【連載】やきそばかおるのEar!Ear!Ear!(vol.45)
ラジオっ子・やきそばかおるがJ-WAVEのナビゲーターをご紹介します! 今回、取り上げるのは、『ZAPPA』でナビゲーターを始めたばかりのコーリア留奈。語学が堪能な現役大学生のコーリアが、英語を話すときに気をつけていることとは?(編集部)
■努力家の現役大学生!
25歳の頃、作家の先輩に「この世界で活躍している先輩は、努力を怠らない新人のことが大好きだから、頑張れば実ると思うよ」と言われたことを覚えています。
私のまわりで活躍している同業者を見ると、普段から努力をしている人は遅かれ早かれ、なんらかの形で芽が出ている気がします。本を出版したいと思っていた人が出版化に至ったり、無名だったミュージシャンに光が当たり始めたりしています。
前回のコラムで、「J-WAVE NAVIGATOR AUDITION 2017」でグランプリを受賞、現在『ZAPPA』(毎日 5時)の日曜ナビゲーターを務めている中村祐美子さんのことを書きましたが、土曜ナビゲーターのコーリア留奈さんも、中村さんと同じく、4月にナビゲーター・デビューを果たしました。放送を聞いていると、コーリアさんも大きな未来に向かって進んでいることが分かります。
コーリアさんは現在、青山学院大学に通う21歳。アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれました。ゴスペルシンガーの祖母の影響で歌うことが大好き。高校生の頃に6秒動画アプリで歌のカバーやコントなどを披露、3万人ほどのフォロワーを持ちます。今年の春には、2018年度のミス鎌倉に選ばれました。ちなみに、好きな食べ物はアボカド。マンホールの蓋にも興味があるそうです。
環境問題や教育問題に関心を持っていて、昨年は半年間タイの大学に留学し、現地の教育事情を学びました。放送で「教育を受けると将来の可能性が広がるだけでなく、犯罪に巻き込まれにくくなる」と教育の重要性を語っていたコーリアさん。経済成長が続くバンコクでは貧富の差が激しくなっていて、高層ビルの下で物乞いをする子どもたちもいれば、学校には行かず、屋台や家業を手伝う小さな女の子もいたとか。ちなみに、タイの大学では貧富の差がわからないように大学でも制服着用が義務付けられているそうです。 現地での経験と大学での勉強を通じて「その地域で本当に必要なことを支援できるような、人の役に立てるようなボランティアになりたいと思っています」とのことでした。目標がしっかりしています。
■英語で話すときは、少しテンション高めに!
忙しいコーリアさんは、スペイン語の勉強にも励んでいるそうです。外国語といえば、先日の放送を聞いていると、こんな興味深い話をしていました。授業のディスカッションで「バイリンガルは話せる言語によって、性格、または考え方が変わるのか」というテーマがあったそう。日本生まれ日本育ちのコーリアさんは、感覚や考え方は日本人寄りなので、外国の友だちに会うときは 「Hey, How are you?」とハグをしますが、日本人の友だちに会うときは「あ、待った?」と言うだけでハグはしないそう。ただ、日本語を喋るテンションで英語を喋ると、機嫌が悪く聞こえてしまうようで「Are you mad?」(怒ってるの?)と聞かれることがあるため、英語を喋るときは日本語を喋るときよりも、少しテンションを上げて喋るそうです。
バイリンガルでなくても、この感覚はわかります。特に、上京組はまさにそれで、私の場合は山口、北九州、広島、横浜、東京と転々としてきたので、自分が話している言葉がどこ地域の言葉なのか、自分でもわかりません。ただ、仕事の時以外は、かなり広島寄りです。30代以上の皆さんに分かりやすく例えると、松村邦洋さんがものまねをする、元広島カープの達川光男さんの喋りに近いかもしれません。普通に喋っているのに、怒っているように聞こえるらしいです。喋った途端に目立つので、地元の友だちと喋るとき以外は控えています。
ちなみに、東京にいると気になりませんが、地方は少し距離が離れただけでも言葉が変わってきます。ときどき、自分のことを「ワシ」という男性がいますが、広島は田舎のほうに行くと女性でも「ワシ」と言います。山口から広島に引っ越した頃、広島市内のバイト先のソース工場で、広島の山間部出身の女性(20代)が「ワシはもう、いぬるでよ」(私もう、帰るね)、「ワシは今日も、ケツじゃの」(私は今日も、最後だわ)と言っているのを聞いて、当時19歳の青年だった私は、驚いたことを思い出します。私は上京して18年になるので、「達川さんに近い」といってもなまりは薄くなりましたが、東京の人と話すときは意識しています。
それにしても、コーリアさんと比べると、私の話は、なんと小さな話でしょう……。このままでは「ワシは今日も、ケツじゃの」の話で終わってしまいます。せめて、私も人の役に立つ人間になりたいので、コーリアさんの参考になりそうな話をします。前述のようにコーリアさんはマンホールが好き。友だちのすすめでレコードバーに行ったところ気に入ったという話をSNSで書いていたので、レコードにまつわるマンホールの紹介をします。北海道にある新冠町はレコードと音楽で町おこしを図っていて、全国の愛好家から提供されたアナログレコードを収集保存する「レ・コード館」もあります。そんな新冠町にはレコードの絵をモチーフにしたマンホールがあるのです。なかなか可愛らしい絵なので、コーリアさんにおすすめしておきます。これで、少しはコーリアさんのお役に立てたのではないかと……。
■ZAPPA http://www.j-wave.co.jp/original/zappa/
ラジオっ子・やきそばかおるがJ-WAVEのナビゲーターをご紹介します! 今回、取り上げるのは、『ZAPPA』でナビゲーターを始めたばかりのコーリア留奈。語学が堪能な現役大学生のコーリアが、英語を話すときに気をつけていることとは?(編集部)
■努力家の現役大学生!
