J-WAVEで放送中の番組「AVALON」(木曜ナビゲーター:渡辺直美)。3月9日(木)のオンエアでは、「ユニーク過ぎる趣味の世界」をテーマに、“裁判傍聴のプロ”、阿曽山大噴火さんをゲストにお迎え! 裁判傍聴の楽しみ方、魅力について熱く語っていただきました。
阿曽山さんは、お笑い芸人をやりながら、月曜から金曜の9時から17時まで裁判所に通う“裁判ウォッチャー”として、テレビ・ラジオなど幅広いメディアで活躍中の方です。
これまでに阿曽山さんが傍聴してきた裁判の数は、なんと約1万5,000件! 「初めて行ったのが1999年なんですよ。そのときはバイトがメインだったんで月に2~3回で、2004年から通勤定期で毎日通ってる」と阿曽山さん。今回は「趣味」というテーマで来ていただいていたのですが、本人は「もう飽き飽きしてます(笑)」とのこと。今は仕事になってしまっている部分もあるそうですが、人間のいろんな部分が見えるので、面白いそうです。
そんな阿曽山さんは、裁判を「みんな見るべきなんです」とおっしゃいます。「裁判というのは日本国憲法に『公開の場でやりなさい』と書いてある。なんでかっていうと、渡辺さんが何かで捕まったとします。『私やってない!』って言ってるのに、『こいつ怪しいから有罪だ!』ってことを密室だったらできるわけです。でも、裁判は公開の場でちゃんとやってるから公平性が保たれているわけなんです。だからみんな行かなきゃいけないんです」と、裁判傍聴のススメを熱く語る阿曽山さん。
しかし、行ったことがない人にとっては、そもそも見るにはどうすればいいのか分かりませんよね。そんな人のために、阿曽山さんは丁寧に教えてくれました。
「日本で一番、裁判の件数が多いのは霞ヶ関、東京地裁。A1出口を出てもらえれば目の前にあります。入ると入口にテーブルがあって、被告人の名前と罪名、法廷、開始時間が書いてあるんですよ」(阿曽山さん)
さらに阿曽山さんが傍聴するときの心得として、「感情移入しないようにしている」を挙げました。1日5~6件も見るので、ヘトヘトになってしまうのだそう。「『この事件ひどい』とか、逆に、冤罪のときとか『被告人かわいそう』があるわけですよ。『この裁判、追っかけよう』となるとヘトヘトなんですよ、精神的に」とのこと。追いかけようとなると精神的にも大変なので、「一期一会」のクールな気持ちで見るようにしているそうです。
そんな阿曽山さんに、「裁判傍聴で出くわしたハプニング ベスト3」をお聞きしました。ここではその1位を紹介します。
■「興味津々の裁判官」
“裁判官”は基本的にあまりしゃべらず、質問もしないそうです。ただでさえ話さない裁判官が、パチンコにハマり、その果てに窃盗で起訴された被告人対して、自分の過去を語り出したというのです。
その内容というのが、「朝から晩までパチンコにどっぷりハマっていた毎日。友達からも借金をしていて開店前のパチンコ屋の前で揉めたこともある」という、“裁判官”のイメージとは真逆のもの。続けて「でも私の場合はね、30年前、ある出来事があってパチンコをやめられたんですよ」と裁判官。一体何があったのか気になりますよね。しかし、「ま、その話は今はいいや」と、一番重要なところを言わなかったそうです(笑)。
さらに、被告人の経歴にあった「船舶免許」に注目し、「私も昔、船関係の仕事をやってたんですよ」と明かした裁判官。「ウソでしょ!? と。裁判官って勉強一筋かと思ったら、パチプロ経由でさらに船の仕事もやってたっていう裁判官が今、東京地裁にいるんですよ!」と興奮気味に話す阿曽山さん(笑)。
このほか、第3位「戸籍上、死んだことになっている被告人」、第2位「打ち合わせしてない弁護人」といったタイトルだけでも内容が気になる裁判を紹介しました。裁判のイメージとはかけ離れたユニークなエピソードの数々に、渡辺も終始笑いっぱなし。趣味をお探し中の方は、試しに一度、裁判傍聴をしてみてはいかがでしょうか?
