「アースアワー」親善大使のZAPPAN君と

素晴らしい身体能力に驚き!ベルギー発の不思議な公演

J-WAVEで放送中の番組「ZAPPA」(日曜ナビゲーター:前田智子)。3月5日(土)のオンエアではベルギーのダンスカンパニー「ピーピング・トム」による、不思議な舞台公演を紹介しました。

「ピーピング・トム」とは、そもそも「覗き魔」のことだそうです。「その名の通り、あまり明るみに出ない、日常の暗い部分にスポットを当てつつ、セリフを使ってコミカルに、かつ演劇的に演出しているのがこのダンスカンパニーの特徴といえると思います」と前田。

カンパニーのメンバーは、演技、ダンス、歌までもをこなし、経歴、年齢層、国籍も幅広いのだとか。先日まで行われていた、3年ぶりの来日公演では「ファーザー」が上演されました。小さな窓が遥か頭上に一つしかなく、人目につかないような寂しい老人ホームでの入居者と職員の生活を奇妙に描いています。

入居者の暴走なのか、はたまた現実なのか…。そう思わせるような不思議な雰囲気を素晴らしい身体能力で演出する一方で、子どもの悪ふざけのように猫の動きを真似たり、歌い出したり、奇想天外な展開に、前田も驚いたそうです。

「日常の動作からストーリーを膨らませているので、意表をつかれる一方で、なんだかありえそうな気がしてしまうんです。たとえば、前屈をする姿は、落ち込んでいる姿とも、お辞儀ともとれますよね。激しい口論の後で男性がゆっくりと前かがみになって、落ち込んでいるように見えるシーンがあったのですが、次の瞬間には拍手に包まれ、舞台の上で観客にお辞儀をしている場面に早変わり。日常の明るい部分と暗い部分をつなぎ合わせたような構成が印象的でした」と語りました。

演出を担当しているフランク・シャルティエは、インタビューで「生と死の間にあるような生活を明るく描きたかった」と語っていました。まさに、シュールな内容ではあるものの、観客からは終始、笑い声が上がる不思議な舞台だったそうです。

番組では、そのほか、3月25日(土)に実施される、世界規模の環境ソーシャルグッドプロジェクトで、前田がオフィシャル・サポーターを務めている「アースアワー」についても紹介しました。

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【番組情報】
番組名:「ZAPPA」
放送日時:毎日 5時-6時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/zappa/

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