J-WAVEの新番組『JUMP OVER』(ナビゲーター:松居大悟)。J-WAVEの開局30周年と、松居が主宰する劇団「ゴジゲン」の旗揚げ10周年とのコラボ企画の番組。2月のプレ放送を経て、4月1日(日)から本放送が始まりました。4月22日の放送では、歌手・竹原ピストルさんをお迎えして、2人が携わったテレビ東京系ドラマ『バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~』についてのトークが繰り広げられました。
■「まだ実感がわかない」
松居が監督を務め、竹原さんがエンディングテーマを担当したテレビ東京系ドラマ『バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~』。同作に出演していた俳優の大杉 漣さんが2月21日(水)に急逝されました。松居が「ちょうど先週でしたよね、(大杉)漣さんのお別れ会があったの」と切り出すと、お別れ会に参加した竹原がそのときのことを振り返りました。
竹原:まだ打ち上げのときって、僕って頭の中が整理できなかったんだと思んですよ。
松居:僕は編集中でしたね。
竹原:そうでしたね。最終回の編集中だったと思うんですけど。お別れ会に出席して、いろいろな方のお言葉を聞いて、奥様のお話を聞いたりするうちに、ようやく本格的にぎゅーっと大杉 漣さんがお亡くなりになられたんだってことが、あまりにもピンときてしまって。やっぱり献花した瞬間にどばーっと涙が出てきて……自分にとってそんな時間でした。
松居:僕は実感がまだなくて……。ニュースとかいろいろな人のコメントが出るたびに、みんなが終わりにさせようとしているんじゃないかって、変な感情になって……「いや、いるし!」って、不思議な感じなんですよね。現場でも漣さんが、サンプラザのピストルさんのライブに行って、「『フォーエバーヤング』の話してたよ」って嬉しそうにお話するのを聞いていたんで……。
竹原:あのときは……『バイプレイヤーズ』の撮影中もそうですけど、一緒にいると緊張しちゃうし、恐縮しちゃうしで、会話自体はできなかったですね。でも、「本当に観に来てくださったんだ」って嬉しかったですね。
■大杉 漣さん、カラオケシーンの裏話
ここで話題は、『バイプレイヤーズ2』の大杉 漣さんのカラオケのシーンのことに……。
松居:『バイプレイヤーズ2』3話のときに、カラオケで漣さんが歌うっていうときに、「『フォーエバーヤング』歌ってもらってもいいですか」って言って、「あれは竹原くんの歌だから、僕歌えないよ」って言ってて。どうしようかと言っていたら、スタッフから「漣さん今、カラオケボックスでずっと練習しています」って。
竹原:すごい……こんなに嬉しいことはないですね。
松居:「高くなるところが難しい」って言って、「Aメロ、Bメロは勘弁してくれないか。サビだけでいいから」って(笑)。
竹原:あのシーンは、言葉にならないぐらい嬉しかったですね。
■大杉 漣さんとの別れ…2人に起こった心境の変化
そして、竹原さんと松居は、大杉 漣さんとの別れを経て自身の心境に変化が起きたと明かしました。
松居:実感もないですが、仕事に対して考えることが多くなって。やめられなくなったな、というか、やめちゃだめだなという思いもありつつ……漣さんはたくさんの人にすばらしく愛されていて、「自分はそういう風に作品つくってきたのかな?」と思うと、そうじゃないような気がしてきて。少ないけれども何十年後も作品が残るようにっていたけど、シンプルにたくさんの人に愛される作品を作りたいと思うようになりましたね。メンタルが変わりつつありますね。
竹原:自分もお別れ会に参加して、自分が人生の幕を閉じるときに、これだけ誰かに深く深く思われながら幕を閉じられるような人生を歩んでいこうと、シンプルに思いましたね。大杉 漣さんがお亡くなりになられたということを初めて聞いた日の夜に、どういう心理なのかわかりませんが、初めてマネージャーに「役者の仕事をもっとやりたい」ってメールしたんですよね。やっぱりこれまでも言ってきたように、「監督に呼んでいただいたときに、自分ができそうだったらやってみよう」って姿勢だったんですけど、本当はやりたいくせにビビッて躊躇している事柄を全部やっておきたいってことだったんだと思います。
■竹原さんにとって『バイプレイヤーズ』とは?
