J-WAVEで放送中の番組『RADIO DONUTS』(担当ナビゲーター:渡辺 祐・山田玲奈)のワンコーナー「TOKYO GAS LIFE IS A GIFT」。6月9日(土)のオンエアでは、クルーズライター・上田寿美子さんが登場。世界の豪華客船を取材し続ける上田さんに、2018年の最新クルーズ事情を伺いました。
■東京タワーより長い巨大船も登場!
クルーズ乗船歴45年、記者歴30年の上田さん。海外の新しい船の命名式に招かれるなど、世界的に活動し、最近ではマツコ・デラックスさんのテレビ番組に登場しました。
豪華客船の旅が盛んな国は北米で、クルーズ人口は1000万人。ドイツ、イギリスは180万人、今勢いがある中国は100万人となっています。また、クルージングで人気の海域1位はカリブ海、2位は地中海、3位はアジアの海がランクイン! こうしたことから、クルージング業界がアジアに注目していることがわかります。そんなクルージング業界に、今年はビッグニュースが飛び込んできたと上田さんは言います。
上田:海外のクルーズ船の潮流が、客船の巨大化です。今年から2024年までに新造客船計画のうちの半分以上が、総トン数が10万トン以上、乗客定員が2000人以上という巨大客船なんです。そして今年、巨大化する究極スタイルの歴史が塗り替えられました。4月に「シンフォニー・オブ・ザ・シーズ」という最大の客船ができて、18階建て、幅64メートル、長さ362メートルもあるんです。東京タワーが高さ333メートルですから、東京タワーを横に倒して船と並べても、船のほうが長いんです。船の上には遊園地があったり、ビル10階分を約12秒で滑り降りる「アルティメットアビス」というスライダーがあります。
また、船の上にはセントラルパークも。生きた植物1万2000本をプランターを使って植えており、一番高い木は8メートルもあります。4人の植木職人が乗り込んで公園の植木の剪定や水やりなどの管理をしているそうです。
■この夏オススメのクルージングは?
続いて、今年の夏にまだ間に合うおすすめのクルージングを教えていただきました。
上田:今年の夏は、日本発着クルーズがたくさんあります。ヨーロッパで最大級のクルーズ会社「MSCクルーズ」のMSCスプレンディダという船が、今年の夏から初めて日本発着クルーズを行います。13万トンクラスの客船で、高級スウィートカテゴリーに該当する一角が中にあります。ヨットクラブのお客さまになりますと、執事によるバトラーサービスを受けることができるんです。海外に目を向けますと、先日大変ユニークな新造客船「ノルウェージャン・ブリス」ができました。この船にはゴーカートのレーストラックがあったり、最新鋭のウォータースライダーがあったり、レーザータックという屋内ゲームスタジオがあったりします。この船が行くのはアラスカクルーズなので、氷河といった自然の宝庫を航海しながらゴーカートの運転もできる、ユニークなクルーズが楽しめます。
■クルーズジャーナリストとしての喜び
最後に、上田さんにクルーズライター、ジャーナリストとしての喜びを訊きました。
上田:ジャーナリストとしての客観性、それから厳しさは常に持ち合わせていなければいけないと思っております。ただし、私は基本的にはクルーズというのは楽しい旅であってほしいと思っています。ですから、正確で、新しくて、楽しい情報を、いくつ持ち帰れるかということに重きを置いて取材してまいりました。この前「シンフォニー・オブ・ザ・シーズ」の披露クルーズで記者会見があったのですが、そこで私も質問させていただいて。答えてくれた社長のマイケル・ベイリーさんは、もう20年以上の知り合いなんですけれど、「寿美子さん、あなたは長年に渡り遠い日本からいつも取材をしてくれてありがとう」とおっしゃってくださったんですね。そのときに「いろいろなことがあったけど、長年続けてきてよかったな」と思いました。
上田さんの長年の豪華客船の旅を綴った著書『上田寿美子のクルーズ!万才―豪華客船、45年乗ってます』(クルーズトラベラーカンパニー)も絶賛発売中です。ぜひ手にとってみてください。
次回6月16日(土)の「TOKYO GAS LIFE IS A GIFT」のコーナーは、2018年7月をもって解散を発表したチャットモンチーのおふたりが登場。これまでの活動や転機について伺います。お聴き逃しなく!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『RADIO DONUTS』
放送日時:土曜 8時-12時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts/
■東京タワーより長い巨大船も登場!
