音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」
浜田真理子、故・遠藤ミチロウを追悼 六本木ヒルズアリーナに響いた心地よい歌声【TOKYO M.A.P.S】

浜田真理子、故・遠藤ミチロウを追悼 六本木ヒルズアリーナに響いた心地よい歌声【TOKYO M.A.P.S】

J-WAVE(81.3FM)と六本木ヒルズが共催主催するフリーライブイベント「J-WAVE & ROPPONGI HILLS PRESENT TOKYO M.A.P.S」を5月5日(日)と6日(月・祝)、六本木ヒルズアリーナにて開催。

J-WAVEと六本木ヒルズは2008年から、音楽、アート、パフォーマンスを様々な表現で発信するイベントに行ってきた。これまで取り組んできた文化発信を、より多くの人が身近に体感・参加できる特別プログラムイベントが「TOKYO M.A.P.S」で、毎年ゴールデンウィークに開催している。年によって異なるプログラム・オーガナイザーを迎えるのが特徴だ。

今年は大橋トリオがオーガナイザーを務め、全9組のアーティストが出演。ここでは、5日の浜田真理子のステージの模様をお届けする。

オーガナイザーの大橋トリオが強くブッキングを望み、出演が実現した浜田真理子。英語・日本語の美しい発音に加え、その歌声は「心地よさしかない」と大橋が称賛をおくる彼女は、島根県在住のシンガーソングライターだ。

「何でもある六本木でこの歌を歌いたくて……」と一曲目に披露したのは、『なにもない Love Song』。ギタリスト・濱口祐自の楽曲を、静かなピアノ伴奏に乗せて語りかけるように歌う。芯のある声に圧倒されたかのように、観客は息をひそめ、ステージ上の浜田をみつめた。

浜田真理子
「(観客の皆さんを)見たらドキドキしそうだから、こっち(ステージ上手)向いて歌います」と続けて披露したのは『カノン』。浜田が尊敬するミュージシャンの故・遠藤ミチロウさんへの追悼パフォーマンスだ。「思いを込めて」と浜田は語った。感情が揺さぶるようなピアノの音色がアリーナを包み込む。このときばかりは、六本木アリーナ周辺の喧騒も静まり返り、まるでときが止まったかのように、『カノン』の美しい調べがアリーナいっぱいに響き渡った。

3曲目は、『天使のはしご』。EXILEのTAKAHIROが単独初主演を務める映画『僕に、会いたかった』(5月10日公開)の主題歌だ。“天使のはしご”とは、雲の切れ目から光が降り注ぐ、美しい光景のことだが、まさにそれを象徴するかのような、やわらかい音色が場内を包む。優しい風がアリーナを吹き抜け、空も一緒に浜田の歌声を楽しんでいるようだった。

浜田真理子
ここでサポートメンバーのMARINOが登場し、昭和歌謡を披露。『ヨコハマ・ホンキー・トンキー・ブルース』『夕陽が泣いている』を、MARINOの痺れるサックスを相方に立て続けに2曲演奏。観客からは大きな拍手が沸き起こった。

浜田真理子
浜田のステージ、ラストを飾ったのは『わたしたちのうた』。ここまでカバー曲が続いていたが、オリジナル曲を素敵な歌声にのせて、満員の観客を魅了した。

浜田真理子
この日のために島根から東京にやってきた浜田。最後のトークで「気持ちよくてずっと歌っていたかった」と感想をこぼしたが、観客も同様に浜田の歌声をずっと聴いていたかったことだろう。

■セットリスト

M1. なにもない Love Song
M2. カノン
M3. 天使のはしご
M4. ヨコハマ・ホンキー・トンキー・ブルース
M5. 夕陽が泣いている
M6. わたしたちのうた


■開催概要

イベント名:「J-WAVE & Roppongi Hills present TOKYO M.A.P.S ohashiTrio EDITION」
日程:2019年5月5日(日)、6日(月・祝)

【出演】

プログラム・オーガナイザー: 大橋トリオ

5月5日 出演: (五十音順)
大橋トリオ
Kitri
長岡亮介
秦 基博
浜田真理子

5月6日 出演:(五十音順)
EGO-WRAPPIN’
大橋トリオ
Ovall
ビッケブランカ
フジファブリック

会場:六本木ヒルズアリーナ
入場料金:無料
主催:J-WAVE、六本木ヒルズ
協賛:ハーレーダビッドソン ジャパン

この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。

  • 新規登録簡単30
  • J-meアカウントでログイン
  • メールアドレスでログイン