J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。2月21日(木)のオンエアは、いきものがかりの水野良樹とのコンビでお届けしました。
注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は、2月に通算9枚目となるアルバム『Eye of the Storm』をリリースしたONE OK ROCKを特集しています。
1、2日目のオンエアでは、通算6枚目のアルバム『人生×僕=(ジンセイカケテボクハ)』をリリースしたあと、ヨーロッパ、アジア、アメリカでの公演を経て、より海外での活動を視野に入れるようになったところまでを紹介。3日目は、アメリカでの活動で学んだことをTakaさんが語りました。最終回となる4日目はその続きから。
【1回目】ONE OK ROCK、Takaが振り返る! バンドの転機とは?
【2回目】ONE OK ROCK・Taka、初のアメリカツアーは「悔しさも感じながら」
【3回目】ONE OK ROCK・Takaが語る、「日本のロックバンド」だから作れたサウンドとは
■ワンオクは「常に動いていないと死んでしまうバンド」
世界同時リリースとなったアルバム『Eye of the Storm』。現在のONE OK ROCKについて、水野と藤田は以下のように分析します。
水野:バンドであるけれど、どんどん広げていますよね。バンドをオープンにして、そこに流入してくるものも全部入れて、さらにどう戦うか、みたいな。すごく挑戦しているイメージがあります。
藤田:その挑戦が、密かにではなく、みんなにわかるように「どうだ」と。それがよくわかる新作になっていますね。
Takaさんは、本作のテーマを、このように語ります。
Taka:ONE OK ROCKというのは、常に動いてないと死んでしまうというバンドなんですね。日本や海外での活動、レコーディングの活動然り、常にしっかりと自分たちがフレキシブルに動いて、そのなかで生まれるものをみなさんにお届けしていくという、アグレッシブなスタイルを持ったバンドです。アグレッシブという部分でいうと、このアルバムは真逆のコンセプト、テーマを掲げて作ったアルバムです。
なぜ、このタイミングで“アグレッシブとは真逆なサウンド”をテーマに掲げたのでしょうか。
Taka:バンドとしては、こういった作品を作るときは、間違いなく勇気がいる。全く違うジャンルでもあるので、今までONE OK ROCKを聴いてくれた方に対して、「どういった形で届けていけばいいか」というのが、すごく難しいところなんです。ONE OK ROCKも13年を迎えて、人間で言うと“20歳を迎えた”ような気持ちで活動しています。いろいろなことを吸収して好きなように排出してきたバンドが、いよいよ20歳を迎えて、ここから社会人としてどうやって生きていくか。“学生ノリ”でやってきたこととは違う感覚というのでしょうか。アメリカに出てアメリカで活動していくことの難しさ、アメリカでファンベースを広げていくことの難しさを、しっかりと肌で感じたONE OK ROCKが、このタイミングで20歳を迎えて、ファンベースをさらに広げる。ONE OK ROCKとしての活動を、もっといろいろな人に知ってもらうことがテーマです。それが、今後のONE OK ROCKにとっても、大事なものになっていくんです。ここからの『Eye of the Storm』というアルバムになっているんじゃないかと思います。
ONE OK ROCKのこれまでの経験を、ロックバンドとしてではなく、“音楽人”として表現した作品だそうです。
Taka:『Eye of the Storm』を作る前のアルバム『Ambitions』で世界を周り、その間に結婚するメンバーがいたり、大人になるタイミングがたくさんあった2年間を凝縮して、これからの第2章をみなさんに理解していただけるようなアルバムになるんじゃないかなと思います。
最後に、『Eye of the Storm』から『Head High』をオンエア。この曲は、ジャスティン・ビーバーや、宇多田ヒカルさんとスクリレックスのコラボ曲を手掛けたプー・ベアが、プロデュースした曲です。Takaさんは「非常にレコーディングがユニークで、シンガーとしても成長を遂げることができた、そんな1日がこの1曲に入っています」と、語りました。
■ONE OK ROCKといきものがかり
現在、北米ツアー中のONE OK ROCKに、水野は「すげえ遠くまで行ったなあ」とポツリ。十数年前、ONE OK ROCKといきものがかりは一緒にツアーをまわったことがあります。
水野:お互いに、そんなにファンがいない頃。でもワンオクのみなさんは、どんどん遠くへ挑戦しているバンドで、すごいなと思います。
Takaさんから「ツアーのことを覚えています」とコメントが寄せられると、水野は嬉しそうに以下のように振り返りました。
水野:嬉しいな、覚えててくれて。シドとワンオクといきものがかりと、あと何組かで周るツアーでした。シドが先に人気があってファンが多くて、ワンオクもいきものもアウェイだったんですよね。そんななかで「頑張ろうぜ」って感じがありました。全然タイプが違うのは、お互いわかっているんだけど、何か感じるものがあったから、お互い記憶に残っているのかもしれないですね。
エド・シーランのアジアツアー全10公演のサポートアクトも決定しているONE OK ROCK。彼らがどんなライブを見せてくれるのか、期待が膨らみます。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時―24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/
注目の新譜・いま注目すべき名盤・話題の来日アーティストなど、週替わりで1組のアーティストを4日間かけて掘り下げていくコーナー「FEATURE TOPICS」。この週は、2月に通算9枚目となるアルバム『Eye of the Storm』をリリースしたONE OK ROCKを特集しています。
1、2日目のオンエアでは、通算6枚目のアルバム『人生×僕=(ジンセイカケテボクハ)』をリリースしたあと、ヨーロッパ、アジア、アメリカでの公演を経て、より海外での活動を視野に入れるようになったところまでを紹介。3日目は、アメリカでの活動で学んだことをTakaさんが語りました。最終回となる4日目はその続きから。
【1回目】ONE OK ROCK、Takaが振り返る! バンドの転機とは?