25歳の頃、作家の先輩に「この世界で活躍している先輩は、努力を怠らない新人のことが大好きだから、頑張れば実ると思うよ」と言われたことを覚えています。
私のまわりで活躍している同業者を見ると、普段から努力をしている人は遅かれ早かれ、なんらかの形で芽が出ている気がします。本を出版したいと思っていた人が出版化に至ったり、無名だったミュージシャンに光が当たり始めたりしています。
前回のコラムで、「J-WAVE NAVIGATOR AUDITION 2017」でグランプリを受賞、現在『ZAPPA』(毎日 5時)の日曜ナビゲーターを務めている中村祐美子さんのことを書きましたが、土曜ナビゲーターのコーリア留奈さんも、中村さんと同じく、4月にナビゲーター・デビューを果たしました。放送を聞いていると、コーリアさんも大きな未来に向かって進んでいることが分かります。
コーリアさんは現在、青山学院大学に通う21歳。アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれました。ゴスペルシンガーの祖母の影響で歌うことが大好き。高校生の頃に6秒動画アプリで歌のカバーやコントなどを披露、3万人ほどのフォロワーを持ちます。今年の春には、2018年度のミス鎌倉に選ばれました。ちなみに、好きな食べ物はアボカド。マンホールの蓋にも興味があるそうです。
環境問題や教育問題に関心を持っていて、昨年は半年間タイの大学に留学し、現地の教育事情を学びました。放送で「教育を受けると将来の可能性が広がるだけでなく、犯罪に巻き込まれにくくなる」と教育の重要性を語っていたコーリアさん。経済成長が続くバンコクでは貧富の差が激しくなっていて、高層ビルの下で物乞いをする子どもたちもいれば、学校には行かず、屋台や家業を手伝う小さな女の子もいたとか。ちなみに、タイの大学では貧富の差がわからないように大学でも制服着用が義務付けられているそうです。 現地での経験と大学での勉強を通じて「その地域で本当に必要なことを支援できるような、人の役に立てるようなボランティアになりたいと思っています」とのことでした。目標がしっかりしています。
■英語で話すときは、少しテンション高めに!
忙しいコーリアさんは、スペイン語の勉強にも励んでいるそうです。外国語といえば、先日の放送を聞いていると、こんな興味深い話をしていました。授業のディスカッションで「バイリンガルは話せる言語によって、性格、または考え方が変わるのか」というテーマがあったそう。日本生まれ日本育ちのコーリアさんは、感覚や考え方は日本人寄りなので、外国の友だちに会うときは 「Hey, How are you?」とハグをしますが、日本人の友だちに会うときは「あ、待った?」と言うだけでハグはしないそう。ただ、日本語を喋るテンションで英語を喋ると、機嫌が悪く聞こえてしまうようで「Are you mad?」(怒ってるの?)と聞かれることがあるため、英語を喋るときは日本語を喋るときよりも、少しテンションを上げて喋るそうです。
バイリンガルでなくても、この感覚はわかります。特に、上京組はまさにそれで、私の場合は山口、北九州、広島、横浜、東京と転々としてきたので、自分が話している言葉がどこ地域の言葉なのか、自分でもわかりません。ただ、仕事の時以外は、かなり広島寄りです。30代以上の皆さんに分かりやすく例えると、松村邦洋さんがものまねをする、元広島カープの達川光男さんの喋りに近いかもしれません。普通に喋っているのに、怒っているように聞こえるらしいです。喋った途端に目立つので、地元の友だちと喋るとき以外は控えています。
ちなみに、東京にいると気になりませんが、地方は少し距離が離れただけでも言葉が変わってきます。ときどき、自分のことを「ワシ」という男性がいますが、広島は田舎のほうに行くと女性でも「ワシ」と言います。山口から広島に引っ越した頃、広島市内のバイト先のソース工場で、広島の山間部出身の女性(20代)が「ワシはもう、いぬるでよ」(私もう、帰るね)、「ワシは今日も、ケツじゃの」(私は今日も、最後だわ)と言っているのを聞いて、当時19歳の青年だった私は、驚いたことを思い出します。私は上京して18年になるので、「達川さんに近い」といってもなまりは薄くなりましたが、東京の人と話すときは意識しています。
それにしても、コーリアさんと比べると、私の話は、なんと小さな話でしょう……。このままでは「ワシは今日も、ケツじゃの」の話で終わってしまいます。せめて、私も人の役に立つ人間になりたいので、コーリアさんの参考になりそうな話をします。前述のようにコーリアさんはマンホールが好き。友だちのすすめでレコードバーに行ったところ気に入ったという話をSNSで書いていたので、レコードにまつわるマンホールの紹介をします。北海道にある新冠町はレコードと音楽で町おこしを図っていて、全国の愛好家から提供されたアナログレコードを収集保存する「レ・コード館」もあります。そんな新冠町にはレコードの絵をモチーフにしたマンホールがあるのです。なかなか可愛らしい絵なので、コーリアさんにおすすめしておきます。これで、少しはコーリアさんのお役に立てたのではないかと……。
■ZAPPA http://www.j-wave.co.jp/original/zappa/