J-WAVEで放送中の番組『UR LIFESTYLE COLLEGE』（ナビゲーター：吉岡里帆）10月21日（日）のオンエアでは、美の伝道師・IKKOさんをゲストに、美の秘訣、プライベートのことをお訊きしました！
■「オカマ」と言われ…安らぎの場所は、母の美容室
この日、IKKOさんはスタジオにすっぴんで来てくれました。カメラが回らないときは、化粧をしないのだそう。化粧をしていなくても、IKKOさんの肌がツヤツヤであることに、吉岡は感動していました。
トークでは、IKKOさんの幼少期について伺いました。
IKKO:幼少期は2つの性格があったんです。小学2年生くらいまでは、天真爛漫で、けっこう強いタイプだった気がします。その後、後輩が入ってきて、私が不思議な感じに見えたんでしょうね。登校中に「オカマ、オカマ」と言われるようになりました。“オカマ”っていい言葉ではなくて、私にとってはナイフでえぐられるような言葉に聞こえてしまって。人と接しなければこんな言葉を聞かなくていいんじゃないかと思って、19歳までは貝のように閉じこもっていくようになってしまって。それがだめだったわね。
吉岡：長い戦いだったと思うんですけど、閉ざした心が緩む瞬間や、希望の光になった部分はどういうところでしたか？
IKKO：19歳まで希望なんてないですよ。思春期のときは、親戚たちから「恋人はできたの？」と聞かれることがあって、答えないといけないから嫌になってしまってね。身内とも話さなくなってしまった。だから希望なんて全くなかったです。唯一の安らぎの場所は、母の美容室。ソファの片隅で、女性たちが綺麗になっていくのを見ているのが好きでした。女性たちが嬉しそうな顔をしている瞬間。ここだったら「私はやっていけるかな」と思いました。
美の伝道師として、多くの女性から支持されるIKKOさんのルーツが伺えるエピソードでした。
■IKKOが部屋に「身近な物」を置かない理由
続いて、IKKOさんの別荘やご自宅について伺いました。北軽井沢に別荘があり、その大きさには吉岡も驚き！
吉岡：何かの施設かなって言うくらいの大きさで……。
IKKO：もともと保養所だったんです。2軒分くらいの家が1軒になったような。ここはリノベーションしたんです。庭は600坪あります。
吉岡：600坪!?
別の家の写真を見た吉岡は、「俗に言う、お城です」とコメント。
吉岡：家の中はお花が多いんですね。
IKKO：白と赤のお花、グリーンは絶やさないようにしています。部屋の広さは、260平米くらい。私が住んでいるマンションは300平米くらいなの。
吉岡：すごく広い……。生活感が全くないですね。
IKKO：ソファはそんなに座ってないんですよ。貧乏性で、綺麗なところに住みたいんだけど、だいたいいる場所はいつも決まっているんです。地べたに座布団をひいて、机を置いてテレビ見たりする感覚。完璧じゃない場所から、私が完璧だと惚れ込んだ場所の映像を見てるのが好きなんです。あと、身近な物は基本的に置かないんですよ。完璧な女性の理想像があって、それに近づきたいので、香水からすべて一流品がいいんです。でも、使うものはちゃんと決まっています。何百本の香水の瓶の美しさや、世界中の人が香水に惚れ込んだ理由を知りたいんです。
吉岡：IKKOさんにとって、美しいものは“消耗するもの“ではないんですね。
IKKO：感じることが大切です。
■陽と陰があるから人は惹かれる
以前、吉岡は、IKKOさんが化粧を落とすところから作り上げるところまでのドキュメンタリー映像を観ました。美しいところだけでなく、その後ろの部分も見せるIKKOさんの姿に感動したと話します。
吉岡：見せたくない部分を見せてくれるのはなぜですか？
IKKO：それは、お客様から学んだような気がするんです。ディナーショーやコンサートをしていると、はじめは緊張して近くの人しか見られないときがあるじゃない。そうすると遠くの人は心が離れていくんです。自分たちを見てくれていないから。それと、綺麗なモノばかりでなくて、その人の本質の部分が気になるんだと、特に私に関しては見られている感じがするんです。
その理由は、IKKOさんの生き方が関係していました。
IKKO：“オネエ”って女性でもないのに、女性の人生を生きている、それはもう“嘘”じゃないですか。嘘の人生を本当にしようと思って努力して生きているから。だからその人の苦しみや涙はどこに隠しているんだろうと、そこを見せてほしいと思われる瞬間があるような気がするんです。そのときに、汚いところもすべて含めて私なんだから、いいんじゃないかなと思ってね。最初から汚い部分を見せるのはよくないけど、あとから崩れていく分には私だからいいんじゃないかなと。どんくささをカモフラージュして努力してきただけの話だから。私はどちらかというと、どんくさいし、トロいし（笑）。暗い顔をしていると、影の部分ばっかりよってくるから、なるべく福が舞い込むように明るく生きていこうと。でも人は両面の顔を持っているから、惹かれていくんだと思うんです。
IKKOさんの心の美しさ、しなやかさが感じられるオンエアとなりました。
【番組情報】
番組名：『UR LIFESTYLE COLLEGE』
放送日時： 毎週日曜18時－18時54分
オフィシャルサイト： https://www.j-wave.co.jp/original/lscollege/
