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人気絶頂の中で悲劇に襲われた伝説のシンガー

人気絶頂の中で悲劇に襲われた伝説のシンガー

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「NIPPON EXPRESS SAUDE! SAUDADE...」(ナビゲーター:滝川クリステル)。4月2日(日)のオンエアでは、この日が命日のブラジルのシンガー、クララ・ヌネスと、同じくこの日に生誕89年を迎えたフランスの亡き大御所、セルジュ・ゲンズブールの歌声を特集しました。

クララ・ヌネスは1942年生まれ。最初は、ロマンチックなサンバを歌っていましたが、アフリカのアンゴラを訪れたことをきっかけにブラジル音楽のルーツに目覚め、リオの老舗サンバチーム「ポルテーラ」の門を叩きました。サンバをはじめ、バイーアのアフロ・ブラジル音楽、ブラジル北東部の音楽などを歌って次々にヒットを放ち、スターの座に君臨。1982年には、来日公演も行ないました。ところが…

人気絶頂の彼女を悲劇が襲います。1983年、簡単な手術を受けるための入院中に昏睡状態となり、4月2日未明、40歳という若さで帰らぬ人となってしまいました。それから34年。彼女の歌声は今もブラジルの人々の心に響き続け、大勢の女性シンガーが彼女のレパートリーを歌い続けています。

ということで、番組ではクララ・ヌネスの歌う、サンバチーム「ポルテーラ」を讃える曲「ポルテーラ・ナ・アヴェニーダ」や、遺作となってしまった82年盤から、アフロ・ブラジル文化の伝統に根ざしたバイーアの音楽団体を讃えた曲「イエジャー」などをお送りしました。

続いて、この日に生誕89年を迎えた、今は亡きフランスの大御所セルジュ・ゲンズブール。彼はシンガー、ソングライター、映画監督、俳優、小説家などさまざまな顔をもち、ブリジット・バルドー、ジェーン・バーキンら大勢の女性たちとの愛の遍歴を重ね、1991年、62歳で世を去りました。

「私も小さい頃、必ずテレビではゲンズブールが流れていました」と滝川。ご両親が彼の大ファンでよく話を聞かされていたそうです。今も彼が生前に住んでいた家がパリに残っているらしく、滝川も訪れたことがあるそうですが、「家の壁には国民の皆さんが、彼を偲んで彼の顔を描いていたり、例えばジェーン・バーキンと一緒の彼だったり、ブリジット・バルドーだったり…」(滝川)と、絵や彼への愛のメッセージが描かれているのだそう。フランス国民から本当に愛されていたのですね。

オンエアでは、セルジュが初めて手がけた映画音楽、映画「唇によだれ」(1960年)のテーマ曲「唇によだれ」や、60年代のヒット曲で大勢の歌手がカヴァーしている名曲「クーラー・カフェ」をお送りしました。

2人の名前は聞いたことがあっても、音楽を聴いたことがなかったという方は、この機会にぜひ聴いてみてはいかがでしょうか。その歌声からは、亡くなった今でも彼らが愛されている理由が窺えるはずです。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「NIPPON EXPRESS SAUDE! SAUDADE…」
放送日時:毎週日曜 17時-17時54分
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/saude/

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