J-WAVEで8月11日(金・祝)にオンエアされた番組「J-WAVE HOLIDAY SPECIAL MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY SUMMER FESTIVAL」(ナビゲーター:グローバー)。
「夏ソング」をテーマに、およそ9時間にわたって生放送でお送りしましたが、「邦楽夏曲対談」のコーナーでは、音楽プロデューサーの蔦谷好位置さんと、モデルの高山都さんを迎え、70~80年代、90年代、00年代と各年代ごとの「夏ソング」についてお話を伺いました! こちらでは90年代のパートを紹介します。
中学・高校時代が90年代という蔦谷さん。真剣に音楽をやり始めた時期でもあり、思い出に残っているのだそう。中でも印象的な曲として挙げてくれたのはMr.Childrenの「innocent world」。「圧倒的すぎて。『こんな曲作れる人が世の中にいるんだ』と思った」と話していました。この曲は夏のイメージが強いそう。高校時代の夏、当時付き合っていた彼女と行ったお化け屋敷で、お化けを殴ったら中から怖いお兄さんが出てきて胸ぐらを掴まれたというほろ苦いエピソードも教えてくれました(笑)。
一方、高山さんは、軽音楽部で夏休みに練習したJUDY AND MARY の「くじら12号」「散歩道」などが印象に残っているそう。「93年の『ミュージックステーション』で『BLUE TEARS』を歌っていたときに、すごいバンドが来たと思い、それからずっと追いかけていて。YUKIちゃんになりたくて…」とJUDY AND MARYへの愛を語り、夏ソングとして「Over Drive」を挙げました。
その後、90年代の音楽シーンについて蔦谷さんに詳しくお聞きしました!
蔦谷:大きな話になりますが、20世紀の大量生産、大量消費という文化の象徴的な時代が90年代で、98年が最高潮だったと思います。宇多田ヒカルさんが99年。CDの売上げも、それ以降は崩壊しちゃっている気がするんですけど…あの時に良かったことはCDが売れてるからマニアックな音楽でも食っていけること。いろんな音楽がアーカイブされていて、今、それを聴くのは楽しいです。
グローバー:そういうものが、きちんとビジネスになるから、その道を突き詰められるわけですね。
蔦谷:そうですね。久保田利伸さんとかは80年代から活躍されてるけど、R&Bっていうジャンル自体は、そんなに日本でメジャーなものじゃなかった。でも90年代の後半からディーバ系の人が増えてきて。久保田さんが先駆けてくれた道だと思うんですけど。また、90年代後半にゆずが出てきて、フォーク・リバイバルみたいなのが…。
グローバー:「ギター持って街へ出て、とにかく自分の曲を大声で歌ってみよう」という、音楽の裾野ががっと広がりましたよね。
蔦谷:あれはエポックメイキングというか、THE BLUE HEARTSが出てきた時と同じくらいの衝撃だったと思うんですよ。今の若いアーティストは「ゆず聴いて憧れてました」って人、結構多いんですよ。back numberとか、SEKAI NO OWARIとかもそうだし。
90年代音楽シーンについて「すごくカラフルな時代だった」と締めくくった蔦谷さん。その他にもプロデューサーの視点から詳しい解説と共に70年代~80年代、00年代とヒット曲を解説、高山さんも自身の思い出の曲を挙げながら興味深く耳を傾けていました。
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:特別番組「J-WAVE HOLIDAY SPECIAL MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY SUMMER FESTIVAL」
放送日時:8月11日(金・祝)9時-17時55分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/holiday/20170811/
「夏ソング」をテーマに、およそ9時間にわたって生放送でお送りしましたが、「邦楽夏曲対談」のコーナーでは、音楽プロデューサーの蔦谷好位置さんと、モデルの高山都さんを迎え、70~80年代、90年代、00年代と各年代ごとの「夏ソング」についてお話を伺いました! こちらでは90年代のパートを紹介します。
中学・高校時代が90年代という蔦谷さん。真剣に音楽をやり始めた時期でもあり、思い出に残っているのだそう。中でも印象的な曲として挙げてくれたのはMr.Childrenの「innocent world」。「圧倒的すぎて。『こんな曲作れる人が世の中にいるんだ』と思った」と話していました。この曲は夏のイメージが強いそう。高校時代の夏、当時付き合っていた彼女と行ったお化け屋敷で、お化けを殴ったら中から怖いお兄さんが出てきて胸ぐらを掴まれたというほろ苦いエピソードも教えてくれました(笑)。
一方、高山さんは、軽音楽部で夏休みに練習したJUDY AND MARY の「くじら12号」「散歩道」などが印象に残っているそう。「93年の『ミュージックステーション』で『BLUE TEARS』を歌っていたときに、すごいバンドが来たと思い、それからずっと追いかけていて。YUKIちゃんになりたくて…」とJUDY AND MARYへの愛を語り、夏ソングとして「Over Drive」を挙げました。
その後、90年代の音楽シーンについて蔦谷さんに詳しくお聞きしました!
蔦谷:大きな話になりますが、20世紀の大量生産、大量消費という文化の象徴的な時代が90年代で、98年が最高潮だったと思います。宇多田ヒカルさんが99年。CDの売上げも、それ以降は崩壊しちゃっている気がするんですけど…あの時に良かったことはCDが売れてるからマニアックな音楽でも食っていけること。いろんな音楽がアーカイブされていて、今、それを聴くのは楽しいです。
グローバー:そういうものが、きちんとビジネスになるから、その道を突き詰められるわけですね。
蔦谷:そうですね。久保田利伸さんとかは80年代から活躍されてるけど、R&Bっていうジャンル自体は、そんなに日本でメジャーなものじゃなかった。でも90年代の後半からディーバ系の人が増えてきて。久保田さんが先駆けてくれた道だと思うんですけど。また、90年代後半にゆずが出てきて、フォーク・リバイバルみたいなのが…。
グローバー:「ギター持って街へ出て、とにかく自分の曲を大声で歌ってみよう」という、音楽の裾野ががっと広がりましたよね。
蔦谷:あれはエポックメイキングというか、THE BLUE HEARTSが出てきた時と同じくらいの衝撃だったと思うんですよ。今の若いアーティストは「ゆず聴いて憧れてました」って人、結構多いんですよ。back numberとか、SEKAI NO OWARIとかもそうだし。
90年代音楽シーンについて「すごくカラフルな時代だった」と締めくくった蔦谷さん。その他にもプロデューサーの視点から詳しい解説と共に70年代~80年代、00年代とヒット曲を解説、高山さんも自身の思い出の曲を挙げながら興味深く耳を傾けていました。
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:特別番組「J-WAVE HOLIDAY SPECIAL MITSUBISHI JISHO MARUNOUCHI MUSICOLOGY SUMMER FESTIVAL」
放送日時:8月11日(金・祝)9時-17時55分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/holiday/20170811/
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