J-WAVEで放送中の番組「MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY」(ナビゲーター:グローバー)。個性豊かなゲストたちが、毎回1組のレジェンド・ミュージシャンをテーマに熱い音楽談義を繰り広げるこの番組。8月12日(土)に取り上げたミュージシャンは「LINKIN PARK」です。
先月、突然の訃報が世界中を駆け巡りました。7月20日、41歳でこの世を去ったLINKIN PARKのボーカル、チェスター・ベニントン。彼の残した歌声、存在感、圧倒的なパフォーマンスについて、ロック・ジャーナリストの有島博志さん、go!go!vanillasのギタリスト・柳沢進太郎さんが熱く語りました。
LINKIN PARKはロサンゼルス出身のバンド。メンバーは、チェスター・ベニントン(Vo)、ロブ・ボードン(Dr)、ブラッド・デルソン(Gt)、フェニックス(Ba)、ジョー・ハーン(DJ)、マイク・シノダ(Vo/Gt)。2000年にリリースした1stアルバム「Hybrid Theory」が大ヒットし、2001年にもっとも売れたアルバムに認定され、グラミー賞も2度獲得。2000年代にデビューしたロックバンドの代表格であり、今でも圧倒的な人気を誇っているモンスターバンドです。
ミクスチャーバンドはこれまでもたくさん出てきていましたが、他のバンドとの違いを「歌詞ですね。特にこのへんの『Rage Against the Machine』とか『Deftones』とかっていうバンドは、基本的に口汚い言葉、“Fワード”とかバンバン出てくるでしょ。(LINKIN PARKは)まったく使ってないんですよ」と有島さん。
アメリカでは、未成年にとって不適切な表現が含まれているCDには「Parental Advisory」というステッカーが貼られるのですが、LINKIN PARKのCDには貼られていません。「ということは、向こうで子どもたちに親がそのCDを買い与えるんですね。そこが僕はすっごい上手いなって」(有島さん)
有島さんが初めてLINKIN PARKを聴いたのは、まだ日本でリリースされる前だった「Hybrid Theory」のCD-R。最初の「Papercut」と「One Step Closer」の2曲を聴いただけで衝撃を受けた有島さんは、担当者に「なんで日本版を出さないの?」と聞くと、「まだアメリカの様子を見てから」という返答が返ってきたそう。そのため有島さんは毎月のように当時の洋楽部のトップの方に「LINKIN PARKを出せ!」と電話していたそう(笑)。すごい熱量ですね。
一方、go!go!vanillasの柳沢さんがLINKIN PARKを知ったのはYouTubeで、中学1、2年生の頃だったそう。「自分がその当時好きだったアーティストのMVを見てると、関連動画で知らないアーティストの動画がどんどん出てくるじゃないですか。それで初めて『Faint』っていう曲に出会ったんです」と話します。「『Faint』のMVは“カッコいい”に振り切る! みたいな。ライブを想像させる意味で相当、力を使ったMVだと思います」と語ります。
当時、すでにバンドを始めていた柳沢さんはそのミュージックビデオを見て、「この感じを自分もやりたい!」と思ったそうです。go!go!vanillasからは想像できない、柳沢さんの意外なルーツが明かされたのはないでしょうか。
そしてトーク中、有島さんからメンバーの意外な裏話も聞くことができました。サウンド、歌詞だけでなくCDのアートワークやミュージックビデオでも“カッコいい!”と思わせてくれることの多いLINKIN PARK。その中には日本人に馴染みの深いガンダムとのコラボも。
「DJのジョー・ハーンは本当にガンダムが好きなんですよ。秋葉原にあるガンダム・カフェにも、来日したときにお忍びで行ってますし。初来日のときに、懇親の意味も含めて『外苑前で飯食おうか』って行って、僕の横に座ってたのがジョー・ハーンだったんですよ。ずーっとガンダムのプラモデルを作ってるんですよ」と明かす有島さん。それもご飯にほぼ手を付けずだったそう(笑)。
番組後半では、有島さんからLINKIN PARKに対するこんな熱い思いも語られました。「今でもほとんどの方が、やっぱりチェスターに対する悲しみ、これは癒えるわけがないと思うんです…やっぱり時が経たないと。それは僕もまったく同じで、未だに泣きそうになりますからね」と有島さん。ニューヨークでテロが起きたとき、全世界的に海外出張禁止令が出ている中でも、法の目を潜るかのようにLINKIN PARKに会うために海外に行っていたという有島さん。それくらい思いの深いバンドだそうです。
今回はライブについて語り合う前に、残念ながら時間切れ…。ということで、次週も引き続きLINKIN PARKについてのアツいトークをお送りします! 有島さんからまたまたメンバーの裏話が聞けるかも!? お楽しみに!
