音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」
ファーストアルバムにして最高傑作! miletが語る、英バンド ・Kula Shakerの魅力

ファーストアルバムにして最高傑作! miletが語る、英バンド ・Kula Shakerの魅力

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』。5月23日(木)の「SONAR'S ROOM」のコーナーでは、miletが「この世で一番好きなバンド」というイギリスのバンド・ Kula Shakerの魅力を語りました。


■恋に落ちたバンド

まずは、Kula Shakerのファーストアルバム『K』と収録曲『Hey Dude』を紹介します。

milet:『K』は最高傑作で、アルバムのお手本のようなもの。私が初めてKula Shakerを知ったのは、お兄ちゃんから譲り受けたiPodに入っていたのがきっかけでした。YouTubeで調べているうちに、「グラストンベリー・フェスティバル」の映像で『Hey Dude』を演奏しているのを観て、心にバチンときました。初めて一瞬で引きまれて恋に落ちたバンドです。

Kula Shakerのサウンドは、サイケデリックでありながらインド音楽にインスパイアされているのが特徴です。

milet:インドのサウンドが最高にかっこいい曲が『Govinda』です。シタールやタブラだったり、インドの楽器を用いた曲がすごく多いです。なぜ、そんなにインドにこだわるのかというと、ヴォーカルのクリスピアン・ミルズが仏教徒だったり、実際にインドに行ってたりすることが理由だそうです。「Govinda」はインドの神・クリシュナの別名です。どこまでいってもインドが好きみたいです。「インドに行ったら人生観が変わる」っていうけど、私は日本にいても人生が何度も変わりました。そんな私がインドに行ったらどうなるんだろう……私じゃなくなるのかな。

Kula Shakerは2ndアルバム『Peasants, Pigs and Astronauts』リリース後に、一度解散します。

milet:解散していたときに、私は彼らの曲を聴いたり、インタビューを読みあさっていました。そして2006年に復活。2007年には『Strangefolk』というアルバムが出たけど、そのときはあまりビビビとこなかったんです。その後、2010年にリリースされた『Pilgrim's Progress』の収録曲『Peter Pan R.I.P.』を聴いて「Kula Shaker復活!」と胸が熱くなりました。クリスピアン・ミルズの声も変わらないし、最初のアルバム『K』に比べると少し大人になって落ち着いたけれど、洗練されたセンスだったり、彼の特徴的なギターリフの使い方は健在。Kula Shakerと同じ時代を生きている感動を味わったのを覚えています。


■「本当の意味で復活」

2016年にはアルバム『K2.0』が発売されました。miletは、「ここで本当の意味で復活した」と思ったそう。

milet:アルバムのタイトルは、ファーストアルバム『K』で最初にして最高のバンドに上り詰めた Kula Shakerというバンドを更新しないといけない、という意味で名付けられたそうです。私は『K2.0』がすごく好き。彼らが出てきたときのフレッシュさも健在で、収録曲『Death of Democracy』でパワーアップしたのを感じました。

ちなみに『K2.0』リリースツアーは日本でも行われました。

milet:行かないわけにはいかないし、「生きててよかった!」って思いました。ツアーは『K』再現ライブで、『K2.0』の曲も盛り込まれていて、今までいろいろたまっていたKula Shakerロスの時間を全て取り戻せたツアーでした。なんといっても、イギリスのロック黄金期的なザ・ビートルズっぽさもありながら、ディープ・パープルみたいなゴツゴツした男らしさもあるのが彼らの特徴です。クリスピアン・ミルズは、もともとボーカルよりはギタリストになりたかったそうで、とにかくギターがすごいです。魅力的なギターリフで、厚みのある音を出していて感動します。

miletにとって「原点であり、いつも振り返るポイントでもあり、元気がないときも元気があるときも聴きます」というKula Shaker。みなさんもぜひ聴いてみてください。

【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時ー24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。

  • 新規登録簡単30
  • J-meアカウントでログイン
  • メールアドレスでログイン