人生100年時代…老後の貯金は、最低いくら必要なの? 家は買うべき?

J-WAVEで放送中の『GOLD RUSH』(ナビゲーター:渡部 建)のワンコーナー「CURIOUSCOPE」。10月12日(金)のオンエアでは、「人生100年時代のマネープラン」について、株式会社エフピーウーマン代表取締役、ファイナンシャルプランナーの大竹のり子さんに訊きました。いったい、どのくらいチョキンがあればいいのでしょう……?


■老後の蓄えは最低2000万円から

総務省の調べによると現在、65歳以上の高齢者は総人口の28.1%。これは過去最高ですい。また、65歳以上の就業率が23%と、こちらも最高記録。さらに日本生命の調べでは60歳以上の7割が65歳以上も働き続けたいと回答し、もはや「老後」の定義が変わりつつあるのが現状です。

大竹:今の65歳には、「老後」という言葉が合わないですね。みなさんお元気で、まだまだ会社でもバリバリ働ける年頃なので。この「65歳以上でも働きたい」という背景は2つあって、「現役でいける」「働ける意欲がある」場合もあれば、「働かざるを得ない」「生活費を稼がなければ」ということも。
渡部:老後はどのくらい貯蓄があればいいのでしょうか。
大竹:必要な金額は人によって違って、2000万円くらいで足りる人もいれば、世界一周がしたいといった希望があれば5000万、1億と必要となる。最低限のラインだと、ご夫婦で2000万~2500万と言われています。
渡部:結局、我々は何をしておけばいいのでしょうか。
大竹:2、30代にとって、一番の資産は時間です。50代になってからお金を貯めようとかなってもなかなか時間がないですけど、2、30代なら20〜30年ある。その時間を有効に使って、「つみたてNISA」とか「iDeCo」のような制度を利用して、コツコツ上手に積立していくということが必要かなと思います。


■「年金は払わない」は避けるべき

渡部:年金に関してはどれくらい真剣に向き合ったらいいですか?
大竹:公的年金がいくらもらえるかhが、そのときにならないとわからないので、当てにはしないほうがいいかなと思います。ただ、「破綻してもらえないだろうから払わない」のは避けたほうがいい。なぜなら、自分で貯めたお金は有限ですが、公的年金は何歳になっても、たとえば120歳になってももらえる。人生100年時代のなかで強みなんですよね。


■持ち家と賃貸のメリット・デメリット

人生100年時代と考えたとき、持ち家と賃貸はどちらがいいのでしょう。

大竹:持ち家は、ローン終了後は払わなくていいのが最大のメリットです。あとは、払い終わったら資産になるので売ってキャッシュにするとか、いろいろな選択肢がある。デメリットは身動きが取りづらくなることですね。転勤になってしまってどうしよう、とか。住宅ローンを抱えるのもデメリットです。
渡部:賃貸はどうですか?
大竹:賃貸のメリットは身軽さ。持ち家はどんどん設備が古くなりますが、賃貸なら引っ越すたび最新になる、ということも。ローンを抱えなくていいのもメリットですね。デメリットは、人生100年プランで、ずっと家賃がかかること。
渡部:家やマンションを買うときに何か気をつけることはありますか?
大竹:持ち家のデメリットが極力ない家を買うようにしましょう。売ったときに大きく損をしないとか、人に貸したときに家賃より住宅ローンのほうが大きくならない家を選ぶ。自分が住んでいいというだけではなく、資産としての汎用性を考える視点が大事かなと思います。
渡部:30代の女性が今マンションを買おうとしていたら、何かありますか?
大竹:安く買えるのであれば、シングルの方も自分の家を買っておくのがいいなと思います。結婚したら要らなくなるかもしれませんが、貸して家計の足しにしたり、何かあった場合に売ったりできます。

大竹さんは「ファイナンシャルアカデミー」にて、大人のためのお金の講座を無料でおこなっています。お金のことを勉強したい方はチェックしてみてください。

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【番組情報】
番組名:『GOLD RUSH』
放送日時:毎週金曜 16時30分ー20時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/goldrush/

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