J-WAVEで中東音楽の魅力を伝える『ORIENTAL MUSIC SHOW』のナビゲーター、サラーム海上が講師をつとめる料理教室が8月4日(土)に開催されました。
会場は「コトラボ阿佐ヶ谷」。雑誌『オレンジページ』が運営するライフスタイル&クッキングスタジオです。同教室の特徴は、つくるメニューにテーマ性があること。公式サイトでも、「お酒と食事のペアリングを楽しもう」「SNS映えする『魅せごはん』」など、さまざまな切り口で講座を紹介。自分の好きなときに好きな講座だけ選べて申し込めるので、普段は料理教室に行かない人でも、気軽に楽しむことができます。
今回は、「サラーム海上のメイハネパーティ」と題してJ-WAVEとコラボ! 「メイハネ」とは、トルコ語で「居酒屋」のこと。MCには、『ZAPPA』の月・火のナビゲーターである前田智子も登場し、中東音楽が流れる会場で、和やかに教室はスタートしました。
■カリモチ食感の揚げ団子「イチリ・キョフテ」
今回つくったのは、以下の3品。
◯ホモス(ひよこ豆と練りごまのペースト)
◯イチリ・キョフテ
◯ミニトマト、ルッコラ、胡桃のサラダ
この記事では料理教室の様子とともに、「ホモス」のレシピもお伝えします!
まずは3品をサラーム&前田が実際に作っていきました。サラームは「中東料理に大事なのは、レモン、にんにく、オリーブオイル、パセリ、トマトペーストです。トマトペーストは、トルコ産だと塩がいらないほど味がついているんですが、イタリア産のときは少し塩を足すといいでしょう」と豆知識を語りました。
最初につくったのは、「イチリ・キョフテ」。揚げ団子です。もちっとした生地のなかに、ひき肉がメインの具が入っています。生地に使うのは、トルコの国民食である挽き割り小麦「ブルグル」や、赤パプリカのペースト「ビベール・サルチャス」。馴染みのない食材ですが、サラームによると、「Amazonや、新大久保にも売ってますよ」とのこと。具のひき肉は、イスラム圏は豚肉を食べないため、羊または牛を使います。
パンのような感触の生地は丸くし、中央をくぼませ、具を入れます。生地をとじて、ラグビーボールのような形に整えます。
こんがり揚げれば完成です!
サラダはドレッシングがポイント。「ザクロの濃縮エキス」か、あるいはバルサミコ酢を半量まで煮詰めたものに、塩や胡椒、オリーブオイルを混ぜて使います。
■濃厚でクセになる「ホムス」
ホムスは、マッシュポテトのような柔らかさのペースト。ひよこ豆のコクを感じる濃厚な味わいですが、後味は不思議とさっぱりしています。バゲットにつけて食べると絶品!