クルーズ乗船歴45年、記者歴30年の上田さん。海外の新しい船の命名式に招かれるなど、世界的に活動し、最近ではマツコ・デラックスさんのテレビ番組に登場しました。
豪華客船の旅が盛んな国は北米で、クルーズ人口は1000万人。ドイツ、イギリスは180万人、今勢いがある中国は100万人となっています。また、クルージングで人気の海域1位はカリブ海、2位は地中海、3位はアジアの海がランクイン! こうしたことから、クルージング業界がアジアに注目していることがわかります。そんなクルージング業界に、今年はビッグニュースが飛び込んできたと上田さんは言います。
上田:海外のクルーズ船の潮流が、客船の巨大化です。今年から2024年までに新造客船計画のうちの半分以上が、総トン数が10万トン以上、乗客定員が2000人以上という巨大客船なんです。そして今年、巨大化する究極スタイルの歴史が塗り替えられました。4月に「シンフォニー・オブ・ザ・シーズ」という最大の客船ができて、18階建て、幅64メートル、長さ362メートルもあるんです。東京タワーが高さ333メートルですから、東京タワーを横に倒して船と並べても、船のほうが長いんです。船の上には遊園地があったり、ビル10階分を約12秒で滑り降りる「アルティメットアビス」というスライダーがあります。
また、船の上にはセントラルパークも。生きた植物1万2000本をプランターを使って植えており、一番高い木は8メートルもあります。4人の植木職人が乗り込んで公園の植木の剪定や水やりなどの管理をしているそうです。
■この夏オススメのクルージングは?
続いて、今年の夏にまだ間に合うおすすめのクルージングを教えていただきました。
上田:今年の夏は、日本発着クルーズがたくさんあります。ヨーロッパで最大級のクルーズ会社「MSCクルーズ」のMSCスプレンディダという船が、今年の夏から初めて日本発着クルーズを行います。13万トンクラスの客船で、高級スウィートカテゴリーに該当する一角が中にあります。ヨットクラブのお客さまになりますと、執事によるバトラーサービスを受けることができるんです。海外に目を向けますと、先日大変ユニークな新造客船「ノルウェージャン・ブリス」ができました。この船にはゴーカートのレーストラックがあったり、最新鋭のウォータースライダーがあったり、レーザータックという屋内ゲームスタジオがあったりします。この船が行くのはアラスカクルーズなので、氷河といった自然の宝庫を航海しながらゴーカートの運転もできる、ユニークなクルーズが楽しめます。
■クルーズジャーナリストとしての喜び
最後に、上田さんにクルーズライター、ジャーナリストとしての喜びを訊きました。
上田:ジャーナリストとしての客観性、それから厳しさは常に持ち合わせていなければいけないと思っております。ただし、私は基本的にはクルーズというのは楽しい旅であってほしいと思っています。ですから、正確で、新しくて、楽しい情報を、いくつ持ち帰れるかということに重きを置いて取材してまいりました。この前「シンフォニー・オブ・ザ・シーズ」の披露クルーズで記者会見があったのですが、そこで私も質問させていただいて。答えてくれた社長のマイケル・ベイリーさんは、もう20年以上の知り合いなんですけれど、「寿美子さん、あなたは長年に渡り遠い日本からいつも取材をしてくれてありがとう」とおっしゃってくださったんですね。そのときに「いろいろなことがあったけど、長年続けてきてよかったな」と思いました。
上田さんの長年の豪華客船の旅を綴った著書『上田寿美子のクルーズ!万才―豪華客船、45年乗ってます』(クルーズトラベラーカンパニー)も絶賛発売中です。ぜひ手にとってみてください。
次回6月16日(土)の「TOKYO GAS LIFE IS A GIFT」のコーナーは、2018年7月をもって解散を発表したチャットモンチーのおふたりが登場。これまでの活動や転機について伺います。お聴き逃しなく!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『RADIO DONUTS』
放送日時:土曜 8時-12時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts/