J-WAVEで放送中の番組『MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY』(ナビゲーター:グローバー)。ゲストを迎え、1組の「レジェンド・ミュージシャン」をテーマに音楽談義を繰り広げるこの番組。1月12日(土)のオンエアでは、MAROON 5を特集! SCANDALのベーシスト・TOMOMIさん、音楽ライターの村上ひさしさんをゲストに迎え、MAROON 5のディープな魅力を探りました。
■MAROON 5のライブは究極のサービス精神
2月25日(月)、東京ドームにて一夜限りの来日公演『MAROON 5 RED PILL BLUES JAPAN TOUR』を行うMAROON 5。まずはおふたりに彼らのライブパフォーマンスについて訊きました。
TOMOMI:私は生でライブは観たことがなく映像でしかないんですけど、ヒット曲メドレーだなという印象です。曲を出せばヒットしているから、そうなんでしょうけど、なんとなくしかMAROON 5を知らないという人がライブに行っても、絶対口ずさめるようなセットリストだなと思います。
村上:究極のサービス精神じゃないですかね。
TOMOMI:大御所アーティストになればなるほど、いつも同じセットリストみたいなバンドっているじゃないですか。結局それがファンはうれしいんですよね。大人数が「これが聴きたい」って思うなかで、その曲を外されるよりも、聴きたい曲が聴けるライブって気持ちいいんです。
■フットワークの軽さがあるからオヤジバンドにならない
数々の名曲を世に送り出しているMAROON 5は、音楽シーンにどのような影響を与えているのでしょうか。
TOMOMI:いろんな角度から楽しんでもらうスタイルは、MAROON 5が浸透させたのかなと思います。ボーカルのアダム・レヴィーンのスター性なのかもしれないですけど。
グローバー:コミュニケーションがビジュアル化するなか、ロックバンドも音はもちろん、ビジュアルや演出、プロモーションの仕方などいろいろな方法で楽しませていますよね。
TOMOMI:だって、『Red Pill Blues』に収録されている『Wait』のミュージックビデオは「Snapchat(スナップチャット)」で撮影されてますよね。
村上:それをMAROON 5はやれちゃうんですよね。流行りに乗ってるとは思うけど、そのフットワークの軽さがあるからオヤジバンドにならなくていいのかな。音楽性もそうだけど、自分たちがいつも耳にしている音楽を自然に取り入れている。「今回はあっちへ行こう」とかはあんまり考えていないと思います。だから僕は、自然に聴ける気がします。
TOMOMI:視野がとっても広いと思います。今、流行っているものとか音楽以外のものまで見ているような気がして。それを取り入れることがすごく軽やかだし、絶妙なセンスなんだと思います。
村上:無理してないと思う。
■MAROON 5は『This Love』に凝縮されている
オンエアでは、村上さんが選ぶ「MAROON 5のターニングポイントとなった重要曲TOP3」を発表しました。
・『Girls Like You ft. Cardi B』(3位)
村上:これは全米チャート16週ナンバーワン。マライア・キャリー以来だと思うんですよ。ミュージックビデオがよかったっていうのも大きかったと思います。
グローバー:このミュージックビデオは大変な話題になりましたよね。
村上:元々はそういうつもりで作った曲じゃないと思うんですけど、「#MeToo」ムーブメントにうまくハマりましたよね。
『Girls Like You ft. Cardi B』MV
・『Moves Like Jagger ft. Christina Aguilera』(2位)
村上:これは彼らも、「バンド史上最も大きな転機だった」と言っている曲です。「ザ・ヴォイス」っていう音楽オーディション番組にアダムが出演する時に、「イメージが悪くなるからやめたほうがいい」とバンドメンバーに言われたらしいんです。でも、結局は出演して大成功しました。そこで、番組の審査員だったクリスティーナ・アギレラと「共演しよう」となって作られた曲です。この時期、バンドが煮詰まっていたらしいんですけど、この曲から外部のライターを入れて一緒に作ることにしたそうです。そうしたら道が開けたというエピソードがあります。
・『This Love』(1位)
村上:文句ないでしょコレは。この曲に凝縮されているっていうか、この曲を聴いてピンと来なかったらもうMAROON 5は忘れてくださいって感じですね。彼らの原点な気がします。
最後にMAROON 5のキャッチコピーを考えてもらいました。TOMOMIさんは「カリフォルニアにも大阪環状線にも馴染むバンド」と発表。一方の村上さんは「時代を映すカメレオンである」と答え、「カメレオン自体は色は変わるけど、中身は変わらない。彼らも本質的な部分は変わらず、まわりに合わせて自分たちも自然に変わる」と話し、これを聞いたTOMOMIさんは思わず拍手を送っていました。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY』