【2回目】ONE OK ROCK・Taka、初のアメリカツアーは「悔しさも感じながら」
【3回目】ONE OK ROCK・Takaが語る、「日本のロックバンド」だから作れたサウンドとは
■ワンオクは「常に動いていないと死んでしまうバンド」
世界同時リリースとなったアルバム『Eye of the Storm』。現在のONE OK ROCKについて、水野と藤田は以下のように分析します。
水野:バンドであるけれど、どんどん広げていますよね。バンドをオープンにして、そこに流入してくるものも全部入れて、さらにどう戦うか、みたいな。すごく挑戦しているイメージがあります。
藤田:その挑戦が、密かにではなく、みんなにわかるように「どうだ」と。それがよくわかる新作になっていますね。
Takaさんは、本作のテーマを、このように語ります。
Taka:ONE OK ROCKというのは、常に動いてないと死んでしまうというバンドなんですね。日本や海外での活動、レコーディングの活動然り、常にしっかりと自分たちがフレキシブルに動いて、そのなかで生まれるものをみなさんにお届けしていくという、アグレッシブなスタイルを持ったバンドです。アグレッシブという部分でいうと、このアルバムは真逆のコンセプト、テーマを掲げて作ったアルバムです。
なぜ、このタイミングで“アグレッシブとは真逆なサウンド”をテーマに掲げたのでしょうか。
Taka:バンドとしては、こういった作品を作るときは、間違いなく勇気がいる。全く違うジャンルでもあるので、今までONE OK ROCKを聴いてくれた方に対して、「どういった形で届けていけばいいか」というのが、すごく難しいところなんです。ONE OK ROCKも13年を迎えて、人間で言うと“20歳を迎えた”ような気持ちで活動しています。いろいろなことを吸収して好きなように排出してきたバンドが、いよいよ20歳を迎えて、ここから社会人としてどうやって生きていくか。“学生ノリ”でやってきたこととは違う感覚というのでしょうか。アメリカに出てアメリカで活動していくことの難しさ、アメリカでファンベースを広げていくことの難しさを、しっかりと肌で感じたONE OK ROCKが、このタイミングで20歳を迎えて、ファンベースをさらに広げる。ONE OK ROCKとしての活動を、もっといろいろな人に知ってもらうことがテーマです。それが、今後のONE OK ROCKにとっても、大事なものになっていくんです。ここからの『Eye of the Storm』というアルバムになっているんじゃないかと思います。
ONE OK ROCKのこれまでの経験を、ロックバンドとしてではなく、“音楽人”として表現した作品だそうです。
Taka:『Eye of the Storm』を作る前のアルバム『Ambitions』で世界を周り、その間に結婚するメンバーがいたり、大人になるタイミングがたくさんあった2年間を凝縮して、これからの第2章をみなさんに理解していただけるようなアルバムになるんじゃないかなと思います。
最後に、『Eye of the Storm』から『Head High』をオンエア。この曲は、ジャスティン・ビーバーや、宇多田ヒカルさんとスクリレックスのコラボ曲を手掛けたプー・ベアが、プロデュースした曲です。Takaさんは「非常にレコーディングがユニークで、シンガーとしても成長を遂げることができた、そんな1日がこの1曲に入っています」と、語りました。
■ONE OK ROCKといきものがかり
現在、北米ツアー中のONE OK ROCKに、水野は「すげえ遠くまで行ったなあ」とポツリ。十数年前、ONE OK ROCKといきものがかりは一緒にツアーをまわったことがあります。
水野:お互いに、そんなにファンがいない頃。でもワンオクのみなさんは、どんどん遠くへ挑戦しているバンドで、すごいなと思います。
Takaさんから「ツアーのことを覚えています」とコメントが寄せられると、水野は嬉しそうに以下のように振り返りました。
水野:嬉しいな、覚えててくれて。シドとワンオクといきものがかりと、あと何組かで周るツアーでした。シドが先に人気があってファンが多くて、ワンオクもいきものもアウェイだったんですよね。そんななかで「頑張ろうぜ」って感じがありました。全然タイプが違うのは、お互いわかっているんだけど、何か感じるものがあったから、お互い記憶に残っているのかもしれないですね。
エド・シーランのアジアツアー全10公演のサポートアクトも決定しているONE OK ROCK。彼らがどんなライブを見せてくれるのか、期待が膨らみます。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時―24時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/