J-WAVEで放送中の番組『ACROSS THE SKY』(ナビゲーター:玄理)のワンコーナー「LEXUS TOKYO TREASURE」。7月15日(土)のオンエアでは、アウトドアスタイル・クリエイターの四角友里さんにお話を伺いました。
■自然の中にいる喜びを感じたい
四角さんは山スカートを広めた女子登山ブームの火付け役。全国での講演活動、執筆、アウトドアウェアの企画をするほか、着物着付け師としても活動しています。現在は四季折々の自然を味わいながら山歩きの魅力を発信しています。
はじめに、山登りの魅力についてお訊きしました。
玄理:四角さんが山に魅せられたきっかけは何だったのでしょうか。
四角:2003年に長野県の上高地の北アルプスに観光で訪れました。1時間半ぐらい散策をして、はじめて山に囲まれる幸せや翡翠色の川が流れていく美しさに、日本の感動に出会い、もっと奥に進んでみたいなというところから山歩きを始めました。
玄理は、登山に馴染みがなく、きつそうなイメージがあることを伝えると、四角さんも登山を始める前までは運動が苦手だったことを明かします。左からエスカレーターに乗ることでさえ、おろおろしてタイミングがつかめないくらい運動は苦手だったのだとか。上高地で山歩きをしていたときに、身体を動かすだけでなく、心を動かくことが大きいと気づいた四角さんは、山歩きの楽しさをこう話します。
四角:葉っぱがキラキラ揺れていたり、鳥の声が聞こえたり、岩場でお花が頑張って咲いていたりして、可愛いなぁ、綺麗だなといった感情を味わうのが山歩きだと思いました。決して山頂にたどり着く達成感を味わうんじゃなくて、その場所にいることの楽しさや、歩かなくてもいいから自然の中にいる喜びを感じていたいという延長で、山歩きをしたいと思いました。
海外の山も登ったことがあるという四角さん。海外と日本の山の違いについてもお訊きしました。
四角:大きな違いは、日本が持つ四季の移り変わりかなと思います。春夏秋冬の折々の美しさがあり、紡がれていく命の営みがあることが大きいです。北にいくか南にいくかで自然がガラリと変わって、大草原から熱帯の場所があり、日本の箱庭のようにいろんな自然が詰まっていることが魅力だと思います。
■東京でおすすめの山・高尾山と八丈富士
先日、新刊『山登り12ヶ月』が発売されました。身近な山から憧れの山まで、日本全国37の山の思い出を綴ったエッセイ&ガイド集です。山頂に行かない山、梅雨の山、食の山、器の山、満月の日に歩く山などのキーワードがあり、山に登るときのアイデアや山歩きを楽しむためのヒントが詰まった一冊になっています。
四角さんに、『山登り12ヶ月』に掲載されている東京の山の魅力を紹介してもらいました。
四角:東京で近い山だと、高尾山です。山頂から奥の世界を見ると人が減り、深い自然をたくさん味わえるスポットがあります。陣馬山のエリアはお茶屋さんがたくさんあり、お茶屋の食い倒れ街道と言われます。
高尾山の山頂から1時間奥にいくと、70年以上続くお茶屋さんがあり、高さ30センチのかき氷や、なめこ汁が食べられます。また1時間奥にいくと景信山があり、杵と臼を借りてお餅つきができるそうです。「ほっと一息つく瞬間に富士山が見えたり、歩くことだけでは気づけないゆとりを楽しめるので、山で過ごすお昼の贅沢さを味わってもらいたい」と四角さんは話します。
遠くの山については、船で11時間かけていく八丈島の八丈富士は、登るのに3時間弱かかり、玄理も3時間という時間に驚いていました。四角さんは、「楽しいから登れるんですよ。山歩きを始めるとこれが歩けてしまうんです」と話しました。
8月11日(土)の山の日には、神奈川県の丹沢の麓で「TANZAWA 山モリ!フェス 2018」が開催されます。また11日(土)から13日(月)には高尾山のTAKAO 599 MUSEUMでイベントも行われます。登山・アウトドア好きな方はもちろん、山登り初心者の方もぜひ参加してみてください!
