J-WAVEの新番組『CHINTAI COLORS OF WONDER』(ナビゲーター:堀口ミイナ)。カラフルな東京の今をキャッチするこの番組。5月19日(日)のオンエアでは、「タイムシフト、してみる?」をテーマにお届けしました。
■気軽に飲食店を始めることができる
最近、夕方から営業を始めるパン屋や、夜間や早朝に時間を指定して荷物を受け取ることができる配送サービスなど、既存の時間の概念にとらわれないサービスが増加しています。
今回堀口は、既存の飲食店の空き時間を利用して、スペースを間借りして自分のお店を開くことができる「軒先レストラン」というサービスを取材しました。サービスを運営する軒先株式会社の代表取締役・西浦明子さんにお話を伺いました。
西浦:飲食店の使われていない時間帯や定休日の空いている時間を使って、一時的にレストランを開業してみたいという方と店舗を貸してくださる方をマッチングするサービスを展開しています。
堀口:どんなお店同士のマッチングが多いんですか?
西浦:夜からしか営業していないバーや居酒屋さんなどは、朝から昼間の間ずっと空いてます。その時間を使ってランチを営業してみたいという方に、ご利用していただいているケースが非常に多いです。
堀口:ランチのニーズは多そうですね。
このマッチングを行うことで、貸す側だけでなく借りる側にも大きな利点があるようです。
西浦:例えば自分で「いつかカフェを開いてみたい」「ラーメン屋を開いてみたい」と思っていた方が、1カ月からだけでも始めることができます。
堀口:そうなると出店する人は最初のお金が相当浮きますね。
西浦:そうです。飲食店は、イニシャルコスト(初期費用)がかかる業種です。いざオープンすると、アルバイトなどの人材を確保するというところで経営を持続するのも難しい。残念ながら数ある業種の中で、飲食店は廃業率が高いサービスなんです。一方で「飲食店を開きたい」と思っている方はすごく多いので、「いつか……」と思っていた夢を明日からでも始めてもらえるようなサービスにしたいなと思っています。
■営業したい時間を柔軟に選ぶことができる
「軒先レストラン」には現在、首都圏を中心に約210店舗が登録されています。「昼と夜どちらも営業したいけどできない」などの理由で、使っていない時間を登録する飲食店が多いそうです。このサービスが広がっている背景にはどんな理由があるのでしょうか。
西浦:例えば、夜しかやっていないバーですと、昼間の時間帯が試せます。逆に昼間しかやっていないカフェですと、夜の時間帯が空いているので、夜の時間にバーを開くことができます。最近インバウンドの方が多いので「ナイトタイムエコノミー」というのがありますが、外国人観光客のために深夜のバーをやってみたいという方もいらっしゃいます。もしくは、早朝に会社員やサラリーマンの方に向けて朝食を販売されるようなことも可能です。
借りる側としては、自分が試してみたい営業時間を柔軟に選べるのがポイント。西浦さんによると、働き方改革の影響などで「パラレルキャリアを持とう」と考える人が増えていることも背景にあるそうです。
西浦:そういう方々の夢を叶えるためのインフラも、同時に求められているのかなと。飲食店も「清水の舞台から飛び降りて会社員を辞めて借金を抱えて始める!」ということではなく、週末だけ始めてみるとか、学生さんが夏休みの間だけ始めてみるとか……人生の働き方の選択肢を広げるという意味で、こういうサービスが求められているのではないかと思います。
堀口は西浦さんのお話を聞いて、「タイムシフトがナイトタイムエコノミーやインバウンドにも繋がるんですね!」と感心していました。番組後半では、実際にこのサービスを利用する方のお話も伺いました。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『CHINTAI COLORS OF WONDER』
放送日時:日曜 12時-12時54時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/colorswonder/
■気軽に飲食店を始めることができる
最近、夕方から営業を始めるパン屋や、夜間や早朝に時間を指定して荷物を受け取ることができる配送サービスなど、既存の時間の概念にとらわれないサービスが増加しています。
今回堀口は、既存の飲食店の空き時間を利用して、スペースを間借りして自分のお店を開くことができる「軒先レストラン」というサービスを取材しました。サービスを運営する軒先株式会社の代表取締役・西浦明子さんにお話を伺いました。
西浦:飲食店の使われていない時間帯や定休日の空いている時間を使って、一時的にレストランを開業してみたいという方と店舗を貸してくださる方をマッチングするサービスを展開しています。
堀口:どんなお店同士のマッチングが多いんですか?
西浦:夜からしか営業していないバーや居酒屋さんなどは、朝から昼間の間ずっと空いてます。その時間を使ってランチを営業してみたいという方に、ご利用していただいているケースが非常に多いです。
堀口:ランチのニーズは多そうですね。
このマッチングを行うことで、貸す側だけでなく借りる側にも大きな利点があるようです。
西浦:例えば自分で「いつかカフェを開いてみたい」「ラーメン屋を開いてみたい」と思っていた方が、1カ月からだけでも始めることができます。
堀口:そうなると出店する人は最初のお金が相当浮きますね。
西浦:そうです。飲食店は、イニシャルコスト(初期費用)がかかる業種です。いざオープンすると、アルバイトなどの人材を確保するというところで経営を持続するのも難しい。残念ながら数ある業種の中で、飲食店は廃業率が高いサービスなんです。一方で「飲食店を開きたい」と思っている方はすごく多いので、「いつか……」と思っていた夢を明日からでも始めてもらえるようなサービスにしたいなと思っています。
■営業したい時間を柔軟に選ぶことができる
「軒先レストラン」には現在、首都圏を中心に約210店舗が登録されています。「昼と夜どちらも営業したいけどできない」などの理由で、使っていない時間を登録する飲食店が多いそうです。このサービスが広がっている背景にはどんな理由があるのでしょうか。
西浦:例えば、夜しかやっていないバーですと、昼間の時間帯が試せます。逆に昼間しかやっていないカフェですと、夜の時間帯が空いているので、夜の時間にバーを開くことができます。最近インバウンドの方が多いので「ナイトタイムエコノミー」というのがありますが、外国人観光客のために深夜のバーをやってみたいという方もいらっしゃいます。もしくは、早朝に会社員やサラリーマンの方に向けて朝食を販売されるようなことも可能です。
借りる側としては、自分が試してみたい営業時間を柔軟に選べるのがポイント。西浦さんによると、働き方改革の影響などで「パラレルキャリアを持とう」と考える人が増えていることも背景にあるそうです。
西浦:そういう方々の夢を叶えるためのインフラも、同時に求められているのかなと。飲食店も「清水の舞台から飛び降りて会社員を辞めて借金を抱えて始める!」ということではなく、週末だけ始めてみるとか、学生さんが夏休みの間だけ始めてみるとか……人生の働き方の選択肢を広げるという意味で、こういうサービスが求められているのではないかと思います。
堀口は西浦さんのお話を聞いて、「タイムシフトがナイトタイムエコノミーやインバウンドにも繋がるんですね!」と感心していました。番組後半では、実際にこのサービスを利用する方のお話も伺いました。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『CHINTAI COLORS OF WONDER』
放送日時:日曜 12時-12時54時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/colorswonder/