ビジネスでLINEを使うとき、相手をイラッとさせないための注意点は

J-WAVEで放送中の番組『GOLD RUSH』(ナビゲーター:渡部 建)のワンコーナー「CURIOUSCOPE」。2月1日(金)のオンエアでは、ビジネスシーンにおける連絡手段について、ライフスタイリストの北條久美子さんにお話を訊きました。北條さんはSNSなどの最新事情を含めたビジネスマナーに詳しく、著書『ビジネスマナーの解剖図鑑』(エクスナレッジ)も刊行しました。


■ビジネスシーンでLINEを使うときの注意点

現在、連絡を取る手段は電話、メール、LINE、ショートメール、SNSのダイレクトメッセージなど、さまざまです。LINEはあくまでプライベートなもの……という状況が変化し、メールのように使われることも増えました。どんな点に気をつけて利用すべきなのでしょうか。

北條:メールも一緒ですが、24時間受け取れます。画面に通知が出て、それによって受け手が一気に仕事モードに……ということもあるので、送る時間には気をつけましょう。
渡部:常識的な時間に送るようにしたほうがいいということですね。

LINEはメールよりもスピーディーにやりとりできるのが利点ですが、既読になったからと言ってすぐに返信がくるとは思わないようにしましょう。

北條:不意にLINEを開いた瞬間に、読んでいないのに既読がついてしまうケースがあります。既読がついたらわかってくれている、と思うのは間違いです。相手の状況を考えて待つのが大事だと思います。
渡部:既読すると「返さなきゃ」って思ってしまいますしね。
北條:強迫観念みたいなものがありますよね。
渡部:じゃあ、既読になって返事がなくても、慌てたり怒ったりしないほうがいいってことですね。

グループを利用する場合は、「ノート」機能を活用するといいでしょう。

北條:メリットは一斉に送れることですが、コミュニケーションが活性化すると、気づかないうちに50件とか、溜まってしまうことがあります。そうすると、一番大事な情報が、遡らないとわからなかったりするので、重要事項をノートに貼り付けるなど、工夫をするといいと思います。


■ありがちな失敗例は?

LINEに限らず、ビジネスシーンでの連絡で“ありがちな失敗”は、どういったものがあるのでしょうか。

北條:「添付の資料をご覧ください」と言っておきながら、資料を添付し忘れる……などは、やってしまいがちですね。メッセンジャーなどで気楽にやりとりをしていると、敬称をつけ忘れて、相手を呼び捨てにしてしまうこともあります。
渡部:なるほど。できる人はうまく使い分けてるんですね。
北條:そうですね。今の時代でも、電話は大事なツールです。たとえば、相手の感情を知りたいときや、文章ではどうしてもニュアンスが伝わらないときに電話のほうが早いというケースもあります。それも、電話好きな方とそうでない方がいると思うので、そこを読み取るのが大事だと思います。

さらに、相手をイラっとさせてしまう行動も教えてくれました。

北條:電話ですと、鳴らし続ける人がときどきいます。
渡部:出れないから「察してよ!」みたいな。
北條:「5回くらいで察してよ!」という。また、改行がないメールは疲れさせてしまいます。それから、「いつまでに◯◯をしてほしい」という具体的な期日が書いていないものは、相手が困惑してしまいます。
渡部:端的に明確に、ということですね。

北條さんの新刊『仕事が楽しくなる 働き方のセブンマナー』(講談社)が3月1日(金)に発売されます。こちらもチェックしてみてください!

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【番組情報】
番組名:『GOLD RUSH』
放送日時:毎週金曜 16時30分-20時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/goldrush/

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