「今でしょ!」のCMを手がけたコピーライター、松居大悟の舞台に衝撃を受け…映画『君が君で君だ』が生まれるまで

J-WAVEで放送中の番組『JUMP OVER』(ナビゲーター:松居大悟)。7月1日(日)の放送では、松居が監督を務めた映画『君が君で君だ』プロデューサーでコピーライターでもある阿部広太郎さんがゲストに登場しました。

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■大学のクラスメイト

松居と阿部さんは大学1年生の時に、同じ中国語のクラスを受講。演劇をやっていた松居は文化系、アメフトをやっていた阿部さんは体育会系だったものの、共通の友人を介して仲良くなりました。しかし当時はそこまで混み入った話はしておらず、「このラーメン美味しいね」くらいの感じだったと振り返ります。

そんな阿部さんは、東進ハイスクール・林 修先生の「今でしょ!」を発見し、CMにした方です! そのCMを生み出した少し後に、松居が手がける演劇を鑑賞したことで松居と再会。その時に「おもしろかった!」「何かやりましょう」と言われ、差し出された名刺に大手広告代理店「電通」の文字があり、当時屈折していた松居は「やれるもんならやってみろ!」と思っていたのだとか。

松居:でも僕が映画『自分の事ばかりで情けなくなるよ』を監督した時に、「こういう宣伝の仕方はどう?」とプロモーションに関する50枚に渡る企画書を作ってくれて、「この人はまっすぐで、本当におもしろいことをやりたいと思ってくれてるんだ」と感じ、一緒に組んでいったんですよね。
阿部:それが僕のピュア伝説ですね?
松居:(笑)。


■『君が君で君だ』映画化を提案、部署まで異動

そんな2人が再会するきっかけとなった松居の演劇作品『極めてやわらかい道』が基になり映画化したのが『君が君で君だ』です。映画にすることを提案したのも阿部さんで、提案した理由を松居が尋ねました。

阿部:今日話したかったんですけど、舞台を見てものすごい衝撃を受けたんですよ。その舞台の内容に“共感”するとかじゃなくて“驚愕”したというか。クラスメイトであるとかを差っ引いてもすごかったんですよ。そこで見た愛の描き方とか、人を愛するってどういうことかっていうことが自分の中にグサッと来て。その時の驚きはいまだに忘れられなくて、それを共有したかったんですよね。映画になったらまたたくさんの人に届くし、っていうことで「絶対映画にしてほしい」「映画にしましょう!」と提案しました。

その提案を受けた時、松居は劇団の活動もうまくいかず、ドラマの脚本を少しやっていたくらいで「辛い時期」「自分には何も残っていないと思っていた時期」だったそう。そのため「思いが残っているということがとても嬉しかった」と阿部さんに伝えました。

ちなみにそれまで阿部さんは会社でコピーライターの部署にいたそうですが、松居の映画を作るために映画に出資する部署に異動したのだとか! 

阿部:あなたと出会って運命変わってきちゃってますからね。
松居:(笑)。ピュアな男ですよ。


■「スイカ差し入れ事件」の真相

『君が君で君だ』と言えば、前週の放送で主演の池松壮亮さんと満島真之介さんが話していた「スイカ差し入れ事件」。アパートの2階でうるさく撮影していたため、1階に暮らす老夫婦にみんなが気を遣い、プロデューサーや制作部がどんどんスイカを差し入れをして逆に困らせていたのでは……という事件です。阿部さんは「確かにスイカの差し入れは多かったんです。とはいえ、池松さんも満島さんも盛りすぎです! そんなにたくさんスイカ届いてないから大丈夫! 処理できるくらいのスイカでした!」と強く述べました。

この日の番組では他にも、この映画のキャッチコピーに掛ける思いを、阿部さん自ら語ると言う貴重な時間もありました。詳しくはradikoをチェックしてみてください!

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【番組情報】
番組名:『JUMP OVER』
放送日時:毎週日曜 23時-23時54分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/jumpover/

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