J-WAVEで9月17日(月・祝)にオンエアされた『J-WAVE SPECIAL ISRAEL, FEEL THE VIBRATION』(ナビゲーター:グローバー・サラーム海上)。この番組は、今年で建国70年を迎えるイスラエルを特集するスペシャルプログラム。イスラエルの音楽を中心に、食・アート・コンテンポラリーダンスなど、多彩な文化を紹介しました。
ここでは、中東料理研究家でもあるサラーム海上の得意分野「イスラエルの食文化」についてお届けしたパートをピックアップします。イスラエル料理は世界でどんな存在なのでしょうか。
■NYでイスラエルグルメブームのきっかけとなったレストラン
まずはニューヨーク在住のライター&エディターで、『ELLE gourmet』をはじめ『VOGUE』や『GQ』などの雑誌で活躍している小松優美さんに電話をつなぎました。
これまでニューヨークでのイスラエル料理は、少しコアでカジュアルな、現地の方が好んで食べるような存在だったそう。しかし最近はもう少しエレガントなレストランも増えてきており、よりバラエティが広がっている、と小松さんは言います。それにはあるお店がきっかけになったようです。
小松:昨年「Nur」というモダンなお店ができて、イスラエルや中東の料理を西洋の料理と融合させて、エレガントなダイニングとして新しい新境地を開拓したことで、そこからいろんなお店が増え始めました。
「Nur」は元々イスラエルのテルアビブでいくつもお店をだしているセレブリティシェフ、ミール・アドニさんが初めてニューヨークに出店したお店。オープンするとすぐに現地のグルメ雑誌で取り上げられ、大きな話題になったそうです。
実際に足を運んだ小松さんは、「予想以上に繊細な料理ですごく好きになった」と言います。これまでニューヨークにはイスラエル料理をオシャレに楽しむというお店がなかったため、「Nur」の登場と影響で「すごくおもしろいことになっています」と、小松さんはイスラエル料理ブームを感じるそうです。
小松:意外かもしれないですけど、基本的にすごくヘルシーで。
グローバー:ヘルシーというのがブームになっている理由?
小松:そうなんです。ごくシンプルに料理して、味付けもシンプルというところで。
グローバー:ニューヨーカーはそういったトレンドを気にするし、早いですよね!
ニューヨークに行かれた際はぜひ足を運んでみてください。
■ケバブの常識を覆す「脱構造ケバブ」とは?
続いては食の都・パリでのイスラエル料理事情に迫りました。パリ在住のライター&エディターで、『ELLE』『FIGARO』といった日本の雑誌でも活躍する安田薫子さんに、電話で現地のイスラエル料理事情をお聞きしました。
今パリでは、イスラエルをはじめとする中東・地中海料理がとても人気があるそうです。その理由というのは、ニューヨークでのブームと同じくそのヘルシーさにあるようです。
安田:イスラエル料理は素材がどれも体に良い。それだけではなくて、大変おいしいというところで、特にパリのイスラエル料理店の中でも「Balagan」というお店が人気になっています。
安田さんは何軒かパリのイスラエル料理のお店を食べ歩いたそうなのですが、「ここがNo.1!」と断言。「Balagan」は高級ホテルの1階にあり、とても洗練されていて、オシャレな人たちが集まるお店になっています。その中でも特にオススメというのがケバブ。日本でもおなじみの料理ですが、このお店は「脱構造化したケバブ」と安田さん。
安田:「Balagan」のケバブは、お皿にゴマのペーストを塗り、その上にスパイスで風味付けして料理した挽き肉、さらにその上に4種類の調理ペーストを乗せて、さらにこんがり焼いたトーストを添えてあるというものなんです。だからサンドイッチのような形でもないし、串に刺しているわけでもないんです。
ゴマの香ばしさとレモンの爽やかさ、挽き肉に混ぜたスパイスの風味などが一体となり、なんとも忘れがたい味なのだそう。日本では味わえないということなので、パリに行った際は食べ逃し厳禁のグルメです。
そしてサラームからも、ロンドンでオススメのイスラエル料理レストランが紹介されました。お店の名前は「The Palomar」。ここはエルサレムの家庭料理からフュージョン料理までバラエティ豊富なメニューが魅力だそう。こちらでは、先ほどの脱構造ケバブもいただけるそうなので、ロンドンに行った際は要チェックです。
■都内でも食べられるオススメのイスラエル料理店
ここまで世界でのイスラエル料理店を紹介してきましたが、もちろん東京でも食べたくなりますよね。そこでサラームから2軒のお店が紹介されました。まずは江古田駅そばにある「SHAMAIM(シャマイム)」。
サラーム:「SHAMAIM」はたぶん、いま世界で一番安くていっぱい食べられるイスラエル料理屋だと思いますよ。というのも2400円くらいで食べ放題なんです。10種類くらい野菜は並ぶし、あとすごくワインも安いし。
そして2つ目のお店は、恵比寿と広尾の間にある「TA-IM(タイーム)」。こちらは小さなカウンターのみのアットホームなお店。ランチではファラフェルのサンドウィッチなどが楽しめるそうなので、ぜひ足を運んでみてください!
