福島県民の50%が感じていることは?

J-WAVEで放送中の番組「~JK RADIO~TOKYO UNITED」(ナビゲーター:ジョン・カビラ)のワンコーナー「TOKYO ZEIRISHIKAI PERCENT WORLD」。このコーナーでは世界や日本の気になるニュースに「%」という角度から真相に迫ります。3月10日(金)のオンエアで紹介した数字は「50%」。

「50%」という数字は、先日、朝日新聞と福島放送が、福島県民に対して行った世論調査で「震災前の元のような暮らしができるのは、今からどのくらい先になると思いますか?」という質問に対して「20年より先」と答えた人の割合です。

元の暮らしができる見通しについて、「20年より先」が50%、「20年くらい」が21%、「10年くらい」が16%、「5年くらい」が7%、という結果でした。東京やさまざまな地域に避難している方も多いと思いますが、約半数の人が「20年より先」にならないと元のような暮らしに戻らない、と考えているというアンケート結果です。

福島県の避難指示区域以外の地域から、たとえば「都内」に、自主的に避難している人は2017年1月末の時点で560世帯です。このような人たちにとって大きな問題となっているのが、自主避難した福島県民を対象にした「住宅無償提供」が、今月末で終わり、その後は全て自己負担になること。

それでもいまだに「50%」、つまり、約半数の人たちが元の暮らしに戻れるような実感のない状況が続いています。福島県ではまた、この春に帰還困難区域以外は、ほぼすべての地域で住民が帰還できるようになりますが、このことに対しても「早すぎる」「そもそも解除すべきでない」と否定的に捉えている人は、41%。一方で、「妥当だ」「遅すぎる」が49%と、評価は真っ二つに分かれているそうです。

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【番組情報】
番組名:「~JK RADIO~TOKYO UNITED」
放送日時:毎週金曜 6時ー11時30分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/

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