■「オカマ」と言われ…安らぎの場所は、母の美容室
この日、IKKOさんはスタジオにすっぴんで来てくれました。カメラが回らないときは、化粧をしないのだそう。化粧をしていなくても、IKKOさんの肌がツヤツヤであることに、吉岡は感動していました。
トークでは、IKKOさんの幼少期について伺いました。
IKKO:幼少期は2つの性格があったんです。小学2年生くらいまでは、天真爛漫で、けっこう強いタイプだった気がします。その後、後輩が入ってきて、私が不思議な感じに見えたんでしょうね。登校中に「オカマ、オカマ」と言われるようになりました。“オカマ”っていい言葉ではなくて、私にとってはナイフでえぐられるような言葉に聞こえてしまって。人と接しなければこんな言葉を聞かなくていいんじゃないかと思って、19歳までは貝のように閉じこもっていくようになってしまって。それがだめだったわね。
吉岡：長い戦いだったと思うんですけど、閉ざした心が緩む瞬間や、希望の光になった部分はどういうところでしたか？
IKKO：19歳まで希望なんてないですよ。思春期のときは、親戚たちから「恋人はできたの？」と聞かれることがあって、答えないといけないから嫌になってしまってね。身内とも話さなくなってしまった。だから希望なんて全くなかったです。唯一の安らぎの場所は、母の美容室。ソファの片隅で、女性たちが綺麗になっていくのを見ているのが好きでした。女性たちが嬉しそうな顔をしている瞬間。ここだったら「私はやっていけるかな」と思いました。
美の伝道師として、多くの女性から支持されるIKKOさんのルーツが伺えるエピソードでした。
■IKKOが部屋に「身近な物」を置かない理由
続いて、IKKOさんの別荘やご自宅について伺いました。北軽井沢に別荘があり、その大きさには吉岡も驚き！
吉岡：何かの施設かなって言うくらいの大きさで……。
IKKO：もともと保養所だったんです。2軒分くらいの家が1軒になったような。ここはリノベーションしたんです。庭は600坪あります。
吉岡：600坪!?
別の家の写真を見た吉岡は、「俗に言う、お城です」とコメント。
吉岡：家の中はお花が多いんですね。
IKKO：白と赤のお花、グリーンは絶やさないようにしています。部屋の広さは、260平米くらい。私が住んでいるマンションは300平米くらいなの。
吉岡：すごく広い……。生活感が全くないですね。
IKKO：ソファはそんなに座ってないんですよ。貧乏性で、綺麗なところに住みたいんだけど、だいたいいる場所はいつも決まっているんです。地べたに座布団をひいて、机を置いてテレビ見たりする感覚。完璧じゃない場所から、私が完璧だと惚れ込んだ場所の映像を見てるのが好きなんです。あと、身近な物は基本的に置かないんですよ。完璧な女性の理想像があって、それに近づきたいので、香水からすべて一流品がいいんです。でも、使うものはちゃんと決まっています。何百本の香水の瓶の美しさや、世界中の人が香水に惚れ込んだ理由を知りたいんです。
吉岡：IKKOさんにとって、美しいものは“消耗するもの“ではないんですね。
IKKO：感じることが大切です。
■陽と陰があるから人は惹かれる
以前、吉岡は、IKKOさんが化粧を落とすところから作り上げるところまでのドキュメンタリー映像を観ました。美しいところだけでなく、その後ろの部分も見せるIKKOさんの姿に感動したと話します。
吉岡：見せたくない部分を見せてくれるのはなぜですか？
IKKO：それは、お客様から学んだような気がするんです。ディナーショーやコンサートをしていると、はじめは緊張して近くの人しか見られないときがあるじゃない。そうすると遠くの人は心が離れていくんです。自分たちを見てくれていないから。それと、綺麗なモノばかりでなくて、その人の本質の部分が気になるんだと、特に私に関しては見られている感じがするんです。
その理由は、IKKOさんの生き方が関係していました。
IKKO：“オネエ”って女性でもないのに、女性の人生を生きている、それはもう“嘘”じゃないですか。嘘の人生を本当にしようと思って努力して生きているから。だからその人の苦しみや涙はどこに隠しているんだろうと、そこを見せてほしいと思われる瞬間があるような気がするんです。そのときに、汚いところもすべて含めて私なんだから、いいんじゃないかなと思ってね。最初から汚い部分を見せるのはよくないけど、あとから崩れていく分には私だからいいんじゃないかなと。どんくささをカモフラージュして努力してきただけの話だから。私はどちらかというと、どんくさいし、トロいし（笑）。暗い顔をしていると、影の部分ばっかりよってくるから、なるべく福が舞い込むように明るく生きていこうと。でも人は両面の顔を持っているから、惹かれていくんだと思うんです。
IKKOさんの心の美しさ、しなやかさが感じられるオンエアとなりました。
【番組情報】
番組名：『UR LIFESTYLE COLLEGE』
放送日時： 毎週日曜18時－18時54分
オフィシャルサイト： https://www.j-wave.co.jp/original/lscollege/
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