J-WAVEで放送中の番組『UR LIFESTYLE COLLEGE』(ナビゲーター:吉岡里帆)。5月26日(日)のオンエアでは、ゲストにシンガーソングライターの折坂悠太さんを迎え、音楽活動についてやプライベートの話などで盛り上がりました。
■『平成』はネガティブな印象だった
平成元年生まれの折坂さん。2018年10月にリリースしたアルバム『平成』は各方面で話題となりました。本人は、どのような反響を感じたのでしょうか。
折坂:やっぱり『平成』って大きいタイトルなので、みんなが自分の中の平成史に合わせて聴いてくれたなという感じがして、嬉しかったですね。
吉岡:私も平成生まれなので、いろいろと思うところもあり、さみしさもあり……という中で「令和」になりました。どんな気持ちですか?
折坂:そうですね、前向きに行けたらいいかなって(笑)。僕は時代ということで言うと、平成にはわりとネガティブな印象が多くて。
吉岡:あら。
折坂:それが原動力でアルバムを作ったというのもあるので、令和は頑張ろうと思って。俺らが(笑)。
吉岡:俺らが(笑)。
■曲作りは夏休みの宿題と同じ感覚
番組では、折坂さんが1stミニアルバム『あけぼの』に収録されている「角部屋」をスタジオライブで披露。吉岡は聴き終わると、「体から毒が抜けて優しい気持ちになる素敵な声」と表現しました。
吉岡:いつも曲はどんなタイミングで生まれるんですか?
折坂:昔はけっこうパッと思い浮かんでメロディも歌詞もできるみたいなことがけっこうあったんですけど、最近はもうとにかく机に向かって出てくるまでやってますね。
吉岡:勤勉な感じですね。精神との戦いみたいになってくるんでしょうか。
折坂:そうですね。嫌になってきます(笑)。
吉岡:(笑)。気晴らしに街中に散歩に出たりとか?
折坂:そうですね。ちょっと歌詞が思いつかない時は、歩きながら考えたり、お風呂入りながら考えたり、何かしながら出てくることもあるんですけど、基本的には机に向かってそれをまとめます。
吉岡:じゃあ夏休みの宿題みたいですね。
折坂:ほんと、そうですね。今は一年中夏休みの宿題をやっているような感覚です。
■絵を描くことが大好きだった子ども時代
折坂さんは、生まれが鳥取県、育ちが千葉県、そして小学1、2年生のときにはロシアに、中学1、2年生のときにはイランに行っていたそうです。子どものころのお話を訊くと、当時の体験や好きだったことが今につながっていることがわかります。
吉岡:ロシアやイランに行かれていた時期に、音楽的に何か影響を受けたようなことはありますか?
折坂:ロシアは小学校でロシア語の歌とか習うんですよ。
吉岡:難しくありません!?
折坂:難しいんですけど、子どもだからすっと入ってきて。意味はわかっていなかったんですけど、発音をそのまま丸暗記して歌ったり。知らず知らずのうちに自分の原体験みたいなものにはなっているのかなと。
吉岡:なるほど。少年だった時期、どんなお子さんでしたか?
折坂:絵を描くのがとにかく好きで、高校生ぐらいで音楽を始めるまではずっと絵描きになりたいなと思っていて。漫画の絵を真似して描いたりとか、空想の世界、一人遊びが好きでした。そのかわり、球技とか団体でするスポーツはほんとダメで(笑)。いまだにそうなんですけど。ボールを投げるといまだに笑われるんですよ。
吉岡:かわいいですね(笑)。
折坂:ひとりで空想して遊ぶのが好きだったので、それを絵に描き起こしたりなどはよくしていましたね。
吉岡:作詞もされているので、言葉選びや世界観の作り方などもオリジナリティがあるなと思うんですけど、物を書くようになって、言葉にもすごく興味を持たれるというのがありますか?
折坂:そうですね。歌の作り方も、詩の書き方も、たぶん絵を描くのに近い感じでやってるかなと思います。
吉岡:どういうことですか?
折坂:たとえば絵も1本の線だけでは何かわからないけれど、いろんな線を足していくことによってどんどん何か形を作っていく。言葉もそういう部分があるなと思って。ワンセンテンスで言えることってそんなになくて、言葉の組み合わせや先人たちが今まで歌ってきた歌の引用など、そういうものを組み合わせることによって、よりいろんな意味を持っていくかなという気がしていて。歌も絵もちょっと象徴的なものをポンと配置することによって、いろんな意味の広がりを見せるということがあると思うんですけど、歌詞もけっこうそうかな。
■思い出の地は京都! 大好きなライブハウスは?
折坂さんに思い出の場所を訊くと、吉岡の地元でもある「京都」を挙げました。
折坂:音楽活動を始めて、初めて遠くにライブをしに行ったのが京都で。木屋町通りにある「UrBANGUILD」というライブハウスなんですけど……ご存じですか?
吉岡:わかります!
