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政治色が強い? 今年の「スーパーボウル」の舞台裏

政治色が強い? 今年の「スーパーボウル」の舞台裏

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「MORNING INSIGHT」。2月6日(月)は、オンエア中にまさに試合が行われていた、アメリカンフットボールの最高峰「スーパーボウル」について、スポーツジャーナリストの生島淳さんに伺いました。

アメリカ・テキサス州で開催となった「第51回スーパーボウル」。“AFC”を制したニューイングランド・ペイトリオッツと、“NFC”を制したアトランタ・ファルコンズが、アメリカ・プロフットボールの年間チャンピオンを決める対戦です。

ここ数年強かったペイトリオッツですが、QBのトム・ブレイディは、ボールの空気圧を抜いてプレーしたという疑惑が掛かった「デフレートゲート事件」で、今シーズン開幕から4試合出場停止。さらに、ヘッドコーチのビル・ベリチックが相手のプレーを撮影した「スパイゲート事件」といった“黒い”噂が重なり、近年、非常に嫌われているチームとしても知られています。

一方のファルコンズは、平均得点が高く、面白いフットボールをするチームとして期待が高まっています。今、フレッシュなファルコンズに肩入れするファンが多いとか。

注目されるべきは、試合前の記者会見。政治色の強さがクローズアップされたことでも話題となりました。メディアからは、トランプ大統領の中東・アフリカの7カ国からの入国を一時禁止する大統領令についての質問が飛び交い、その反応は選手によって違うよう…

たとえばトム・ブレイディは、「政治の話は一切しない。この場にはフットボールのために来ている」とコメント。またある選手は「まったく大統領令は支持できない。もしチャンピオンになってもホワイトハウスには行かない」と、優勝後の恒例のホワイトハウス訪問を拒否するなど、選手間で意見は分かれています。フットボールリーグ側はこの状況にやや困惑しているようで、政治色を払拭するために必死といった状態なのだとか。

アメリカ社会において、アメリカンフットボール選手やアスリートは「ロールモデル」です。「政治的な自身の意見を持っていないと駄目」といった風潮がアメリカにはあり、スポーツが社会にコミットしているということが今回の「スーパーボウル」の前哨戦で明らかになったわけです。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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