使って良し!食べて良し!? 万能すぎる「竹炭」

J-WAVE金曜11時30分からの番組「PARADISO」(ナビゲーター:板井麻衣子)のワンコーナー「CHOYA NATURAL FEEL」。7月1日のオンエアでは、「竹炭」を取り上げました。

世界最高水準と言われている日本の「炭」。歴史は古く、現在の炭焼きの技術は、中国から弘法大師(空海)が平安時代に伝えたとも言われています。その後、炭焼きの技術は各地の特性などに合わせ、長い時間をかけて進化してきましたが、今回はその中の一つ「竹炭」に注目します。

番組では、竹炭専門店「鎌倉すざく」の店長、高野里咲さんにお話を伺いました。「鎌倉すざく」を手がける株式会社ベルウッドでは、鎌倉のお寺から個人の家まで56カ所ほどの竹をボランティアで伐採し、炭にしているそう。

「竹は成長がすごく早く、他の樹木の生態を妨げてしまうということもあるので、竹を伐採させて頂いて炭にし、炭にしたものをお返ししたりもしています。リサイクルという意味では、伐採して炭にして、またそれを戻して自然に還元するという活動もしています。『竹炭』は木の炭よりも3倍くらい吸着力があると言われています」と高野さん。炭を山に戻すことにより、土壌の改良にも役立つのだそうです。

同店で扱っている竹炭は、粒状、棒状、粉状のもの。粒状のものは花壇や菜園に撒けば、土の通気性や水はけがグンとアップし、靴箱やクローゼット、押し入れでは除湿・消臭効果もあるとのこと。そして棒状のものは、お部屋に置くだけで匂いや湿気を吸着してくれたり、お米を炊く際の浄化にも役立つとか。

そして粉状の炭に関しては、食べることもできるそうです。パンを作る生地の中に練りこんで竹炭パン、ハンバーグに少し練りこむと竹炭ハンバーグができるそう。

「味は変わらないので使いやすいと思います。効果としては、体の中を通って体内を浄化してくれる働きはすごくあるので、これで“溜まったもの”を外に出して、それから“いい物”を補ったりすると相乗効果で体も元気になるので。そういう意味ではやっぱり毒素を出してくれる働きはすごくあると思います」(高野さん)

そして最近わかったそうですが、棒状の竹炭で土鍋の外側やガスレンジの五徳などに水をつけながら軽くこすると、気持ちいいくらい焦げが落ちるそうです!

竹炭専門店「鎌倉すざく」は、長谷寺の近く、江ノ島電鉄長谷駅から徒歩5分ほどの場所にあります。私たちの生活にも役立つ自然素材の「竹炭」。伝統と技が受け継がれてきた知恵を、暮らしの中に加えてみてはいかがでしょうか?

【関連サイト】
「PARADISO」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/paradiso/

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