J-WAVE月曜ー木曜14時からの番組「ACOUSTIC COUNTY」(ナビゲーター:坂倉アコ)のワンコーナー「KODANSHA HERE AND THERE~for reading」。6月1日のオンエアでは、文豪・幸田露伴の名著『芭蕉入門』を案内役に、松尾芭蕉ゆかりの地である深川エリアを紹介しました。
1644年、松尾芭蕉は現在の三重県伊賀市で生まれました。伊賀で俳諧(はいかい)をたしなみ、29歳のときに江戸の日本橋に移り住みました。
その頃、江戸の俳句の世界では、何人弟子を持っているかということが俳人の大きなステータスだったと言われています。芭蕉も有名な弟子を持ち、名声を築いていましたが、37歳の時に日本橋を出て、深川の草庵へと移り住んだそうです。それはいわば、賑やかな世界から身を引くような行為でした。
当時の深川は、ジメジメした湿地帯で、賑やかな日本橋から見ると、かなりの田舎。しかし、創作活動をするにはもってこいの場所でした。
芭蕉が暮らしたその家は、芭蕉庵と呼ばれていたそうで、名著『奥の細道』も芭蕉庵を拠点として旅に出て書かれたものです。しかし残念ながら、芭蕉庵は幕末から明治初期かけての頃に焼失してしまいました。
現在は、その近くに「江東区芭蕉記念館」が建てられています。地下鉄の都営新宿線、大江戸線の森下駅から徒歩7分。有料の展示室には、芭蕉関連の貴重な資料が展示されています。また、そこからすぐの隅田川を眺める史跡展望庭園には、川を眺める芭蕉像や芭蕉稲荷神社などもあるそうですよ。
森下駅界隈には、近年アートギャラリーも増え、新しいカルチャースポットとしても注目を浴びています。心地よい風が気持ち良いこの季節。芭蕉ゆかりの地を散歩しながら、アートギャラリーなどに立ち寄ってみてはいかがですか? 名物の深川めしもお忘れなく。
【関連サイト】
「ACOUSTIC COUNTY」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/acoustic/
裸足で読書したい場所 油壺でビーチリーディング!(2016年05月17日)
https://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/05/post-1593.html
代官山「西郷山公園」わざわざ中目黒から行く理由は…(2016年05月27日)
https://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/05/post-1654.html
1644年、松尾芭蕉は現在の三重県伊賀市で生まれました。伊賀で俳諧(はいかい)をたしなみ、29歳のときに江戸の日本橋に移り住みました。
その頃、江戸の俳句の世界では、何人弟子を持っているかということが俳人の大きなステータスだったと言われています。芭蕉も有名な弟子を持ち、名声を築いていましたが、37歳の時に日本橋を出て、深川の草庵へと移り住んだそうです。それはいわば、賑やかな世界から身を引くような行為でした。
当時の深川は、ジメジメした湿地帯で、賑やかな日本橋から見ると、かなりの田舎。しかし、創作活動をするにはもってこいの場所でした。
芭蕉が暮らしたその家は、芭蕉庵と呼ばれていたそうで、名著『奥の細道』も芭蕉庵を拠点として旅に出て書かれたものです。しかし残念ながら、芭蕉庵は幕末から明治初期かけての頃に焼失してしまいました。
現在は、その近くに「江東区芭蕉記念館」が建てられています。地下鉄の都営新宿線、大江戸線の森下駅から徒歩7分。有料の展示室には、芭蕉関連の貴重な資料が展示されています。また、そこからすぐの隅田川を眺める史跡展望庭園には、川を眺める芭蕉像や芭蕉稲荷神社などもあるそうですよ。
森下駅界隈には、近年アートギャラリーも増え、新しいカルチャースポットとしても注目を浴びています。心地よい風が気持ち良いこの季節。芭蕉ゆかりの地を散歩しながら、アートギャラリーなどに立ち寄ってみてはいかがですか? 名物の深川めしもお忘れなく。
【関連サイト】
「ACOUSTIC COUNTY」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/acoustic/
裸足で読書したい場所 油壺でビーチリーディング!(2016年05月17日)
https://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/05/post-1593.html
代官山「西郷山公園」わざわざ中目黒から行く理由は…(2016年05月27日)
https://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/05/post-1654.html
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