J-WAVEで11月23日(金・祝)にオンエアされた『J-WAVE 30th ANNIVERSARY SPECIAL NITTOCHI presents CITY FOR THE FUTURE』(ナビゲーター:渡辺 祐・山田玲奈)。番組では「未来の東京、未来の都会での暮らしに必要な5つのテーマ」を、LIVING・FOOD・SCENE・WORK・ENTERTAINMENTの5つに分けて、各ジャンルで活躍する方々をゲストに迎えました。
ここでは、「WORK」をキーワードにSHOWROOM株式会社代表取締役社長・前田裕二さんをお迎えしたパートをご紹介します。
前田さんは現在31歳。2013年、仮想ライブ空間「SHOWROOM」を立ち上げ、ライブ配信サービスの新たなスタイルを確立しました。経営学誌『DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー』(ダイヤモンド社)では、「次代を拓く20人のリーダー」に選出され、今最も注目される起業家のひとりです。
■「SHOWROOM」とは
まずは、「SHOWROOM」がどのようなサービスなのかお訊きしました。
渡辺:「路上パフォーマンスのインターネット版」ということでしょうか。
前田:動画配信アプリと聞くと、みなさん「YouTube」を想像すると思うんです。「YouTube」との大きな違いは、コンテンツがすべて「ライブ」「生」であるということなんですね。発信している側と受け手が同じ時間を共有している。まさに「路上パフォーマンスをインターネットに持って来た」というのは、的確なんです。なんでかっていうと、観ている人が感動したら、バーチャルギフトっていう、おひねりみたいなものを投げ込むことができます。それが一定の比率で演者さんに分配される仕組みになっています。路上でギターパフォーマンスをしている人がケースにお金をもらうみたいな、そういう仕組みをインターネット上で再現できれば、クリエイターの方もチャンスが広がるんじゃないかと、そういう発想で作ってます。
渡辺:どういう利用者が多いですか?
前田:演者って言われるパフォーマーの方と、視聴するリスナーの方に分かれているんです。演者でいうと、何らかの夢を持った方ですね。たとえば、メジャーデビューしたいとか、テレビに出たいとか、ラジオで番組を持ちたい。そういった方がファンの方々と目的を共有して、一生懸命配信して、ファンをつけて夢を叶えていく。そういう使い方が多いですね。一方で視聴者も、夢とか目標に向かって頑張っている人を応援したいという優しい方が多いです。自分の為にお金や時間を使うよりも、人の為に使ったほうが幸せの度合いが大きいと思う人が増えています。
■弾き語りの経験から着想を得る
前田さんが「SHOWROOM」を立ち上げたキッカケは、意外な理由でした。
前田:僕自身、小学校6年生くらいのときに弾き語りを駅前でやっていました。
渡辺:小6で? 早くないですか?
前田:小学校2年くらいのときに両親が亡くなったので、お金を稼ぐ手法をいろいろ試してたんです。お金をもらったときに一番満足感があったというか、人が喜んでくれて、お金をもらってるという感覚が一番あったのが、弾き語りでした。特徴としては、払わなくてもいいんですよね。あえてお金を置いていくという過程で、人がすごく幸せそうな顔をして帰って行くんですよね。ここにビジネスのヒントがあるんだなってずっと思ってました。それが原体験になってるかなと思います。
■「心から好きだと思えることを仕事に」
前田さんが考える、これからの時代で大事になってくる仕事・働き方とは何でしょうか。
前田:今人間がやっている仕事のほとんどは、タスクなんですよ。そのタスクはAIとか機械にふれるようになるんですね。つまり人間は嫌なことをやらなくてよくなる。大体のことは機械でできるようになってくる。ということは、人間にしかできないことは何だろうか、っていう話になってくるんです。結局「何かわからないけど、これにハマってしまう」みたいな気持ちを強く持って、それを仕事にしている人が価値を持っていくと思います。
前田さんは「心から好きだと思えることをやっている人に仲間が集まってくる」と話しました。
また番組では、前田さんがセレクトしたMr.Children『星になれたら』をオンエア。「せっかくなので、弾き語りのときによく歌っていた歌にしたいなと思って選びました。海外で働いているときに、自分を支えてくれた思い出深い曲です」と紹介しました。
【番組情報】
番組名:『J-WAVE 30th ANNIVERSARY SPECIAL NITTOCHI presents CITY FOR THE FUTURE』
