【特集その3】小室哲哉の「伝説に残るシングルチャート」…400万枚以上の売り上げも!

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。4月18日(水)のオンエアでは、Licaxxxとgo!go!vanillas・牧 達弥と一緒に番組をお届けしました。

同日の「FEATURE TOPICS」では、小室哲哉さんについてお話しました。小室さん特集の初日は、幼少期からTM NETWORK、音楽プロデューサーとしての初期の活動を紹介。2日目は、“小室ブーム”を巻き起こした90年代の活躍にフォーカス。今回は、globeについて、またその時期の伝説的な音楽チャートを紹介しました。

【特集その1】小室哲哉が「ヒット曲を作るコツ」を掴んだ名曲とは?
【特集その2】小室哲哉のプロデュース力…細部まで「狙って」作っていた


■globeは400万枚以上の大ヒットも

1995年8月9日にデビューしたglobe。小室さん、マーク・パンサーさん、KEIKOさんの3人で構成されます。

当時、小室さんがプロデュースしていた他のアーティストの楽曲は、生バンドやオーケストラを使用する音像、音楽。一方で、globeはそういった分厚い音像とは真逆の方向性を目指し、生の弦を使わないミニマルな状態でサウンドを表現することにこだわりがありました。非常にトラックスの少ない楽曲を意識していたとのこと。

globeははじめ、素性をほぼ明かさずにサウンドのみを届けていくストイックなスタイルでした。3枚のシングルまではミリオンセールスにはぎりぎり届かない状況でしたが、徐々にメディアでの露出を増やし、1996年1月1日発売の4枚目のシングル『DEPARTURES』が220万枚を超えるヒットに。『DEPARTURES』が収録されたアルバム『globe』は、当時400万枚以上の売上を記録しました。

これまで小室さんが手掛けてきたほかのユニットと比べて、globeの楽曲は、ダークやクールという言葉が似合う歌詞や音楽が特徴。「華やかで楽しいイメージではない音楽においても大ヒットを記録する小室さんの手腕に、改めてすごさを感じます」と藤田は話していました。


■シングルチャートを5位まで独占!

1996年4月15日のシングルチャートでは、なんと小室さんがプロデュースした楽曲が5位までを独占。

1位:安室奈美恵『Don't wanna cry』
2位:華原朋美『I'm proud』
3位:globe『FREEDOM』
4位:dos『Baby baby baby』
5位:trf『Love&Peace Forever』

小室さんがプロデュースを手掛けた「小室ファミリー」がJ-POPシーンを盛り上げていた、まさに絶頂期の1997年。trf、安室奈美恵さん、華原朋美さん、globe、内田有紀さん、浜田雅功さん、観月ありささんなどによるユニット、TK presents こねっとがシングル『YOU ARE THE ONE』を発売しました。

この曲はチャリティーソングとして、収益全額は全国の小中学校、高校へのインターネット利用環境を整備するプロジェクト「こねっと・プラン」に寄付されました。いまから約20年前、まだインターネットが浸透していないなか、日本と海外を行き来していた小室さんは、デジタルデータのやりとりの重要性を感じ、次の世代に必要になるであろうインターネット環境をプレゼントしたそうです。

次回の記事では、“小室ブームのその後”をお伝えします。

【特集その4】小室哲哉「宇多田ヒカルが、僕を終わらせた」 TKブームの終焉、そして…

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【番組情報】
番組名:「SONAR MUSIC」
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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