J-WAVEで放送中の番組『UR LIFESTYLE COLLEGE』(ナビゲーター:吉岡里帆)。1月13日(日)のオンエアでは、俳優の村上虹郎さんをゲストに迎えて、経歴や趣味について訊きました。
■異例の経緯で主役に!
村上さんは2014年に公開された河瀨直美さん監督の映画『2つ目の窓』で主演を務め、俳優デビューを果たしました。主演への抜擢には、変わった経緯があります。
吉岡:16歳で映画デビューは早いですね。まだ思春期まっただなか。どんな感じでしたか。
村上:最初は、監督に声をかけられたんですけど、学業のこともあり、親が断ったんです。カナダに留学していたので戻ったんですけど、やっぱり「やりたい」と思い、オーディションを受けましたが、落ちてしまって。美術部に入りました。
吉岡:突然、専門職の美術部に?
村上:「なんでもいいからやらしてくれ」と。なめた話なんですけどね。オーディションの合否を待っているときにカナダの学校が始まってたんですよ。誰も責任が取れないから、だったら2カ月間、鳶工の世界にしがみついて、「河瀨さんの荷物持ちでいいのでやらしてください」と頼んだら、美術部の一番下っ端になり、掃除したり、おっちゃんたちの洗濯をしたりしてました。
吉岡:そこから、どうやって役者の道へ進まれたんですか?
村上:美術部として頑張っていたんですけど、その5、6日後に、海沿いで呼ばれて「主人公やる?」って訊かれて、「あ、やります」って言いました。もちろん他に主役の方がいたんですけど、なかなかうまくいかなかったみたいで。僕2番手なんですよ、成り上がりです。
吉岡:めちゃくちゃ面白い経歴です。それから5年ほど役者をしてきて、自分自身に変化はありますか?
村上:なんだろう。常に敏感になっているかもしれません。思考が停止している時間を作らないようにしています。悪い言い方をすると没頭しない。没頭している瞬間も、絶対的に俯瞰の自分を作っている気がします。
さまざまな街で暮らしてきた村上さんに、「どんな街が好きですか?」と吉岡が訊くと……。
村上:うーん。東京も好きですけどね。一回「東京が嫌い」って言いたくなる時期ってないですか。
吉岡:ある。来たてのときがすごく嫌でした。ぜんぜん知らない街だったから。
村上:うちの親父(俳優の村上淳)は出身は大阪ですけど、ほとんど東京の人だから、「俺は東京人」っていう誇りがあるんですよ、俺はシティボーイだっていう(笑)。ダサい意味じゃなくて、カッコいい意味なんですけどね。でも一回、喧嘩したときに「この田舎もんが!」って言われたんですよ(笑)。
吉岡:あはは(笑)。喧嘩とかもするんですね。
村上:しますね。最近は仲いいですけど。
吉岡:おふたりは『2つ目の窓』でも共演されていますよね。私は観客として観て、知らない親子なのに「親子や……!」と感動してました。親子だからしか出せない雰囲気なんだろうなと思いました。
■村上虹郎イチオシ漫画3作品
村上さんは、俳優としてさまざまな役を演じたことで、自分のルーツに興味を持ちはじめました。調べたところ、父の先祖に広島県尾道市に縁がある人がいることがわかったと言います。
吉岡:とういうことは、広島の血が入っているんですか?
村上:どちらかというと瀬戸内海のほうですね。海賊ですね。水軍というか。
吉岡:海賊の方? なんとなく今日の赤髪がそれっぽく見える(笑)。
村上:それは『ONE PIECE』のイメージかも(笑)。漫画好きですか?