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:「MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY」
放送日時:毎週土曜 17時-17時54分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/musicology/
先月、突然の訃報が世界中を駆け巡りました。7月20日、41歳でこの世を去ったLINKIN PARKのボーカル、チェスター・ベニントン。彼の残した歌声、存在感、圧倒的なパフォーマンスについて、ロック・ジャーナリストの有島博志さん、go!go!vanillasのギタリスト・柳沢進太郎さんが熱く語りました。
LINKIN PARKはロサンゼルス出身のバンド。メンバーは、チェスター・ベニントン(Vo)、ロブ・ボードン(Dr)、ブラッド・デルソン(Gt)、フェニックス(Ba)、ジョー・ハーン(DJ)、マイク・シノダ(Vo/Gt)。2000年にリリースした1stアルバム「Hybrid Theory」が大ヒットし、2001年にもっとも売れたアルバムに認定され、グラミー賞も2度獲得。2000年代にデビューしたロックバンドの代表格であり、今でも圧倒的な人気を誇っているモンスターバンドです。
ミクスチャーバンドはこれまでもたくさん出てきていましたが、他のバンドとの違いを「歌詞ですね。特にこのへんの『Rage Against the Machine』とか『Deftones』とかっていうバンドは、基本的に口汚い言葉、“Fワード”とかバンバン出てくるでしょ。(LINKIN PARKは)まったく使ってないんですよ」と有島さん。
アメリカでは、未成年にとって不適切な表現が含まれているCDには「Parental Advisory」というステッカーが貼られるのですが、LINKIN PARKのCDには貼られていません。「ということは、向こうで子どもたちに親がそのCDを買い与えるんですね。そこが僕はすっごい上手いなって」(有島さん)
有島さんが初めてLINKIN PARKを聴いたのは、まだ日本でリリースされる前だった「Hybrid Theory」のCD-R。最初の「Papercut」と「One Step Closer」の2曲を聴いただけで衝撃を受けた有島さんは、担当者に「なんで日本版を出さないの?」と聞くと、「まだアメリカの様子を見てから」という返答が返ってきたそう。そのため有島さんは毎月のように当時の洋楽部のトップの方に「LINKIN PARKを出せ!」と電話していたそう(笑)。すごい熱量ですね。
一方、go!go!vanillasの柳沢さんがLINKIN PARKを知ったのはYouTubeで、中学1、2年生の頃だったそう。「自分がその当時好きだったアーティストのMVを見てると、関連動画で知らないアーティストの動画がどんどん出てくるじゃないですか。それで初めて『Faint』っていう曲に出会ったんです」と話します。「『Faint』のMVは“カッコいい”に振り切る! みたいな。ライブを想像させる意味で相当、力を使ったMVだと思います」と語ります。
当時、すでにバンドを始めていた柳沢さんはそのミュージックビデオを見て、「この感じを自分もやりたい!」と思ったそうです。go!go!vanillasからは想像できない、柳沢さんの意外なルーツが明かされたのはないでしょうか。
そしてトーク中、有島さんからメンバーの意外な裏話も聞くことができました。サウンド、歌詞だけでなくCDのアートワークやミュージックビデオでも“カッコいい!”と思わせてくれることの多いLINKIN PARK。その中には日本人に馴染みの深いガンダムとのコラボも。
「DJのジョー・ハーンは本当にガンダムが好きなんですよ。秋葉原にあるガンダム・カフェにも、来日したときにお忍びで行ってますし。初来日のときに、懇親の意味も含めて『外苑前で飯食おうか』って行って、僕の横に座ってたのがジョー・ハーンだったんですよ。ずーっとガンダムのプラモデルを作ってるんですよ」と明かす有島さん。それもご飯にほぼ手を付けずだったそう(笑)。
番組後半では、有島さんからLINKIN PARKに対するこんな熱い思いも語られました。「今でもほとんどの方が、やっぱりチェスターに対する悲しみ、これは癒えるわけがないと思うんです…やっぱり時が経たないと。それは僕もまったく同じで、未だに泣きそうになりますからね」と有島さん。ニューヨークでテロが起きたとき、全世界的に海外出張禁止令が出ている中でも、法の目を潜るかのようにLINKIN PARKに会うために海外に行っていたという有島さん。それくらい思いの深いバンドだそうです。
今回はライブについて語り合う前に、残念ながら時間切れ…。ということで、次週も引き続きLINKIN PARKについてのアツいトークをお送りします! 有島さんからまたまたメンバーの裏話が聞けるかも!? お楽しみに!
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:「MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY」
放送日時:毎週土曜 17時-17時54分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/musicology/