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中の人に聞く、ポケモンを海外で大ヒットさせた戦略

中の人に聞く、ポケモンを海外で大ヒットさせた戦略

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「RAKUMACHI BIZ8」(ナビゲーター:青木裕子)。2月4日(土)のオンエアでは、「ポケットモンスター」のブランド事業全般を展開する、株式会社ポケモン・代表取締役社長の石原恒和さんをゲストにお迎えしました。

日本だけではなく世界中で人気のポケモン。ゲーム、アニメ、キャラクターグッズなど、幅広い媒体で事業を展開しています。また昨年は「ポケモンGO」が社会現象にも。番組では、ポケットモンスターのブランド展開、キャラクター事業の未来について石原さんに伺いました。

まずポケモンの魅力について「ポケモン一つひとつの造形がすごく精密でよくできている。とくに初期のポケモンはシンプルな形をしていて、子供たちが描いてみたくなるような可愛さがある」と石原さん。また、アニメの映画を観に行くと、特典でゲームのキャラクターがゲットできるなど、メディアを超えた仕掛けがポケモンのヒットにつながったといいます。

日本で最初にポケモンのゲームが発売されたのは1996年。翌年、アニメの放映がスタートし、一躍子供たちの人気者になりました。そして1998年~99年、アメリカでアニメの放映がスタート。のちにゲームも販売され、北米やヨーロッパでは“ポケフル”(ポケモンのインフルエンザ)という言葉が生まれるほど大ヒットしました。

当初、石原さんは、海外にポケモンを展開するイメージを持っていなかったそうですが、当時の任天堂の社長の強い意志で、アメリカに進出することになったそうです。このとき日本では、ゲーム、アニメ、カードゲームなどができていたので、アメリカに展開する際は、出す順番を操作し「日本よりも戦略的に組み立てることができた」そう。

そしてこの世界的なポケモンの大ブームの最中、石原さんは株式会社ポケモンをつくりました。当時、正式にライセンスをとった会社以外からもポケモン商品が多く発売されており、その状況に危機感を持った石原さんは「ポケモンの権利を守り、育て、より大きくしていくための組織が必要」と感じ、会社の創立に至りました。また名前を株式会社ポケモンにしたのは「ポケモン以外の仕事をしない」という覚悟の現れだそうです。

全世界、全世代から愛されているポケモン。その裏には大いなる戦略と覚悟が隠れていたわけですね!

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「RAKUMACHI BIZ8」
放送日時:毎週土曜 20時-20時54分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/biz8/

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