吉岡:漫画大好き。『ONE PIECE』読んでました。私は古いエピソードが大好きで、エースの話やCP9(サイファーポール)も好きだけど、シャボンディ諸島辺りの話はすごく好き。村上さんも漫画読まれるんですね。
村上:読むんですけど、決めているのだけ読むので偏っていますね。
吉岡:大好きな漫画をひとつ教えてください。
村上:難しい……。
吉岡:みっつ言ってもいいですよ(笑)。
村上:うーん……。冨樫義博さんの『HUNTER×HUNTER』と井上雄彦さんの『バガボンド』。
吉岡:井上雄彦さん大好き! 会いたい! 絵を筆で描いているんですよね。私、ずっと書道をしていて、文字を書くだけでも大変なのに、筆で絵を描くって神業です。かっこいい。
最近は、少女漫画『高校デビュー』を読んだという村上さん。CMで共演した女優・SUMIREさんがおすすめしてくれたそう。ちなみに、SUMIREさんの弟・佐藤緋美さんは『刃牙(バキ)』シリーズをおすすめしてくれたそうです。
吉岡:『高校デビュー』は、ど真ん中少女漫画じゃないですか。
村上:読んでました?
吉岡:私は読んでないです。少女漫画はそんなに読まない……。なんなら『刃牙』のほうが詳しいです。
村上:『高校デビュー』は面白かったです!
■村上が「あえて部屋に物を出す」理由
最後に、村上虹郎さんが快適に暮らすために心がけていることについて訊きました。
村上:物を全部収納するのではなく、少し出てるほうが落ち着くんですよ。自分の空間を自分の物でマーキングする感じです。
吉岡:散らかっているんじゃなくて、あえて置いているってことですね。
村上:でも人が来ると、散らかってるなって感じるから片付けます。人が来ないと、散らかっているのかどうかがわからないです。
吉岡:えらいですね。でも気が合う子であればいいんじゃないですか。許してくれない人だと喧嘩になると思いますけど。
村上:吉岡さんはどうですか?
吉岡:私はその日の気分で変わっちゃうので、徹底的に全部収納したい日もあれば、全部出して雑多なほうが落ち着くときもあります。
村上:極端なんだ。
吉岡:人の家が散らかっているのはわりと平気。昔、勝手に掃除して怒られたことがあったので、手を出さないようにしています。物を出している人は、意味があって出しているんですね。
村上さんは1月18日(金)公開の映画『チワワちゃん』に出演します。また、5月には舞台『ハムレット』にてフォーティンブラス役を演じます。ぜひチェックしてみてください。
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【番組情報】
番組名:『UR LIFESTYLE COLLEGE』
放送日時: 毎週日曜18時-18時54分
オフィシャルサイト: http://www.j-wave.co.jp/original/lscollege/
■異例の経緯で主役に!
村上さんは2014年に公開された河瀨直美さん監督の映画『2つ目の窓』で主演を務め、俳優デビューを果たしました。主演への抜擢には、変わった経緯があります。
吉岡:16歳で映画デビューは早いですね。まだ思春期まっただなか。どんな感じでしたか。
村上:最初は、監督に声をかけられたんですけど、学業のこともあり、親が断ったんです。カナダに留学していたので戻ったんですけど、やっぱり「やりたい」と思い、オーディションを受けましたが、落ちてしまって。美術部に入りました。
吉岡:突然、専門職の美術部に?
村上:「なんでもいいからやらしてくれ」と。なめた話なんですけどね。オーディションの合否を待っているときにカナダの学校が始まってたんですよ。誰も責任が取れないから、だったら2カ月間、鳶工の世界にしがみついて、「河瀨さんの荷物持ちでいいのでやらしてください」と頼んだら、美術部の一番下っ端になり、掃除したり、おっちゃんたちの洗濯をしたりしてました。
吉岡:そこから、どうやって役者の道へ進まれたんですか?
村上:美術部として頑張っていたんですけど、その5、6日後に、海沿いで呼ばれて「主人公やる?」って訊かれて、「あ、やります」って言いました。もちろん他に主役の方がいたんですけど、なかなかうまくいかなかったみたいで。僕2番手なんですよ、成り上がりです。
吉岡:めちゃくちゃ面白い経歴です。それから5年ほど役者をしてきて、自分自身に変化はありますか?
