ラッパー・Rude-α「あいみょんやTWICEと同じステージで戦ってみたい」

J-WAVEで放送中の番組『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。6月9日(日)のオンエアでは、沖縄出身のラッパー・Rude-αさんが登場。ラップをはじめたきっかけや、メジャーデビューEPについて話しました。

【この記事の放送回をradikoで聴く(2019年6月15日23時59分まで)】


■知らない人にフリースタイルラップを仕掛けられて…

Rude-αさんは現在22歳。ラップをはじめたきっかけは、16歳のときに公園にいたら知らない人にフリースタイルラップを仕掛けられたことでした。

Rude-α:急に「Yo!」と。俺はやったことなかったんですけど、自分なりに返してみたんです。そしたらそいつが「おまえ才能あるから明日からラッパーな」って。本当に次の日からつるみだして、俺もラッパーになってました。

Rude-αさんは、そんな沖縄のヒップホップシーンについて次のように語りました。

Rude-α:最近は盛り上がってきてると思います。僕がラップをはじめた頃は、まだラップがそんなに世に出ていなかった頃だったので。「ラップをやっている」と言ったら同級生にバカにされたりしてましたけど、最近はラップをやっているだけでモテるみたいな。高校生ラップとかフリースタイルラップのブームが要因にはあると思います。
クリス:ブームって振り子みたいなものだから、Rude-αくんの場合だと上の世代がポッカリ空くわけで。先輩は10歳年上とかだった?
Rude-α:普通に縦社会で生きてきました。僕の街はかなり上下関係も縦社会も強い街でした。


■純粋にラップが好きだから続けられた

Rude-αさんは、17歳のときに「第6回高校生RAP選手権」で準優勝を果たしました。ラップをはじめて翌年のことでした。

Rude-α:才能があるというわけじゃなく、ただ純粋に音楽とかラップが好きだったんだろうと思います。好きじゃなかったら今日まで続けてこれなかったと自分では思っています。努力したかと言われたら、遊びの延長線上で好きだから毎日やっていただけ。同級生がビリヤードとかカラオケをやるなかで、僕らは「ラップはタダだしな」と。遊びでもあり自分たちの心の拠り所でもありました。
クリス:好きなことと言ってもかったるいところもある訳だけど、自分の技を高めるためにそのかったるい部分はなかったの?
Rude-α:かったるいなと思ったのは、先輩にチケット渡されて「これ30枚捌いてこい」とか(笑)。そういうのはかったるかったですけど。ラップ自体は超好きでした。


■ジャンルはヒップホップではなくJ-POP

現在は東京に拠点を移して4年目。「東京はBPMが速い」と語るRude-αさんですが、メジャーデビューEP『22』を5月末にリリースしました。本作でこだわった点について訊きました。

Rude-α:全体的に音楽性がバラバラというか。自分のなかにある昔聴いていたルーツの音楽、たとえばロックとかソウルとかファンクとか、自分のなかにある色んな音楽性を出せたことです。
クリス:すごくバリエーションに富んでいるよね?
Rude-α:昔から僕はヒップホップだけにこだわってないんです。J-POPも普通に好きだったし、本当に自分のなかにあるものを出した感じなんです。だから今回からリリースするジャンルをヒップホップじゃなくてJ-POPにしました。ジャンルに関わらずいろいろなものが入っているのがJ-POPなのかなと。単純にあいみょんさんとかTWICEと同じステージで戦ってみたいと思います。

『22』に収録されている『Young Love』では、Michael Kanekoさんとコラボしています。「マイケルさんはカリフォルニア、僕は沖縄で育ってグルーヴが一緒なんです。『スタジオでは曲が作れないので公園に行きましょう』と公園に行って、マイケルさんがギターを弾いて俺が歌ったりして1時間くらいでできたんです」と制作秘話も明かしました。

Rude-αさんは、『22』のリリースを記念したワンマンライブも決定しています。東京は、7月15日(月・祝)渋谷クラブクアトロで開催されます。「今年はタピオカよりもRude-αが流行る年になる」と宣言したRude-αさん。今後の活躍に注目です!

【この記事の放送回をradikoで聴く(2019年6月15日23時59分まで)】
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【番組情報】
番組名:『SAISON CARD TOKIO HOT 100』
放送日時:日曜 13時-16時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tokiohot100/

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