放送日時:11月23日(金・祝) 9時-17時55分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/holiday/20181123/
ここでは、「WORK」をキーワードにSHOWROOM株式会社代表取締役社長・前田裕二さんをお迎えしたパートをご紹介します。
前田さんは現在31歳。2013年、仮想ライブ空間「SHOWROOM」を立ち上げ、ライブ配信サービスの新たなスタイルを確立しました。経営学誌『DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー』(ダイヤモンド社)では、「次代を拓く20人のリーダー」に選出され、今最も注目される起業家のひとりです。
■「SHOWROOM」とは
まずは、「SHOWROOM」がどのようなサービスなのかお訊きしました。
渡辺:「路上パフォーマンスのインターネット版」ということでしょうか。
前田:動画配信アプリと聞くと、みなさん「YouTube」を想像すると思うんです。「YouTube」との大きな違いは、コンテンツがすべて「ライブ」「生」であるということなんですね。発信している側と受け手が同じ時間を共有している。まさに「路上パフォーマンスをインターネットに持って来た」というのは、的確なんです。なんでかっていうと、観ている人が感動したら、バーチャルギフトっていう、おひねりみたいなものを投げ込むことができます。それが一定の比率で演者さんに分配される仕組みになっています。路上でギターパフォーマンスをしている人がケースにお金をもらうみたいな、そういう仕組みをインターネット上で再現できれば、クリエイターの方もチャンスが広がるんじゃないかと、そういう発想で作ってます。
渡辺:どういう利用者が多いですか?
前田:演者って言われるパフォーマーの方と、視聴するリスナーの方に分かれているんです。演者でいうと、何らかの夢を持った方ですね。たとえば、メジャーデビューしたいとか、テレビに出たいとか、ラジオで番組を持ちたい。そういった方がファンの方々と目的を共有して、一生懸命配信して、ファンをつけて夢を叶えていく。そういう使い方が多いですね。一方で視聴者も、夢とか目標に向かって頑張っている人を応援したいという優しい方が多いです。自分の為にお金や時間を使うよりも、人の為に使ったほうが幸せの度合いが大きいと思う人が増えています。
■弾き語りの経験から着想を得る
前田さんが「SHOWROOM」を立ち上げたキッカケは、意外な理由でした。
前田:僕自身、小学校6年生くらいのときに弾き語りを駅前でやっていました。
渡辺:小6で? 早くないですか?
前田:小学校2年くらいのときに両親が亡くなったので、お金を稼ぐ手法をいろいろ試してたんです。お金をもらったときに一番満足感があったというか、人が喜んでくれて、お金をもらってるという感覚が一番あったのが、弾き語りでした。特徴としては、払わなくてもいいんですよね。あえてお金を置いていくという過程で、人がすごく幸せそうな顔をして帰って行くんですよね。ここにビジネスのヒントがあるんだなってずっと思ってました。それが原体験になってるかなと思います。
■「心から好きだと思えることを仕事に」
前田さんが考える、これからの時代で大事になってくる仕事・働き方とは何でしょうか。
前田:今人間がやっている仕事のほとんどは、タスクなんですよ。そのタスクはAIとか機械にふれるようになるんですね。つまり人間は嫌なことをやらなくてよくなる。大体のことは機械でできるようになってくる。ということは、人間にしかできないことは何だろうか、っていう話になってくるんです。結局「何かわからないけど、これにハマってしまう」みたいな気持ちを強く持って、それを仕事にしている人が価値を持っていくと思います。
前田さんは「心から好きだと思えることをやっている人に仲間が集まってくる」と話しました。
また番組では、前田さんがセレクトしたMr.Children『星になれたら』をオンエア。「せっかくなので、弾き語りのときによく歌っていた歌にしたいなと思って選びました。海外で働いているときに、自分を支えてくれた思い出深い曲です」と紹介しました。
【番組情報】
番組名:『J-WAVE 30th ANNIVERSARY SPECIAL NITTOCHI presents CITY FOR THE FUTURE』
放送日時:11月23日(金・祝) 9時-17時55分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/holiday/20181123/