村上:なんだろう。常に敏感になっているかもしれません。思考が停止している時間を作らないようにしています。悪い言い方をすると没頭しない。没頭している瞬間も、絶対的に俯瞰の自分を作っている気がします。
さまざまな街で暮らしてきた村上さんに、「どんな街が好きですか?」と吉岡が訊くと……。
村上:うーん。東京も好きですけどね。一回「東京が嫌い」って言いたくなる時期ってないですか。
吉岡:ある。来たてのときがすごく嫌でした。ぜんぜん知らない街だったから。
村上:うちの親父(俳優の村上淳)は出身は大阪ですけど、ほとんど東京の人だから、「俺は東京人」っていう誇りがあるんですよ、俺はシティボーイだっていう(笑)。ダサい意味じゃなくて、カッコいい意味なんですけどね。でも一回、喧嘩したときに「この田舎もんが!」って言われたんですよ(笑)。
吉岡:あはは(笑)。喧嘩とかもするんですね。
村上:しますね。最近は仲いいですけど。
吉岡:おふたりは『2つ目の窓』でも共演されていますよね。私は観客として観て、知らない親子なのに「親子や……!」と感動してました。親子だからしか出せない雰囲気なんだろうなと思いました。
■村上虹郎イチオシ漫画3作品
村上さんは、俳優としてさまざまな役を演じたことで、自分のルーツに興味を持ちはじめました。調べたところ、父の先祖に広島県尾道市に縁がある人がいることがわかったと言います。
吉岡:とういうことは、広島の血が入っているんですか?
村上:どちらかというと瀬戸内海のほうですね。海賊ですね。水軍というか。
吉岡:海賊の方? なんとなく今日の赤髪がそれっぽく見える(笑)。
村上:それは『ONE PIECE』のイメージかも(笑)。漫画好きですか?
吉岡:漫画大好き。『ONE PIECE』読んでました。私は古いエピソードが大好きで、エースの話やCP9(サイファーポール)も好きだけど、シャボンディ諸島辺りの話はすごく好き。村上さんも漫画読まれるんですね。
村上:読むんですけど、決めているのだけ読むので偏っていますね。
吉岡:大好きな漫画をひとつ教えてください。
村上:難しい……。
吉岡:みっつ言ってもいいですよ(笑)。
村上:うーん……。冨樫義博さんの『HUNTER×HUNTER』と井上雄彦さんの『バガボンド』。
吉岡:井上雄彦さん大好き! 会いたい! 絵を筆で描いているんですよね。私、ずっと書道をしていて、文字を書くだけでも大変なのに、筆で絵を描くって神業です。かっこいい。
最近は、少女漫画『高校デビュー』を読んだという村上さん。CMで共演した女優・SUMIREさんがおすすめしてくれたそう。ちなみに、SUMIREさんの弟・佐藤緋美さんは『刃牙(バキ)』シリーズをおすすめしてくれたそうです。
吉岡:『高校デビュー』は、ど真ん中少女漫画じゃないですか。
村上:読んでました?
吉岡:私は読んでないです。少女漫画はそんなに読まない……。なんなら『刃牙』のほうが詳しいです。
村上:『高校デビュー』は面白かったです!
■村上が「あえて部屋に物を出す」理由
最後に、村上虹郎さんが快適に暮らすために心がけていることについて訊きました。
村上:物を全部収納するのではなく、少し出てるほうが落ち着くんですよ。自分の空間を自分の物でマーキングする感じです。
吉岡:散らかっているんじゃなくて、あえて置いているってことですね。
村上:でも人が来ると、散らかってるなって感じるから片付けます。人が来ないと、散らかっているのかどうかがわからないです。
吉岡:えらいですね。でも気が合う子であればいいんじゃないですか。許してくれない人だと喧嘩になると思いますけど。
村上:吉岡さんはどうですか?
吉岡:私はその日の気分で変わっちゃうので、徹底的に全部収納したい日もあれば、全部出して雑多なほうが落ち着くときもあります。
村上:極端なんだ。
吉岡:人の家が散らかっているのはわりと平気。昔、勝手に掃除して怒られたことがあったので、手を出さないようにしています。物を出している人は、意味があって出しているんですね。
村上さんは1月18日(金)公開の映画『チワワちゃん』に出演します。また、5月には舞台『ハムレット』にてフォーティンブラス役を演じます。ぜひチェックしてみてください。
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【番組情報】
番組名:『UR LIFESTYLE COLLEGE』
放送日時: 毎週日曜18時-18時54分
オフィシャルサイト: http://www.j-wave.co.jp/original/lscollege/