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川平慈英 映画で今井雅之の志を受けつぐ

川平慈英 映画で今井雅之の志を受けつぐ

J-WAVE月曜-木曜朝6時からの番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲータ:別所哲也)のワンコーナー「SUNSTAR Ora2 MORNING INSIGHT」。5月30日のオンエアでは、俳優、サッカーコメンテーターの川平慈英さんが登場しました。

川平慈英さんと別所哲也は、30年来の付き合いで、お互いに「慈英」「哲也」と呼び合う仲だそうです。二人は、2015年5月に他界した俳優の今井雅之さんとも古くから親交があり、今井さんが原作・脚本・演出・主演を務めた舞台を映画化した「手をつないでかえろうよ シャングリラの向こうで」(監督:奈良橋陽子 主演:川平慈英)で共演を果たしました。公開日の5月28日は今井さんの命日でした。

奈良橋陽子監督は「THE WINDS OF GOD」などで今井さんとタッグを組んできており、今井さんから監督を託された経緯があります。映画を制作するにあたり、出演のオファーがあった時のことを川平さんが振り返りました。

川平:監督からまーちゃん(今井雅之さん)を通じて、「まーちゃんはきついから、慈英でいくよ」って言われて、これは後付けかもしれないけど、自分に声がかからなくて、他の人間だったらとっても悔しかったと思う。

別所:雅之は「慈英でやってほしい」と思ったと思うよ。

川平:まーちゃんに「もう一度、役者の生き様を映画で見せつけろ」と言われてるような日々の撮影でしたね。

不思議なことに、撮影期間中は晴れて欲しいときに晴れて、雨が降って欲しいときには雨が降ったそうです。「天にいる、まーちゃんの誘いがあったと思います。撮影カメラマンの方も『これは奇跡。ありえない』って言ってました」(川平さん)とのこと。

映画は、軽度の知的障害を持つ男・尊真人(川平慈英)が、ヒッチハイカーの竹内麗子(すみれ)と出会ったことをきっかけに、自身の人生を回想する姿を描く内容です。

川平:負の部分を背負った人間ばかりが出てくるというもので、ちょっと重いんですけど、中にはコメディーのシーンもあります。

別所:主人公を慈英が演じてるからこそ、障害をもった青年の辛い部分もあるけど前向きに生きようとする部分もあって。恋愛を描いた部分もあるし。

川平:人間は、もがき苦しんでいるところに愛おしさとか人間らしさが出てくるよね。

別所:そこを見事に、奈良橋陽子監督が演出してくれてます。僕も参加させていただいたけど、今井雅之さんの姿がチラホラと見える物語です。

出演は川平慈英さん、別所哲也のほかに、すみれさん、七海さん、吉田敦さん、勝矢さん、LiLiCoさん、藤田朋子さん、中居正広さん(友情出演)、板尾創路さん、ほか。ちなみに、別所哲也は「かなり悪そうな人の役」で中居さんと共に出演しています。川平慈英に「あんなに悪そうな人の役はないよね」と言わしめた役だそうで、そちらにも注目です。

【関連サイト】
「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

コメディ×宗教? 映画「神様メール」がとんでもない(2016年05月28日)
https://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/05/post-1660.html

樹木希林「海よりもまだ深く」監督にプレッシャー(2016年05月21日)
https://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/05/post-1612.html

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