関東と関西では「銭湯の浴槽」に違いがある!? SNSで話題の『銭湯図解シリーズ』作者が発見

J-WAVEで放送中の番組『RADIO DONUTS』(ナビゲーター:渡辺 祐・山田玲奈)。のワンコーナー「TOKYO GAS LIFE IS A GIFT」。11月10日(土)のオンエアでは、銭湯番頭兼イラストレーターの塩谷歩波さんをゲストにお迎えし、仕事内容や銭湯について話を伺いました。


■銭湯に通ったきっかけは医者のすすめ

塩谷さんが銭湯を細かく描いた『銭湯図解シリーズ』が、SNSを中心に話題です。塩谷さんは早稲田大学で建築を学び、建築設計事務所に就職しましたが、体調を崩して休職。医者から「ゆっくり湯船に浸かってください」と銭湯をすすめられたことから、通うようになりました。



お湯の種類や温度、タイルのデザインのほか、店主へのインタビューも行っています。

塩谷:だいたい1時間半くらい、営業前に時間をいただいて取材をしています。また、最初に実測を行います。設計事務所でずっと使っていたメジャーとレーザー測定器で隅々まで測ります。


■関東と関西で異なるポイント

浴槽、洗面台、タイル1枚などを細かく測り、最近では溝も計測すると言います。多くの銭湯を計測した結果、ある傾向がわかってきたと塩谷さん。

塩谷:浴槽の高さがみんな同じで、42センチなんですよ。深さではなく、床から縁の高さまでですね。実際にやってみるとわかるんですけど、ちょうど足が上がるくらいの高さなんですよね。これがもうちょっと高い50センチとか60センチになると、思いっきり足を上げなきゃいけないんです。でも、関西や名古屋、そっちのほうに行くと、ちょっと低いんです。35センチとか37センチとか。浴槽の違いがだんだん見えてきたのが面白いですね。

違いはほかにも。関東の銭湯では白いタイルが多く使われており、明るく清潔なイメージを作る傾向があります。一方の関西では、さまざまなタイルを使う傾向があり、そのため塩谷さんは、「関西の銭湯を描くときは大変です(笑)」と明かしました。

番組の後半では、塩谷さんがオススメのサウナについて語りました。『銭湯図解シリーズ』は、塩谷さんのTwitterでも見ることができます。ぜひチェックしてみてください。



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【番組情報】
番組名:『RADIO DONUTS』
放送日時:毎週土曜8時?12時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts/

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