J-WAVEで放送中の番組「Koh Gen Do WORDS ALIVE」(ナビゲーター:安藤桃子)。7月7日(金)のオンエアは、「ボードゲーム」をテーマにお送りしました。
ボードゲームと聞いて真っ先に思い付くのは「人生ゲーム」でしょうか。実はこういったボードゲームを楽しむ場が、今、少しずつ増えてきているのだそう。渋谷、池袋、下北沢、さらには福岡などに展開する「JELLY JELLY CAFE」や、西荻窪の「ことぶき」、永代橋にオープンした「EiN PROSiT!!」といったボードゲームカフェがその例として挙げられます。
そんななか、神保町の「アソビCafe」オーナーのだてあずみ。さんは、ボードゲームの実情について次のように話します。
「これまでは、お店にボードゲームが置いてあっても友だちを連れて来ないと遊べない店がほとんどで、知り合いがいないと自分で声を掛けて仲間に入ってルールを聞かなければならなかった。私はそれが苦手だったのですが、お店を始めて、そういう人が多いな…と。今は平日のお客さまの7~8割はお一人で、20代後半から40代位の男性が多いです。他の店よりも女性の率も高くて、平日だと2~3割位、休日は半分位が女性のお客さんです」(だてさん)
また、関西学院大学の千野帽子さんは、近年ボードゲームを楽しむ場が増えている理由について「かつての囲碁や将棋、今のボードゲームをやる場所が、日常のしがらみから一旦脱した場所に自分を置き、リフレッシュすることで現実に取り組むところになっている」と語ります。
では、クリエイターの目にはどんな風に映っているのでしょうか。
ゲームデザイナー・編集者で、数多くのボードゲームを作ってきた米光一成さんは「コミュニケーションする楽しさを刺激するゲームを常に考えています。アナログゲームは人同士が会ってワイワイできるので、終わったあとも自分の気持ちや、人との関係性がちょっと楽しい方向に変わるといいなと思いながら作っています」と、自身が新しいボードゲームを開発し続けている理由を明かしました。
一方で、デジタルゲームの視点から見たボードゲームの素晴らしさについて、デジタルゲーム学会理事の三宅陽一郎さんは次のように話します。
「ボードゲームは基本的にルールがすべて目に見える形であることが『エレガント』です。デジタルのゲームデザインを考えるときに、市販のボードゲームで研究することがあります。ボードゲームはデジタルゲームにはない感触があり、各ゲーム会社にもボードゲーム会というのがあって、ゲームデザインを研究するために遊んだりする会社を超えた交友もあります」(三宅さん)
デジタルゲーム全盛の時代ですが、コミュニケーションツールや、サードプレイスとしての人々の拠り所として、また、デジタルゲームの開発やプロフェッショナルの視点からも、ボードゲームならではの良さや素晴らしさが再認識されているようです。
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:「Koh Gen Do WORDS ALIVE」
放送日時:毎週金曜 24時-24時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/wordsalive/
ボードゲームと聞いて真っ先に思い付くのは「人生ゲーム」でしょうか。実はこういったボードゲームを楽しむ場が、今、少しずつ増えてきているのだそう。渋谷、池袋、下北沢、さらには福岡などに展開する「JELLY JELLY CAFE」や、西荻窪の「ことぶき」、永代橋にオープンした「EiN PROSiT!!」といったボードゲームカフェがその例として挙げられます。
そんななか、神保町の「アソビCafe」オーナーのだてあずみ。さんは、ボードゲームの実情について次のように話します。
「これまでは、お店にボードゲームが置いてあっても友だちを連れて来ないと遊べない店がほとんどで、知り合いがいないと自分で声を掛けて仲間に入ってルールを聞かなければならなかった。私はそれが苦手だったのですが、お店を始めて、そういう人が多いな…と。今は平日のお客さまの7~8割はお一人で、20代後半から40代位の男性が多いです。他の店よりも女性の率も高くて、平日だと2~3割位、休日は半分位が女性のお客さんです」(だてさん)
また、関西学院大学の千野帽子さんは、近年ボードゲームを楽しむ場が増えている理由について「かつての囲碁や将棋、今のボードゲームをやる場所が、日常のしがらみから一旦脱した場所に自分を置き、リフレッシュすることで現実に取り組むところになっている」と語ります。
では、クリエイターの目にはどんな風に映っているのでしょうか。
ゲームデザイナー・編集者で、数多くのボードゲームを作ってきた米光一成さんは「コミュニケーションする楽しさを刺激するゲームを常に考えています。アナログゲームは人同士が会ってワイワイできるので、終わったあとも自分の気持ちや、人との関係性がちょっと楽しい方向に変わるといいなと思いながら作っています」と、自身が新しいボードゲームを開発し続けている理由を明かしました。
一方で、デジタルゲームの視点から見たボードゲームの素晴らしさについて、デジタルゲーム学会理事の三宅陽一郎さんは次のように話します。
「ボードゲームは基本的にルールがすべて目に見える形であることが『エレガント』です。デジタルのゲームデザインを考えるときに、市販のボードゲームで研究することがあります。ボードゲームはデジタルゲームにはない感触があり、各ゲーム会社にもボードゲーム会というのがあって、ゲームデザインを研究するために遊んだりする会社を超えた交友もあります」(三宅さん)
デジタルゲーム全盛の時代ですが、コミュニケーションツールや、サードプレイスとしての人々の拠り所として、また、デジタルゲームの開発やプロフェッショナルの視点からも、ボードゲームならではの良さや素晴らしさが再認識されているようです。
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:「Koh Gen Do WORDS ALIVE」
放送日時:毎週金曜 24時-24時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/wordsalive/