J-WAVE月曜-木曜の23時30分からの番組「THE HANGOUT」(月曜ナビゲーター:宇野常寛)のワンコーナー「SOCIAL RESEARCH」。今月は「就活応援企画」でお送りしています。6月6日(月)のオンエアでは、「将来やりたい仕事がない」という大学3年生の相談に宇野が答えました。
20歳、大学生3年生の男性リスナーからは次のような悩みが届きました。
「最近、サマーインターンや就職説明会が各地で早くも開催されおり、私もそろそろ進路のことを真剣に考えなきゃなと思っています。しかし、私にはこれといった強みはなく、大学生活で特に没頭できることは見つからず、今後やりたい仕事もありません。そこで何か強みが欲しいと思い、最近、公認会計士の勉強をはじめました。公認会計士という肩書きと知識があれば、キャリアを築く上で選択肢の幅が広がると考えているからです。私なりに出した答えですが、幅を広げておけば将来何とかなる的な考えは甘いでしょうか?」
これを受けて宇野は、「人生をセーフティにするために公認会計士の資格取るとか言っているけど、5分もググってないよ」と厳しい一言。その理由はというと、公認会計士は“人口知能の発達により、将来なくなる仕事のかなり上位”に挙がっていることを指摘しました。少し調べてみましたが、それ以前に、会計士業界が永続的に売り手市場というわけではない様子も…。
そうした情報の正否はともかく、「少なくとも『危惧』がこの文章中に全く感じられない」として、問題は“幅を広げておけば何とかなる”という考えの前に、きちんと調べもしない“安直さ”にあると一刀両断。
「この人は、何かのプロとしてまだ世の中に出る段階じゃないね」としつつ、「もう少し真剣に自分の残りの人生や、時間をどう使うかなどを考えるタイミングが来るまで、いろんな勉強をしながら待てばいいのでは?」とも。
宇野は、今の若い世代は100歳くらいまで生きるという説があることを披露し、そうした時代に「20歳そこそこで、自分の生業はこれだとか、進路を決めるとか無茶だからね」と語り、「今の就職制度、大学制度はそういった人生百年時代に対応したモラトリアムを与えてくれないので、(考える時間を自分で作るための)いろいろなテクニックは必要だと思うけど。そういう相談だったら前向きにのれるかな」とアドバイス。
ということで、相談者には「とりあえず、今回の相談自体にはまったく意味がないので、出し直し!」と突き放しましたが、同じような悩みを持つ就活生も多いはず。大変参考になったのではないでしょうか。
6月は「就活応援企画」ということで、番組では悩める就活生からのメッセージをまだまだお待ちしています。宇野常寛、川田十夢、大宮エリー、蔦谷好位置の各曜日ナビゲーターがそれぞれの視点で向き合いますので、ぜひ「THE HANGOUT」オフィシャルサイトからご参加ください♪
【関連サイト】
「THE HANGOUT」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/hangout/
三倉茉奈が学生時代に味わった人生最大の挫折とは!?(2016年04月19日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/04/post-1417.html
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http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/06/post-1730.html
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「最近、サマーインターンや就職説明会が各地で早くも開催されおり、私もそろそろ進路のことを真剣に考えなきゃなと思っています。しかし、私にはこれといった強みはなく、大学生活で特に没頭できることは見つからず、今後やりたい仕事もありません。そこで何か強みが欲しいと思い、最近、公認会計士の勉強をはじめました。公認会計士という肩書きと知識があれば、キャリアを築く上で選択肢の幅が広がると考えているからです。私なりに出した答えですが、幅を広げておけば将来何とかなる的な考えは甘いでしょうか?」
これを受けて宇野は、「人生をセーフティにするために公認会計士の資格取るとか言っているけど、5分もググってないよ」と厳しい一言。その理由はというと、公認会計士は“人口知能の発達により、将来なくなる仕事のかなり上位”に挙がっていることを指摘しました。少し調べてみましたが、それ以前に、会計士業界が永続的に売り手市場というわけではない様子も…。
そうした情報の正否はともかく、「少なくとも『危惧』がこの文章中に全く感じられない」として、問題は“幅を広げておけば何とかなる”という考えの前に、きちんと調べもしない“安直さ”にあると一刀両断。
「この人は、何かのプロとしてまだ世の中に出る段階じゃないね」としつつ、「もう少し真剣に自分の残りの人生や、時間をどう使うかなどを考えるタイミングが来るまで、いろんな勉強をしながら待てばいいのでは?」とも。
宇野は、今の若い世代は100歳くらいまで生きるという説があることを披露し、そうした時代に「20歳そこそこで、自分の生業はこれだとか、進路を決めるとか無茶だからね」と語り、「今の就職制度、大学制度はそういった人生百年時代に対応したモラトリアムを与えてくれないので、(考える時間を自分で作るための)いろいろなテクニックは必要だと思うけど。そういう相談だったら前向きにのれるかな」とアドバイス。
ということで、相談者には「とりあえず、今回の相談自体にはまったく意味がないので、出し直し!」と突き放しましたが、同じような悩みを持つ就活生も多いはず。大変参考になったのではないでしょうか。
6月は「就活応援企画」ということで、番組では悩める就活生からのメッセージをまだまだお待ちしています。宇野常寛、川田十夢、大宮エリー、蔦谷好位置の各曜日ナビゲーターがそれぞれの視点で向き合いますので、ぜひ「THE HANGOUT」オフィシャルサイトからご参加ください♪
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