※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
【番組情報】
番組名:「AVALON」
放送日時:月・火・水・木曜 22時-23時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/avalon/
阿曽山さんは、お笑い芸人をやりながら、月曜から金曜の9時から17時まで裁判所に通う“裁判ウォッチャー”として、テレビ・ラジオなど幅広いメディアで活躍中の方です。
これまでに阿曽山さんが傍聴してきた裁判の数は、なんと約1万5,000件! 「初めて行ったのが1999年なんですよ。そのときはバイトがメインだったんで月に2~3回で、2004年から通勤定期で毎日通ってる」と阿曽山さん。今回は「趣味」というテーマで来ていただいていたのですが、本人は「もう飽き飽きしてます(笑)」とのこと。今は仕事になってしまっている部分もあるそうですが、人間のいろんな部分が見えるので、面白いそうです。
そんな阿曽山さんは、裁判を「みんな見るべきなんです」とおっしゃいます。「裁判というのは日本国憲法に『公開の場でやりなさい』と書いてある。なんでかっていうと、渡辺さんが何かで捕まったとします。『私やってない!』って言ってるのに、『こいつ怪しいから有罪だ!』ってことを密室だったらできるわけです。でも、裁判は公開の場でちゃんとやってるから公平性が保たれているわけなんです。だからみんな行かなきゃいけないんです」と、裁判傍聴のススメを熱く語る阿曽山さん。
しかし、行ったことがない人にとっては、そもそも見るにはどうすればいいのか分かりませんよね。そんな人のために、阿曽山さんは丁寧に教えてくれました。
「日本で一番、裁判の件数が多いのは霞ヶ関、東京地裁。A1出口を出てもらえれば目の前にあります。入ると入口にテーブルがあって、被告人の名前と罪名、法廷、開始時間が書いてあるんですよ」(阿曽山さん)
さらに阿曽山さんが傍聴するときの心得として、「感情移入しないようにしている」を挙げました。1日5~6件も見るので、ヘトヘトになってしまうのだそう。「『この事件ひどい』とか、逆に、冤罪のときとか『被告人かわいそう』があるわけですよ。『この裁判、追っかけよう』となるとヘトヘトなんですよ、精神的に」とのこと。追いかけようとなると精神的にも大変なので、「一期一会」のクールな気持ちで見るようにしているそうです。
そんな阿曽山さんに、「裁判傍聴で出くわしたハプニング ベスト3」をお聞きしました。ここではその1位を紹介します。
■「興味津々の裁判官」
“裁判官”は基本的にあまりしゃべらず、質問もしないそうです。ただでさえ話さない裁判官が、パチンコにハマり、その果てに窃盗で起訴された被告人対して、自分の過去を語り出したというのです。
その内容というのが、「朝から晩までパチンコにどっぷりハマっていた毎日。友達からも借金をしていて開店前のパチンコ屋の前で揉めたこともある」という、“裁判官”のイメージとは真逆のもの。続けて「でも私の場合はね、30年前、ある出来事があってパチンコをやめられたんですよ」と裁判官。一体何があったのか気になりますよね。しかし、「ま、その話は今はいいや」と、一番重要なところを言わなかったそうです(笑)。
さらに、被告人の経歴にあった「船舶免許」に注目し、「私も昔、船関係の仕事をやってたんですよ」と明かした裁判官。「ウソでしょ!? と。裁判官って勉強一筋かと思ったら、パチプロ経由でさらに船の仕事もやってたっていう裁判官が今、東京地裁にいるんですよ!」と興奮気味に話す阿曽山さん(笑)。
このほか、第3位「戸籍上、死んだことになっている被告人」、第2位「打ち合わせしてない弁護人」といったタイトルだけでも内容が気になる裁判を紹介しました。裁判のイメージとはかけ離れたユニークなエピソードの数々に、渡辺も終始笑いっぱなし。趣味をお探し中の方は、試しに一度、裁判傍聴をしてみてはいかがでしょうか?
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【番組情報】
番組名:「AVALON」
放送日時:月・火・水・木曜 22時-23時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/avalon/