MAN WITH A MISSION、海外ファンに音楽を届ける上で気をつけていること

2月11日(月・祝)にオンエアされた特番『J-WAVE 30th ANNIVERSARY SPECIAL UPDATE YOUR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。「あなたの音楽ファイルをアップデートする9時間」と題して、ゲストが自身の音楽について熱く語ります。

ゲストのひとりとして、MAN WITH A MISSION からJean-Ken Johnny(ジャンケン・ジョニー)さんが登場。海外ライブツアーでのことなどを語りました。


■ヨーロッパツアーに行くたびファンが増加している

頭はオオカミ、体は人間という5人からなるバンド・MAN WITH A MISSION。2011年にメジャーシーンに登場して以来、全国のライブハウスや大型フェスに出演し、唯一無二のロックでファンを熱狂させ続けています。

2019年に入り、この2カ月は制作活動がメインでしたが、2月27日(水)からはヨーロッパツアー「Chasing the Horizon European Tour 2019」をスタートさせます。2月はイギリス・マンチェスターとロンドン、3月はフランス・パリ、ロシア・モスクワとサンクトペテルブルクを周ります。

藤田:ヨーロッパツアーって、どんな雰囲気で周るのでしょう。バス移動になるんですか?
Johnny:バス移動ですよ。メンバーとスタッフで、16人乗りの3段ベッドがいっぱいあるバスに、仲よく乗ってます(笑)。
藤田:それで街から街へ、という感じなんですね。

Johnnyは、「行くたびにファンの数が増えているのが嬉しい」と話します。

藤田:日本のオーディエンスとリアクションは違いますか?
Johnny:音楽を好きな人は、世界中そんなに変わらないと思うんですよ。一番自分が思うのは、音楽に対する反射神経が違うなって。ヨーロッパ、特にUKの人なんかは、自分たちがロックを生んだっていう自負があると思うので、音楽を聴くときの……なんでしょうね、斜に構えてると同時に、ものすごく親身に聴いてるなっていうのは感じますね。
藤田:たぶん、その壁を乗り越えると、ものすごく認めてくれるというか、造詣が深いものとして、ちゃんと音楽を聴いているので、「かかってきなさい」と。
Johnny:「ちゃんとやりなさいよ」みたいな感じです(笑)。




■サウンドの流行に、疑問を持つことが大事

海外ファンに音楽を届けるとき、意識していることはあるのでしょうか?

Johnny:言語の壁というのは、ものすごく大きいと思うんですよね。でもそれって、発音とか表面的なものじゃなくて。歌詞は、日本のバンドとして日本語で勝負するのもとても潔くて、すごくかっこいいと思います。大事なのはカルチャーとして、いま世界中でどんな音楽が流れているのかを感じることは課題ですね。

サウンド面では、時代のトレンドをインプットすることが大事としつつ、それは危険なことであるとも考えているそうです。

Johnny:トレンドって、いつかはなくなりますよね。だからこそトレンドなのだと思う。それを毎回、自分たちがやりたい音楽に吸収するためには、アンテナを張ると同時に、トレンドに対して疑問に感じることも大切。流行っているからといって、それが正義ではない。自分の中で向き合わないと。単純にトレンドをインプットするというのは、やりがちですけど、とても危険。「インプットすると同時に、疑問に思う心」を大事にしています。

国内外に活躍の場を広げるMAN WITH A MISSION。今後の活躍にも注目してください。

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【番組情報】
番組名:『J-WAVE 30th ANNIVERSARY SPECIAL UPDATE YOUR MUSIC』
放送日時:2月11日(月・祝) 9時-17時55分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/holiday/20190211/

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