【番組情報】
番組名:『J-WAVE SPECIAL ISRAEL, FEEL THE VIBRATION』
放送日時:9月17日(月・祝) 21時—23時55分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/holiday/20180917_21/
ここでは、中東料理研究家でもあるサラーム海上の得意分野「イスラエルの食文化」についてお届けしたパートをピックアップします。イスラエル料理は世界でどんな存在なのでしょうか。
■NYでイスラエルグルメブームのきっかけとなったレストラン
まずはニューヨーク在住のライター&エディターで、『ELLE gourmet』をはじめ『VOGUE』や『GQ』などの雑誌で活躍している小松優美さんに電話をつなぎました。
これまでニューヨークでのイスラエル料理は、少しコアでカジュアルな、現地の方が好んで食べるような存在だったそう。しかし最近はもう少しエレガントなレストランも増えてきており、よりバラエティが広がっている、と小松さんは言います。それにはあるお店がきっかけになったようです。
小松:昨年「Nur」というモダンなお店ができて、イスラエルや中東の料理を西洋の料理と融合させて、エレガントなダイニングとして新しい新境地を開拓したことで、そこからいろんなお店が増え始めました。
「Nur」は元々イスラエルのテルアビブでいくつもお店をだしているセレブリティシェフ、ミール・アドニさんが初めてニューヨークに出店したお店。オープンするとすぐに現地のグルメ雑誌で取り上げられ、大きな話題になったそうです。
実際に足を運んだ小松さんは、「予想以上に繊細な料理ですごく好きになった」と言います。これまでニューヨークにはイスラエル料理をオシャレに楽しむというお店がなかったため、「Nur」の登場と影響で「すごくおもしろいことになっています」と、小松さんはイスラエル料理ブームを感じるそうです。
小松:意外かもしれないですけど、基本的にすごくヘルシーで。
グローバー:ヘルシーというのがブームになっている理由?
小松:そうなんです。ごくシンプルに料理して、味付けもシンプルというところで。
グローバー:ニューヨーカーはそういったトレンドを気にするし、早いですよね!
ニューヨークに行かれた際はぜひ足を運んでみてください。
■ケバブの常識を覆す「脱構造ケバブ」とは?
続いては食の都・パリでのイスラエル料理事情に迫りました。パリ在住のライター&エディターで、『ELLE』『FIGARO』といった日本の雑誌でも活躍する安田薫子さんに、電話で現地のイスラエル料理事情をお聞きしました。
今パリでは、イスラエルをはじめとする中東・地中海料理がとても人気があるそうです。その理由というのは、ニューヨークでのブームと同じくそのヘルシーさにあるようです。
安田:イスラエル料理は素材がどれも体に良い。それだけではなくて、大変おいしいというところで、特にパリのイスラエル料理店の中でも「Balagan」というお店が人気になっています。
安田さんは何軒かパリのイスラエル料理のお店を食べ歩いたそうなのですが、「ここがNo.1!」と断言。「Balagan」は高級ホテルの1階にあり、とても洗練されていて、オシャレな人たちが集まるお店になっています。その中でも特にオススメというのがケバブ。日本でもおなじみの料理ですが、このお店は「脱構造化したケバブ」と安田さん。
安田:「Balagan」のケバブは、お皿にゴマのペーストを塗り、その上にスパイスで風味付けして料理した挽き肉、さらにその上に4種類の調理ペーストを乗せて、さらにこんがり焼いたトーストを添えてあるというものなんです。だからサンドイッチのような形でもないし、串に刺しているわけでもないんです。
ゴマの香ばしさとレモンの爽やかさ、挽き肉に混ぜたスパイスの風味などが一体となり、なんとも忘れがたい味なのだそう。日本では味わえないということなので、パリに行った際は食べ逃し厳禁のグルメです。
そしてサラームからも、ロンドンでオススメのイスラエル料理レストランが紹介されました。お店の名前は「The Palomar」。ここはエルサレムの家庭料理からフュージョン料理までバラエティ豊富なメニューが魅力だそう。こちらでは、先ほどの脱構造ケバブもいただけるそうなので、ロンドンに行った際は要チェックです。
■都内でも食べられるオススメのイスラエル料理店
ここまで世界でのイスラエル料理店を紹介してきましたが、もちろん東京でも食べたくなりますよね。そこでサラームから2軒のお店が紹介されました。まずは江古田駅そばにある「SHAMAIM(シャマイム)」。
サラーム:「SHAMAIM」はたぶん、いま世界で一番安くていっぱい食べられるイスラエル料理屋だと思いますよ。というのも2400円くらいで食べ放題なんです。10種類くらい野菜は並ぶし、あとすごくワインも安いし。
そして2つ目のお店は、恵比寿と広尾の間にある「TA-IM(タイーム)」。こちらは小さなカウンターのみのアットホームなお店。ランチではファラフェルのサンドウィッチなどが楽しめるそうなので、ぜひ足を運んでみてください!
【番組情報】
番組名:『J-WAVE SPECIAL ISRAEL, FEEL THE VIBRATION』
放送日時:9月17日(月・祝) 21時—23時55分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/holiday/20180917_21/