん
SHISHAMO
Nulbarich
秦 基博
平井 堅
OPENING ACT:chelmico

会場:横浜アリーナ
主催:J-WAVE

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