吉岡里帆×松居大悟が対談! アイデアは負から…「むしろ苦しみを探している」

J-WAVEで放送中の番組「UR LIFESTYLE COLLEGE」(ナビゲーター:吉岡里帆)。3月4日(日)のオンエアでは、演出家、脚本家、映画監督の松居大悟さんをお迎えして、ストーリーの発想法や謎に包まれた私生活について語りました。


■閉じこもっていた少年時代、支えは“ぬいぐるみ”

映画『私たちのハァハァ』『アズミ・ハルコは行方不明』など、数々の作品の監督を務める松居さん。福岡に生まれ、少年時代は暗くて、一人遊びが好きだったそう。お兄さんがやんちゃで怖く、友だちを大勢連れてきたため、部屋に閉じこもっていたとか。ぬいぐるみが好きで、一番好きなアヒルの人形は東京に連れてきたそうです。

松居:旅行するときもぬいぐるみを連れて行って、トランクに全部入らないから、どれを連れて行くか物語を作るんです。勝ち抜いたぬいぐるみを連れて行ってました(笑)。昔はベッドの半分はぬいぐるみで埋められていました。今はベッドにはないけど、そのかわり、テレビ台の下に3個ぐらいあります。
吉岡:そうなんですか。ぬいぐるみって、安心しますよね。


■演劇サークルが居場所、自信を持てたきっかけは…

中学・高校時代は漫画家になりたいと思っていた松居さんですが、細かい作業をするのが苦手で挫折してしまいました。

松居:大学は明るくて、女性もたくさんいて、男子校だった僕にとってはアウェイだったんですけど、演劇サークルは、みんな猫背でボソボソ喋ってたので「ここだな」と、居場所を見つけたようなところから始まりました。

吉岡が「ほかの人と考え方が似てると思ったことは?」と松居さんの内面に迫ると……。

松居:クリープハイプの尾崎(世界観)くんは、なぜこんなに細かくて狭い世界の感情を言葉にして自分を救ってくれるんだろうと思ってました。自分の苦しい感情を歌にしてくれていたから、これを自分は物語でアウトプットできたらと思っていて、出会って、ミュージックビデオを作ったときに、考え方が似てることが分かりました。その後、クリープハイプが売れていったことで、自分の感性は間違っていなかったと思って、自分の感性に自信がつきました。


■アイデアはいつもネガティブな出来事から

さらに、アイデアの出し方の話にも。松居さんは落ち込んだ時や、ネガティブな感情が強くなったときにアイデアが生まれるとか。

松居:むしろ苦しみを探しているところもあって、エゴサとかしちゃうんです。(自分を)ディスっている奴がいたら、そいつを深堀りして、どういう気持ちで嫌になったのか、どういう環境が彼をそうさせたのか、考えます(笑)。
吉岡:反対に強いですね!

そのほか、さまざまなジャンルで仕事をする上で意識していることに関する話も飛び出しました。

松居さんが監督を務めた映画『アイスと雨音』が公開中です。さらに、開局30周年を迎えるJ-WAVEと、10周年を迎える松居さん主宰の劇団ゴジゲンとのコラボ舞台が、来年2月に行われる予定です。こちらも楽しみですね。

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【番組情報】
番組名:「UR LIFESTYLE COLLEGE」
放送日時:日曜 18時-18時54分
オフィシャルサイト: http://www.j-wave.co.jp/original/lscollege/

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