折坂:そこに最初に行ったときに、そのハコが本当に素敵すぎて、ここでライブやってちゃんとサマになる人間になりたいと思って。それからはけっこう足繁く京都に行くたびに通っていて。この前の滞在のときもだいたいそこにいたかなっていう感じですね。
このほかにも普段の買物の話や自宅の間取りについて、大事にしているぬいぐるみのことなど、折坂さんのプライベートにまつわる興味深いトークが続きました。折坂さんは6月5日に7インチレコード『抱擁』がリリース予定とのこと。今後のさらなる活躍に注目が集まります。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『UR LIFESTYLE COLLEGE』
放送日時: 毎週日曜 18時-18時54分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/lscollege/
■『平成』はネガティブな印象だった
平成元年生まれの折坂さん。2018年10月にリリースしたアルバム『平成』は各方面で話題となりました。本人は、どのような反響を感じたのでしょうか。
折坂:やっぱり『平成』って大きいタイトルなので、みんなが自分の中の平成史に合わせて聴いてくれたなという感じがして、嬉しかったですね。
吉岡:私も平成生まれなので、いろいろと思うところもあり、さみしさもあり……という中で「令和」になりました。どんな気持ちですか?
折坂:そうですね、前向きに行けたらいいかなって(笑)。僕は時代ということで言うと、平成にはわりとネガティブな印象が多くて。
吉岡:あら。
折坂:それが原動力でアルバムを作ったというのもあるので、令和は頑張ろうと思って。俺らが(笑)。
吉岡:俺らが(笑)。
■曲作りは夏休みの宿題と同じ感覚
番組では、折坂さんが1stミニアルバム『あけぼの』に収録されている「角部屋」をスタジオライブで披露。吉岡は聴き終わると、「体から毒が抜けて優しい気持ちになる素敵な声」と表現しました。
吉岡:いつも曲はどんなタイミングで生まれるんですか?
折坂:昔はけっこうパッと思い浮かんでメロディも歌詞もできるみたいなことがけっこうあったんですけど、最近はもうとにかく机に向かって出てくるまでやってますね。
吉岡:勤勉な感じですね。精神との戦いみたいになってくるんでしょうか。
折坂:そうですね。嫌になってきます(笑)。
吉岡:(笑)。気晴らしに街中に散歩に出たりとか?
折坂:そうですね。ちょっと歌詞が思いつかない時は、歩きながら考えたり、お風呂入りながら考えたり、何かしながら出てくることもあるんですけど、基本的には机に向かってそれをまとめます。
吉岡:じゃあ夏休みの宿題みたいですね。
折坂:ほんと、そうですね。今は一年中夏休みの宿題をやっているような感覚です。
■絵を描くことが大好きだった子ども時代
折坂さんは、生まれが鳥取県、育ちが千葉県、そして小学1、2年生のときにはロシアに、中学1、2年生のときにはイランに行っていたそうです。子どものころのお話を訊くと、当時の体験や好きだったことが今につながっていることがわかります。
吉岡:ロシアやイランに行かれていた時期に、音楽的に何か影響を受けたようなことはありますか?
折坂:ロシアは小学校でロシア語の歌とか習うんですよ。
吉岡:難しくありません!?
折坂:難しいんですけど、子どもだからすっと入ってきて。意味はわかっていなかったんですけど、発音をそのまま丸暗記して歌ったり。知らず知らずのうちに自分の原体験みたいなものにはなっているのかなと。
吉岡:なるほど。少年だった時期、どんなお子さんでしたか?
折坂:絵を描くのがとにかく好きで、高校生ぐらいで音楽を始めるまではずっと絵描きになりたいなと思っていて。漫画の絵を真似して描いたりとか、空想の世界、一人遊びが好きでした。そのかわり、球技とか団体でするスポーツはほんとダメで(笑)。いまだにそうなんですけど。ボールを投げるといまだに笑われるんですよ。
吉岡:かわいいですね(笑)。
折坂:ひとりで空想して遊ぶのが好きだったので、それを絵に描き起こしたりなどはよくしていましたね。
吉岡:作詞もされているので、言葉選びや世界観の作り方などもオリジナリティがあるなと思うんですけど、物を書くようになって、言葉にもすごく興味を持たれるというのがありますか?
折坂:そうですね。歌の作り方も、詩の書き方も、たぶん絵を描くのに近い感じでやってるかなと思います。
吉岡:どういうことですか?
折坂:たとえば絵も1本の線だけでは何かわからないけれど、いろんな線を足していくことによってどんどん何か形を作っていく。言葉もそういう部分があるなと思って。ワンセンテンスで言えることってそんなになくて、言葉の組み合わせや先人たちが今まで歌ってきた歌の引用など、そういうものを組み合わせることによって、よりいろんな意味を持っていくかなという気がしていて。歌も絵もちょっと象徴的なものをポンと配置することによって、いろんな意味の広がりを見せるということがあると思うんですけど、歌詞もけっこうそうかな。
■思い出の地は京都! 大好きなライブハウスは?
折坂さんに思い出の場所を訊くと、吉岡の地元でもある「京都」を挙げました。
折坂:音楽活動を始めて、初めて遠くにライブをしに行ったのが京都で。木屋町通りにある「UrBANGUILD」というライブハウスなんですけど……ご存じですか?
吉岡:わかります!
折坂:そこに最初に行ったときに、そのハコが本当に素敵すぎて、ここでライブやってちゃんとサマになる人間になりたいと思って。それからはけっこう足繁く京都に行くたびに通っていて。この前の滞在のときもだいたいそこにいたかなっていう感じですね。
このほかにも普段の買物の話や自宅の間取りについて、大事にしているぬいぐるみのことなど、折坂さんのプライベートにまつわる興味深いトークが続きました。折坂さんは6月5日に7インチレコード『抱擁』がリリース予定とのこと。今後のさらなる活躍に注目が集まります。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『UR LIFESTYLE COLLEGE』
放送日時: 毎週日曜 18時-18時54分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/lscollege/