J-WAVE金曜朝6時からの番組「~JK RADIO~TOKYO UNITED」のワンコーナー「WORDS FROM THE FIELD」(ナビゲーター:GAKU-MC)。困難を乗り越えた人たちから生まれた、生きる力のヒントとなる言葉を紹介するこのコーナー。5月27日のオンエアでピックアップしたのは、クラウディオ・ラニエリ監督。
岡崎選手が所属していて、最近イングランド・プレミアリーグで初優勝を果たしたことで注目されているチーム“レスター・シティFC”の監督としてご存知の方も多いのではないでしょうか?
ラニエリ監督は1951年生まれの64歳。イタリア・ローマ出身です。選手としてはASローマでデビューしますが、あまり活躍ができず、いくつかのチームを渡り歩いた後、1986年に引退…。「選手としては残念ながら無名のままの存在でした」とGAKU-MC。
引退してすぐに監督業をスタートし、イタリアの下部リーグで経験を積んでいたラニエリ監督。その後1988年に、カリアリ・カルチョという3部リーグのチーム監督に就任しましたが、セリエAまで引き上げて大注目されます。ラニエリ監督、トップリーグの優勝は今回のレスターが初めてだったのですが、初めてのタイトルはACFフィオレンティーナの監督時代に、コッパ・イタリアのカップ戦での優勝だそうです。
そんなラニエリ監督がイングランドに渡ったのは2000年のこと。名門チェルシーの監督に就任。2003〜2004年シーズンは2位に食い込み、リーグ優勝まであと一歩のところまでいったそうですが、このチェルシー監督時代、ラニエリ監督はスタメンを変えたり、ローテーションを積極的に使い、それらが不評だったことから「こねくり回す人」という意味の“ティンカーマン”と呼ばれていたそうです。
その後も様々なビッククラブを次々に率いましたが、どのチームでもリーグ優勝はできず…。ギリシャ代表監督にも就任しましたが、絶不調だったことから数ヶ月で解任。「誰がこの監督連れてきたんだ!」とギリシャでは非難されていたそうです。
その後に、現在のチーム、レスターの監督に就任。
イングランドで“ティンカーマン”と呼ばれて、評価の高くない存在だったラニエリ監督。そこでその時の自分のサッカー論、練習方法などを全て捨て、選手の特徴を最大限に活かすにはどうすればいいのかを中心に考えるようになったそうです。
そして、昨シーズンでは残留争いをして14位だったチームをなんと優勝に導きました。優勝時に行われたインタビューでは、自分のキャリアを振り返りながらこんな言葉を残しました。
「私は今の仕事が好きだし、このチームを率いることができてとてもハッピーだ。自分の情熱をチームに注ぐことができる…こんなに幸せなことはない! そして私はこう思う。人生は可能性に満ちている!」
なかなかうまくいかない人生だったからこそ言えるこの言葉。もし「ツイてないな」と思っていても、自分に可能性を感じられる力強い言葉ですね。
【関連サイト】
「JK RADIO TOKYO UNITED」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/
北澤豪がサッカーを通じて発信する「UNIVERSAL LOVE」(2016年05月03日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/05/universal-love.html
あなたの仕事スタイルは“野球型”?“サッカー型”?(2016年05月25日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/05/post-1646.html
岡崎選手が所属していて、最近イングランド・プレミアリーグで初優勝を果たしたことで注目されているチーム“レスター・シティFC”の監督としてご存知の方も多いのではないでしょうか?
ラニエリ監督は1951年生まれの64歳。イタリア・ローマ出身です。選手としてはASローマでデビューしますが、あまり活躍ができず、いくつかのチームを渡り歩いた後、1986年に引退…。「選手としては残念ながら無名のままの存在でした」とGAKU-MC。
引退してすぐに監督業をスタートし、イタリアの下部リーグで経験を積んでいたラニエリ監督。その後1988年に、カリアリ・カルチョという3部リーグのチーム監督に就任しましたが、セリエAまで引き上げて大注目されます。ラニエリ監督、トップリーグの優勝は今回のレスターが初めてだったのですが、初めてのタイトルはACFフィオレンティーナの監督時代に、コッパ・イタリアのカップ戦での優勝だそうです。
そんなラニエリ監督がイングランドに渡ったのは2000年のこと。名門チェルシーの監督に就任。2003〜2004年シーズンは2位に食い込み、リーグ優勝まであと一歩のところまでいったそうですが、このチェルシー監督時代、ラニエリ監督はスタメンを変えたり、ローテーションを積極的に使い、それらが不評だったことから「こねくり回す人」という意味の“ティンカーマン”と呼ばれていたそうです。
その後も様々なビッククラブを次々に率いましたが、どのチームでもリーグ優勝はできず…。ギリシャ代表監督にも就任しましたが、絶不調だったことから数ヶ月で解任。「誰がこの監督連れてきたんだ!」とギリシャでは非難されていたそうです。
その後に、現在のチーム、レスターの監督に就任。
イングランドで“ティンカーマン”と呼ばれて、評価の高くない存在だったラニエリ監督。そこでその時の自分のサッカー論、練習方法などを全て捨て、選手の特徴を最大限に活かすにはどうすればいいのかを中心に考えるようになったそうです。
そして、昨シーズンでは残留争いをして14位だったチームをなんと優勝に導きました。優勝時に行われたインタビューでは、自分のキャリアを振り返りながらこんな言葉を残しました。
「私は今の仕事が好きだし、このチームを率いることができてとてもハッピーだ。自分の情熱をチームに注ぐことができる…こんなに幸せなことはない! そして私はこう思う。人生は可能性に満ちている!」
なかなかうまくいかない人生だったからこそ言えるこの言葉。もし「ツイてないな」と思っていても、自分に可能性を感じられる力強い言葉ですね。
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北澤豪がサッカーを通じて発信する「UNIVERSAL LOVE」(2016年05月03日)
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