放送日時:毎週土曜17時-17時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/musicology/
■MAROON 5のライブは究極のサービス精神
2月25日(月)、東京ドームにて一夜限りの来日公演『MAROON 5 RED PILL BLUES JAPAN TOUR』を行うMAROON 5。まずはおふたりに彼らのライブパフォーマンスについて訊きました。
TOMOMI:私は生でライブは観たことがなく映像でしかないんですけど、ヒット曲メドレーだなという印象です。曲を出せばヒットしているから、そうなんでしょうけど、なんとなくしかMAROON 5を知らないという人がライブに行っても、絶対口ずさめるようなセットリストだなと思います。
村上:究極のサービス精神じゃないですかね。
TOMOMI:大御所アーティストになればなるほど、いつも同じセットリストみたいなバンドっているじゃないですか。結局それがファンはうれしいんですよね。大人数が「これが聴きたい」って思うなかで、その曲を外されるよりも、聴きたい曲が聴けるライブって気持ちいいんです。
■フットワークの軽さがあるからオヤジバンドにならない
数々の名曲を世に送り出しているMAROON 5は、音楽シーンにどのような影響を与えているのでしょうか。
TOMOMI:いろんな角度から楽しんでもらうスタイルは、MAROON 5が浸透させたのかなと思います。ボーカルのアダム・レヴィーンのスター性なのかもしれないですけど。
グローバー:コミュニケーションがビジュアル化するなか、ロックバンドも音はもちろん、ビジュアルや演出、プロモーションの仕方などいろいろな方法で楽しませていますよね。
TOMOMI:だって、『Red Pill Blues』に収録されている『Wait』のミュージックビデオは「Snapchat(スナップチャット)」で撮影されてますよね。
村上:それをMAROON 5はやれちゃうんですよね。流行りに乗ってるとは思うけど、そのフットワークの軽さがあるからオヤジバンドにならなくていいのかな。音楽性もそうだけど、自分たちがいつも耳にしている音楽を自然に取り入れている。「今回はあっちへ行こう」とかはあんまり考えていないと思います。だから僕は、自然に聴ける気がします。
TOMOMI:視野がとっても広いと思います。今、流行っているものとか音楽以外のものまで見ているような気がして。それを取り入れることがすごく軽やかだし、絶妙なセンスなんだと思います。
村上:無理してないと思う。
■MAROON 5は『This Love』に凝縮されている
オンエアでは、村上さんが選ぶ「MAROON 5のターニングポイントとなった重要曲TOP3」を発表しました。
・『Girls Like You ft. Cardi B』(3位)
村上:これは全米チャート16週ナンバーワン。マライア・キャリー以来だと思うんですよ。ミュージックビデオがよかったっていうのも大きかったと思います。
グローバー:このミュージックビデオは大変な話題になりましたよね。
村上:元々はそういうつもりで作った曲じゃないと思うんですけど、「#MeToo」ムーブメントにうまくハマりましたよね。
『Girls Like You ft. Cardi B』MV
・『Moves Like Jagger ft. Christina Aguilera』(2位)
村上:これは彼らも、「バンド史上最も大きな転機だった」と言っている曲です。「ザ・ヴォイス」っていう音楽オーディション番組にアダムが出演する時に、「イメージが悪くなるからやめたほうがいい」とバンドメンバーに言われたらしいんです。でも、結局は出演して大成功しました。そこで、番組の審査員だったクリスティーナ・アギレラと「共演しよう」となって作られた曲です。この時期、バンドが煮詰まっていたらしいんですけど、この曲から外部のライターを入れて一緒に作ることにしたそうです。そうしたら道が開けたというエピソードがあります。
・『This Love』(1位)
村上:文句ないでしょコレは。この曲に凝縮されているっていうか、この曲を聴いてピンと来なかったらもうMAROON 5は忘れてくださいって感じですね。彼らの原点な気がします。
最後にMAROON 5のキャッチコピーを考えてもらいました。TOMOMIさんは「カリフォルニアにも大阪環状線にも馴染むバンド」と発表。一方の村上さんは「時代を映すカメレオンである」と答え、「カメレオン自体は色は変わるけど、中身は変わらない。彼らも本質的な部分は変わらず、まわりに合わせて自分たちも自然に変わる」と話し、これを聞いたTOMOMIさんは思わず拍手を送っていました。
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※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY』
放送日時:毎週土曜17時-17時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/musicology/
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