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【番組情報】
番組名:『ACROSS THE SKY』
放送日時:日曜9時-12時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/acrossthesky/
■自然の中にいる喜びを感じたい
四角さんは山スカートを広めた女子登山ブームの火付け役。全国での講演活動、執筆、アウトドアウェアの企画をするほか、着物着付け師としても活動しています。現在は四季折々の自然を味わいながら山歩きの魅力を発信しています。
はじめに、山登りの魅力についてお訊きしました。
玄理:四角さんが山に魅せられたきっかけは何だったのでしょうか。
四角:2003年に長野県の上高地の北アルプスに観光で訪れました。1時間半ぐらい散策をして、はじめて山に囲まれる幸せや翡翠色の川が流れていく美しさに、日本の感動に出会い、もっと奥に進んでみたいなというところから山歩きを始めました。
玄理は、登山に馴染みがなく、きつそうなイメージがあることを伝えると、四角さんも登山を始める前までは運動が苦手だったことを明かします。左からエスカレーターに乗ることでさえ、おろおろしてタイミングがつかめないくらい運動は苦手だったのだとか。上高地で山歩きをしていたときに、身体を動かすだけでなく、心を動かくことが大きいと気づいた四角さんは、山歩きの楽しさをこう話します。
四角:葉っぱがキラキラ揺れていたり、鳥の声が聞こえたり、岩場でお花が頑張って咲いていたりして、可愛いなぁ、綺麗だなといった感情を味わうのが山歩きだと思いました。決して山頂にたどり着く達成感を味わうんじゃなくて、その場所にいることの楽しさや、歩かなくてもいいから自然の中にいる喜びを感じていたいという延長で、山歩きをしたいと思いました。
海外の山も登ったことがあるという四角さん。海外と日本の山の違いについてもお訊きしました。
四角:大きな違いは、日本が持つ四季の移り変わりかなと思います。春夏秋冬の折々の美しさがあり、紡がれていく命の営みがあることが大きいです。北にいくか南にいくかで自然がガラリと変わって、大草原から熱帯の場所があり、日本の箱庭のようにいろんな自然が詰まっていることが魅力だと思います。
■東京でおすすめの山・高尾山と八丈富士
先日、新刊『山登り12ヶ月』が発売されました。身近な山から憧れの山まで、日本全国37の山の思い出を綴ったエッセイ&ガイド集です。山頂に行かない山、梅雨の山、食の山、器の山、満月の日に歩く山などのキーワードがあり、山に登るときのアイデアや山歩きを楽しむためのヒントが詰まった一冊になっています。
四角さんに、『山登り12ヶ月』に掲載されている東京の山の魅力を紹介してもらいました。
四角:東京で近い山だと、高尾山です。山頂から奥の世界を見ると人が減り、深い自然をたくさん味わえるスポットがあります。陣馬山のエリアはお茶屋さんがたくさんあり、お茶屋の食い倒れ街道と言われます。
高尾山の山頂から1時間奥にいくと、70年以上続くお茶屋さんがあり、高さ30センチのかき氷や、なめこ汁が食べられます。また1時間奥にいくと景信山があり、杵と臼を借りてお餅つきができるそうです。「ほっと一息つく瞬間に富士山が見えたり、歩くことだけでは気づけないゆとりを楽しめるので、山で過ごすお昼の贅沢さを味わってもらいたい」と四角さんは話します。
遠くの山については、船で11時間かけていく八丈島の八丈富士は、登るのに3時間弱かかり、玄理も3時間という時間に驚いていました。四角さんは、「楽しいから登れるんですよ。山歩きを始めるとこれが歩けてしまうんです」と話しました。
8月11日(土)の山の日には、神奈川県の丹沢の麓で「TANZAWA 山モリ!フェス 2018」が開催されます。また11日(土)から13日(月)には高尾山のTAKAO 599 MUSEUMでイベントも行われます。登山・アウトドア好きな方はもちろん、山登り初心者の方もぜひ参加してみてください!
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【番組情報】
番組名:『ACROSS THE SKY』
放送日時:日曜9時-12時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/acrossthesky/