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さだまさし、『北の国から』テーマ曲は10分で完成させた!?

さだまさし、『北の国から』テーマ曲は10分で完成させた!?

J-WAVEで放送中の番組『MY ANNIVERSARY SONG』(ナビゲーター:ピストン西沢)。5月17日(金)のオンエアでは、フォークミュージック界のレジェンド・さだまさしさんを特集。さださんのインタビューを交えながら、名曲の制作エピソードや芸能生活45年について訊きました。


■さだまさしはプログレ・ロック!?

さださんは、1973年に吉田正美(現・吉田政美)さんとのフォークデュオ・グレープでデビューし、1974年リリースの『精霊流し』が大ヒットしました。もともとは、吉田さんがジャズ、さださんがロックをやりたかったそうですが、当時はフォークソングが流行しており、歌作りのジャンルといえばフォークしかなかったのだそう。

さだ:畑がフォークしかなかったので、じゃあフォーク畑らしい曲をと思って、『精霊流し』を作ったんです。そしたら、そこの畑を代表するような作物に育っちゃって、今度は「その畑から出るな」って言われるわけですよ。「おまえはこの畑の人間だからここを出るな」と。
西沢:「アルペジオ以外は弾かないで」みたいな?
さだ:そうそう。「スリーフィンガーだろ」って。しょうがないから、ちょっとずつみんなが気づかないうちに畑を広げました。よくわからない領域まで広げて、「あの畑は何がとれるかわからないな」ってところまで辿り着くのに45年!

さださん自身のマインドは、プログレッシヴ・ロック。それに気づいていたのが、THE ALFEEの高見沢俊彦さんで、初対面のときに「さださんってプログレですよね?」と言われたのだとか。さださんも「わかるヤツがいるんだな」と驚いたと明かしました。

さだ:マインドはプログレだけど、「生活」っていうのを捨てたくないので、「生活感」になると、やっぱり悲しみ。悲しみだけは共感できるんだよね、みんな。喜びは別物だけど。「悲しい」って思いはみんな一緒じゃないですか。だから「悲しみ」を基準に話すとわかりやすいですよね。

さださんは昨年、アルバム『Reborn ~生まれたてのさだまさし~』をリリース。番組では、収録曲の中から、さださんが「こんな曲もできるんですよ」と話した、ナオト・インティライミさんとのコラボ曲『パスワード シンドローム』をオンエア


■さだまさしの伝説エピソード! コンサート開催本数は日本一

45年間、第一線で活躍し続けるさださんには伝説的なエピソードがたくさんあります。

西沢:まずは、現在も2日に1回のペースでコンサートをしています。これまで累計4300回以上。開催本数は日本一!

しかし、これにはある理由がありました。実は、1981年公開のドキュメンタリー映画『長江』にて初監督を務めたさださんは、個人で28億円も使ってしまい赤字となったため、返済のためにハイペースでコンサートを行っていたのです。ちなみに、利子を含めると返済額は約35億円です。


■『北の国から』テーマ曲は…

オンエアでは、ドラマ『北の国から』のテーマ曲『北の国から〜遥かなる大地より〜』に関するエピソードも。さださんは、『北の国から』の原作・脚本を手がける倉本 聰さんから「ギターを持って家に来い」と呼ばれ、BGMのない『北の国から』を観て「絶対にヒットしますよ!」と感想を述べました。すると、「おまえが今から曲を書け」と言われ、わずか10分で完成させたのが『北の国から〜遥かなる大地より〜』でした。

さださんは、5月15日にセルフカバーアルバム『新自分風土記Ⅰ~望郷篇~』と『新自分風土記Ⅱ~まほろば篇~』2枚をリリース。世代を超えて受け継がれる名曲が満載です。ぜひチェックしてください!

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【番組情報】
番組名:『MY ANNIVERSARY SONG』
放送日時:毎週金曜 23時30分-24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/anniversarysong/

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