建築家・妹島和世が手がける電車が登場へ! 斬新すぎるデザインとは

J-WAVEで放送中の番組「GROWING REED」(ナビゲーター:岡田准一)。3月11日(日)のオンエアでは、建築家・妹島和世さんをゲストにお迎えし、建築との向き合い方、貫いている美学についてお話を聞きました。


■建築家としての思い

妹島さんは“建築界のノーベル賞”ともいわれるプリツカー賞を受賞した、世界が注目する建築家のひとりです。代表作は、金沢21世紀美術館、ルーヴル美術館の別館など。

建築家人生30年を迎える妹島さんですが、昔から「公園みたいな建築を作りたい」という思いがあるそう。公園にはカップルや親子、ちょっと一息つくサラリーマンなど、さまざまな目的を持った人たちが集まる場所ですが、そういった人たちがなんとなく一緒に居られて、でもバラバラでも過ごせるような快適な場所を作りたいと明かします。

妹島:今はいろいろなメディアがあるから、人とコミュニケーションを取るのってスムーズにできますよね。そういう意味では建築は作るのにすごい時間がかかっちゃうしヘビーだし、だけどそういう中でどういうことができるかなっていうのが私にとっての興味ですかね。


■妹島さんデザインのユニークな電車が登場へ

そんな妹島さんがデザインした電車が、2018年度に街を走る予定なのだそう。現在、工場で製作中とのことですが、一体どんなデザインなのでしょうか?

妹島:一応イメージでは出しているんですが、一番最初からは電車っぽくなってきましたが。車両の外壁はシルバーの明るい鏡面みたいな。鏡面っていってもステンレスだったら黒くなってしまうんですけど、アルミなので明るい鏡面みたいなもので。

妹島さんにデザインを依頼したのは、埼玉県秩父から東京・池袋を走る西武鉄道。自然の中から住宅街までいろんなところを通るので、走っている時に周りの風景や色が車両に映るイメージだそう。

妹島:ホームに入ってきた時に、自分の前に止まったらコミュニケーションできるとか。電車そのもののデザインだけじゃなくて、周りの風景と一緒になって新しい風景を作り上げられたらいいなあと思ってるんですけど。

実際に街を走る姿が楽しみですね! 妹島さんの電車イメージ画はネットで検索すると確認できるので、ぜひ調べてみてください。

【番組情報】
番組名:「GROWING REED」
放送日時:毎週日曜 24時-25時
オフィシャルサイト: http://www.j-wave.co.jp/original/growingreed/

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