最後に竹原さんにとっての『バイプレイヤーズ』をお訊きしました。
竹原:自分が『バイプレイヤーズ』の皆さんの前で歌ったことをひっくるめて言わせてもらうならば、ずーっとずーっと自分を諦めずに戦ってきた男たちを前にして、「決して諦めるな。戦い続けろ」と歌わなければならない恐怖の場でしたね。
松居:確かにそうですね(笑)。
竹原:ヒザが震えたっすよ。自分がやってきたことに、「どれだけお前は胸を張れる?」と自分を確認する場でしたね。
松居:嬉しかったです。『バイプレイヤーズ』のドラマでもそうでしたし、エンディングでも歌ってほしかったので、ご一緒できて嬉しかったです。
竹原さんの1年ぶりのアルバム『GOOD LUCK TRACK』が4月4日にリリースされたばかり。そして、6月からは「全国弾き語りツアー GOOD LUCK TRACK」がスタートします。詳しくは、竹原ピストルさんのオフィシャルホームページでご確認ください。
このほか、竹原さんの曲作りへの姿勢や役者論など、たっぷりの内容でお届けしたこの日のオンエアは、ぜひradikoでチェックしてみてください!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『JUMP OVER』
放送日時:毎週日曜 23時-23時54分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/jumpover/
■「まだ実感がわかない」
松居が監督を務め、竹原さんがエンディングテーマを担当したテレビ東京系ドラマ『バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~』。同作に出演していた俳優の大杉 漣さんが2月21日(水)に急逝されました。松居が「ちょうど先週でしたよね、(大杉)漣さんのお別れ会があったの」と切り出すと、お別れ会に参加した竹原がそのときのことを振り返りました。
竹原:まだ打ち上げのときって、僕って頭の中が整理できなかったんだと思んですよ。
松居:僕は編集中でしたね。
竹原:そうでしたね。最終回の編集中だったと思うんですけど。お別れ会に出席して、いろいろな方のお言葉を聞いて、奥様のお話を聞いたりするうちに、ようやく本格的にぎゅーっと大杉 漣さんがお亡くなりになられたんだってことが、あまりにもピンときてしまって。やっぱり献花した瞬間にどばーっと涙が出てきて……自分にとってそんな時間でした。
松居:僕は実感がまだなくて……。ニュースとかいろいろな人のコメントが出るたびに、みんなが終わりにさせようとしているんじゃないかって、変な感情になって……「いや、いるし!」って、不思議な感じなんですよね。現場でも漣さんが、サンプラザのピストルさんのライブに行って、「『フォーエバーヤング』の話してたよ」って嬉しそうにお話するのを聞いていたんで……。
竹原:あのときは……『バイプレイヤーズ』の撮影中もそうですけど、一緒にいると緊張しちゃうし、恐縮しちゃうしで、会話自体はできなかったですね。でも、「本当に観に来てくださったんだ」って嬉しかったですね。
■大杉 漣さん、カラオケシーンの裏話
ここで話題は、『バイプレイヤーズ2』の大杉 漣さんのカラオケのシーンのことに……。
松居:『バイプレイヤーズ2』3話のときに、カラオケで漣さんが歌うっていうときに、「『フォーエバーヤング』歌ってもらってもいいですか」って言って、「あれは竹原くんの歌だから、僕歌えないよ」って言ってて。どうしようかと言っていたら、スタッフから「漣さん今、カラオケボックスでずっと練習しています」って。
竹原:すごい……こんなに嬉しいことはないですね。
松居:「高くなるところが難しい」って言って、「Aメロ、Bメロは勘弁してくれないか。サビだけでいいから」って(笑)。
竹原:あのシーンは、言葉にならないぐらい嬉しかったですね。
■大杉 漣さんとの別れ…2人に起こった心境の変化
そして、竹原さんと松居は、大杉 漣さんとの別れを経て自身の心境に変化が起きたと明かしました。
松居:実感もないですが、仕事に対して考えることが多くなって。やめられなくなったな、というか、やめちゃだめだなという思いもありつつ……漣さんはたくさんの人にすばらしく愛されていて、「自分はそういう風に作品つくってきたのかな?」と思うと、そうじゃないような気がしてきて。少ないけれども何十年後も作品が残るようにっていたけど、シンプルにたくさんの人に愛される作品を作りたいと思うようになりましたね。メンタルが変わりつつありますね。
竹原:自分もお別れ会に参加して、自分が人生の幕を閉じるときに、これだけ誰かに深く深く思われながら幕を閉じられるような人生を歩んでいこうと、シンプルに思いましたね。大杉 漣さんがお亡くなりになられたということを初めて聞いた日の夜に、どういう心理なのかわかりませんが、初めてマネージャーに「役者の仕事をもっとやりたい」ってメールしたんですよね。やっぱりこれまでも言ってきたように、「監督に呼んでいただいたときに、自分ができそうだったらやってみよう」って姿勢だったんですけど、本当はやりたいくせにビビッて躊躇している事柄を全部やっておきたいってことだったんだと思います。
■竹原さんにとって『バイプレイヤーズ』とは?
最後に竹原さんにとっての『バイプレイヤーズ』をお訊きしました。
竹原:自分が『バイプレイヤーズ』の皆さんの前で歌ったことをひっくるめて言わせてもらうならば、ずーっとずーっと自分を諦めずに戦ってきた男たちを前にして、「決して諦めるな。戦い続けろ」と歌わなければならない恐怖の場でしたね。
松居:確かにそうですね(笑)。
竹原:ヒザが震えたっすよ。自分がやってきたことに、「どれだけお前は胸を張れる?」と自分を確認する場でしたね。
松居:嬉しかったです。『バイプレイヤーズ』のドラマでもそうでしたし、エンディングでも歌ってほしかったので、ご一緒できて嬉しかったです。
竹原さんの1年ぶりのアルバム『GOOD LUCK TRACK』が4月4日にリリースされたばかり。そして、6月からは「全国弾き語りツアー GOOD LUCK TRACK」がスタートします。詳しくは、竹原ピストルさんのオフィシャルホームページでご確認ください。
このほか、竹原さんの曲作りへの姿勢や役者論など、たっぷりの内容でお届けしたこの日のオンエアは、ぜひradikoでチェックしてみてください!
【この記事の放送回をradikoで聴く】
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:『JUMP OVER』
放送日時:毎週日曜 23時-23時54分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/jumpover/