・材料(作りやすい分量)
ひよこ豆・・・150g(大鍋に入れ、たっぷりの水にひと晩つけておく)
A:にんにく・・・1かけ
A:塩・・・小さじ1
B:レモン汁・・・1個分
B:にんにく・・・1かけ
B:塩・・・小さじ1/2
タヒーニ(または白ねりごま)・・・100g
EXVオリーブオイル・・・大さじ2~3
イタリアンパセリ(またはパセリ/みじん切り)・・・適量
パプリカパウダー・・・適量
・作り方
1:ひよこ豆はかるく洗って水けをきる。厚手の鍋に入れ、たっぷりの水を注ぎ、半日おいてもどす。
2:1の鍋ににんにく1かけ、塩小さじ1を加えて中火にかけ、煮立ったら弱火にして豆が柔らかくなるまで茹でる(1粒取り出して、人差し指と親指でつまんで押すと、かるくつぶれて薄皮がむける程度が目安)。豆と煮汁に分け、飾り用の豆を適宜取り分ける。煮汁はとっておく。
3:ミキサーに、にんにく1~2かけを荒く刻んで入れ、ひよこ豆、レモン汁、塩小さじ1/2を加えて1分ほど撹拌する。豆が砕けたら、煮汁大さじ2、タヒーニを少しずつ加えて、クリーム状になるまでさらに撹拌する。かたいようなら、途中で煮汁を適宜加えて調整する。
4:器に盛り、スプーンで中央をくぼませる。くぼみにオリーブオイルを注ぎ、飾り用のひよこ豆を散らしてイタリアンパセリの葉適宜を摘んで散らし、パプリカパウダーをふる。2つに切ったピタパンと好みのスティック野菜を添え、残りのイタリアンパセリを添える。
「ホムス」は地域によって呼び名が異なります。トルコでは「フムス」と呼ばれ、ゴマがあまり入っておらず、おからのような食感だとサラーム。今回のレシピは、イスラエル、レバノンで作られる、まろやかなもの。ちなみに前田によると、アメリカではキムチのようにタッパーに入って売っているのだとか。
料理はチームにわかれて行いました。初対面の人ばかりですが、みなさん明るく「形をつくるの上手ですね!」「手際がいい!」と声をかけあいながら、和気あいあいと進めていきます。サラームが各テーブルを訪れ、アドバイスすることも。
完成した料理は色合いも鮮やか! カリモチ食感がおいしい揚げ団子、まったり濃厚なホムス、ドレッシングの酸味がアクセントになったサラダ……ぞれぞれの料理が味を引き立てあい、思わずフォークがとまらなくなるほど。この日はワンプレートに盛りましたが、「本場では大皿からつまんで食べるんですよ」とサラームは話していました。
仕上がった料理は、ワインと一緒にいただきました。この日のワインは、サッポロの「ビオ マニア<オーガニック>」の赤と白。860円というリーズナブルな価格ながら、国内でボトリングをしています。前田は「この値段でオーガニックはうれしいですね。しっかりした味!」とコメントしていました。
最後は料理とワインをいただきながら、サラームが巡った「メイハネ」の写真を正面スライドに写し、エピソードを聞きました。料理だけでなくい、中東のカルチャーも楽しめる、充実した講座になりました。
会場は「コトラボ阿佐ヶ谷」。雑誌『オレンジページ』が運営するライフスタイル&クッキングスタジオです。同教室の特徴は、つくるメニューにテーマ性があること。公式サイトでも、「お酒と食事のペアリングを楽しもう」「SNS映えする『魅せごはん』」など、さまざまな切り口で講座を紹介。自分の好きなときに好きな講座だけ選べて申し込めるので、普段は料理教室に行かない人でも、気軽に楽しむことができます。
今回は、「サラーム海上のメイハネパーティ」と題してJ-WAVEとコラボ! 「メイハネ」とは、トルコ語で「居酒屋」のこと。MCには、『ZAPPA』の月・火のナビゲーターである前田智子も登場し、中東音楽が流れる会場で、和やかに教室はスタートしました。
■カリモチ食感の揚げ団子「イチリ・キョフテ」
今回つくったのは、以下の3品。
◯ホモス(ひよこ豆と練りごまのペースト)
◯イチリ・キョフテ
◯ミニトマト、ルッコラ、胡桃のサラダ
この記事では料理教室の様子とともに、「ホモス」のレシピもお伝えします!
まずは3品をサラーム&前田が実際に作っていきました。サラームは「中東料理に大事なのは、レモン、にんにく、オリーブオイル、パセリ、トマトペーストです。トマトペーストは、トルコ産だと塩がいらないほど味がついているんですが、イタリア産のときは少し塩を足すといいでしょう」と豆知識を語りました。
最初につくったのは、「イチリ・キョフテ」。揚げ団子です。もちっとした生地のなかに、ひき肉がメインの具が入っています。生地に使うのは、トルコの国民食である挽き割り小麦「ブルグル」や、赤パプリカのペースト「ビベール・サルチャス」。馴染みのない食材ですが、サラームによると、「Amazonや、新大久保にも売ってますよ」とのこと。具のひき肉は、イスラム圏は豚肉を食べないため、羊または牛を使います。
パンのような感触の生地は丸くし、中央をくぼませ、具を入れます。生地をとじて、ラグビーボールのような形に整えます。
こんがり揚げれば完成です!
サラダはドレッシングがポイント。「ザクロの濃縮エキス」か、あるいはバルサミコ酢を半量まで煮詰めたものに、塩や胡椒、オリーブオイルを混ぜて使います。
■濃厚でクセになる「ホムス」
ホムスは、マッシュポテトのような柔らかさのペースト。ひよこ豆のコクを感じる濃厚な味わいですが、後味は不思議とさっぱりしています。バゲットにつけて食べると絶品!
・材料(作りやすい分量)
ひよこ豆・・・150g(大鍋に入れ、たっぷりの水にひと晩つけておく)
A:にんにく・・・1かけ
A:塩・・・小さじ1
B:レモン汁・・・1個分
B:にんにく・・・1かけ
B:塩・・・小さじ1/2
タヒーニ(または白ねりごま)・・・100g
EXVオリーブオイル・・・大さじ2~3
イタリアンパセリ(またはパセリ/みじん切り)・・・適量
パプリカパウダー・・・適量
・作り方
1:ひよこ豆はかるく洗って水けをきる。厚手の鍋に入れ、たっぷりの水を注ぎ、半日おいてもどす。
2:1の鍋ににんにく1かけ、塩小さじ1を加えて中火にかけ、煮立ったら弱火にして豆が柔らかくなるまで茹でる(1粒取り出して、人差し指と親指でつまんで押すと、かるくつぶれて薄皮がむける程度が目安)。豆と煮汁に分け、飾り用の豆を適宜取り分ける。煮汁はとっておく。
3:ミキサーに、にんにく1~2かけを荒く刻んで入れ、ひよこ豆、レモン汁、塩小さじ1/2を加えて1分ほど撹拌する。豆が砕けたら、煮汁大さじ2、タヒーニを少しずつ加えて、クリーム状になるまでさらに撹拌する。かたいようなら、途中で煮汁を適宜加えて調整する。
4:器に盛り、スプーンで中央をくぼませる。くぼみにオリーブオイルを注ぎ、飾り用のひよこ豆を散らしてイタリアンパセリの葉適宜を摘んで散らし、パプリカパウダーをふる。2つに切ったピタパンと好みのスティック野菜を添え、残りのイタリアンパセリを添える。
「ホムス」は地域によって呼び名が異なります。トルコでは「フムス」と呼ばれ、ゴマがあまり入っておらず、おからのような食感だとサラーム。今回のレシピは、イスラエル、レバノンで作られる、まろやかなもの。ちなみに前田によると、アメリカではキムチのようにタッパーに入って売っているのだとか。
料理はチームにわかれて行いました。初対面の人ばかりですが、みなさん明るく「形をつくるの上手ですね!」「手際がいい!」と声をかけあいながら、和気あいあいと進めていきます。サラームが各テーブルを訪れ、アドバイスすることも。
完成した料理は色合いも鮮やか! カリモチ食感がおいしい揚げ団子、まったり濃厚なホムス、ドレッシングの酸味がアクセントになったサラダ……ぞれぞれの料理が味を引き立てあい、思わずフォークがとまらなくなるほど。この日はワンプレートに盛りましたが、「本場では大皿からつまんで食べるんですよ」とサラームは話していました。
仕上がった料理は、ワインと一緒にいただきました。この日のワインは、サッポロの「ビオ マニア<オーガニック>」の赤と白。860円というリーズナブルな価格ながら、国内でボトリングをしています。前田は「この値段でオーガニックはうれしいですね。しっかりした味!」とコメントしていました。
最後は料理とワインをいただきながら、サラームが巡った「メイハネ」の写真を正面スライドに写し、エピソードを聞きました。料理だけでなくい、中東のカルチャーも楽しめる、充実した講座になりました。