J-WAVE日曜朝6時の番組「WONDER VISION」(ナビゲーター:平井理央)のワンコーナー「OPINION」。5月15日のオンエアでは、今年9月7日から開催されるリオデジャネイロ・パラリンピックの競泳日本代表候補、山田拓朗選手をゲストにお迎えしました。
現在25歳の山田選手は、なんと13歳の頃から、3大会連続でパラリンピックに出場されているスゴい選手なのです。13歳で世界の大舞台に立ったときは、緊張よりも感動の方が大きかったそうで、「たぶん状況がよくわかってなかったというのもあるんですけども(笑)、とにかく雰囲気に圧倒された」と感じられたそうです。
様々な障害を抱えられている方が出場されるパラリンピック。競泳の場合は、障害の程度によってクラス分けがされ、同じクラスの選手たちと競います。肢体不自由が10クラス、 視覚障害が3クラス、知的障害が1クラスあり、山田選手は肢体不自由のクラスの選手です。
13歳でパラリンピックに出られるということは、幼い頃から泳ぐことが得意だったのだろうと思いますが、実は全くそうではなかったそうです。「自分ではあまり記憶がないのですが、もともと水がすごく苦手だったそうで、その影響もあってか、やはり泳げた方がいいということで、3歳の時に近くのスイミングスクールに通い始めました」と山田選手。逆に苦手だったからこそ、水泳を始めたのですね。
そんな山田選手が、パラリンピックを目指したきっかけは、2002年に開催されたシドニーオリンピックで、同じ水泳チームに所属していた先輩が金メダルを獲得された姿を見たことだそうです。「それを見た時に、すごくかっこいいなと思って、いつかこれを自分も獲りたいなと思ったのがパラリンピックを目指したきっかけでした」(山田選手、以下同)。
パラリンピックの競泳を実際に生で観戦された方はあまり多くないと思うのですが、障害者水泳の魅力はどんなところにあるのでしょうか?
「同じクラスの選手でも障害の程度がかなり違いまして、それぞれの選手が最も効率の良いフォームを研究して、作り上げて競い合うので、本当にそれぞれの選手が違う泳ぎをしているんですね。そこが一つの魅力かなと思います」
“パラリンピック史上、最大の成功を収めた”と言われる、2012年に開催されたロンドン・パラリンピックにも出場された山田選手ですが、2020年に開催される東京オリンピックが成功するために私たちができることをお聞きしました。
「まずはとにかく一度生で競技を観ていただくというところが一番早いのかなっていうのは思うんですが、選手にとってもお客さんの声援がすごく力になりますし。東京で開催されるパラリンピックまでには、会場が満員になるような環境が作り上げられればなと思います」
山田選手自身、応援がたくさんあるくらいのプレッシャーがあった方が力を出せるタイプなのだそうですよ。
そしてリオデジャネイロ・パラリンピックに出場が決まった場合の目標を、ズバリ語っていただきました。「これまでパラリンピックにずっと出場しているんですけども、まだ達成していない目標、これが“メダル獲得”なんですね。まずはそこをしっかり達成したいなと思います」と今回のパラリンピックに込めた意気込みを語った山田選手。
そんな山田選手に、試合を観るときの注目ポイントもうかがいました。「スタートから浮き上がってくるまでの15メートルがすごく苦手でして。だいたい後半で追い上げるレース展開が多いので、そこで他の選手と並ぶ位置にいれば、そこから伸びてくるので、ほぼ間違いないかと思います」
ぜひその活躍をリオデジャネイロ・パラリンピックで観たいですよね。山田選手、メダル獲得を目指して頑張ってください!
【関連サイト】
「WONDER VISION」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/wondervision/
オリンピック間近! ブラジル旅行のススメ(2016年05月06日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/05/post-1531.html
ロボット進化で、人間は不要になるのか?(2016年05月07日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/05/post-1534.html
現在25歳の山田選手は、なんと13歳の頃から、3大会連続でパラリンピックに出場されているスゴい選手なのです。13歳で世界の大舞台に立ったときは、緊張よりも感動の方が大きかったそうで、「たぶん状況がよくわかってなかったというのもあるんですけども(笑)、とにかく雰囲気に圧倒された」と感じられたそうです。
様々な障害を抱えられている方が出場されるパラリンピック。競泳の場合は、障害の程度によってクラス分けがされ、同じクラスの選手たちと競います。肢体不自由が10クラス、 視覚障害が3クラス、知的障害が1クラスあり、山田選手は肢体不自由のクラスの選手です。
13歳でパラリンピックに出られるということは、幼い頃から泳ぐことが得意だったのだろうと思いますが、実は全くそうではなかったそうです。「自分ではあまり記憶がないのですが、もともと水がすごく苦手だったそうで、その影響もあってか、やはり泳げた方がいいということで、3歳の時に近くのスイミングスクールに通い始めました」と山田選手。逆に苦手だったからこそ、水泳を始めたのですね。
そんな山田選手が、パラリンピックを目指したきっかけは、2002年に開催されたシドニーオリンピックで、同じ水泳チームに所属していた先輩が金メダルを獲得された姿を見たことだそうです。「それを見た時に、すごくかっこいいなと思って、いつかこれを自分も獲りたいなと思ったのがパラリンピックを目指したきっかけでした」(山田選手、以下同)。
パラリンピックの競泳を実際に生で観戦された方はあまり多くないと思うのですが、障害者水泳の魅力はどんなところにあるのでしょうか?
「同じクラスの選手でも障害の程度がかなり違いまして、それぞれの選手が最も効率の良いフォームを研究して、作り上げて競い合うので、本当にそれぞれの選手が違う泳ぎをしているんですね。そこが一つの魅力かなと思います」
“パラリンピック史上、最大の成功を収めた”と言われる、2012年に開催されたロンドン・パラリンピックにも出場された山田選手ですが、2020年に開催される東京オリンピックが成功するために私たちができることをお聞きしました。
「まずはとにかく一度生で競技を観ていただくというところが一番早いのかなっていうのは思うんですが、選手にとってもお客さんの声援がすごく力になりますし。東京で開催されるパラリンピックまでには、会場が満員になるような環境が作り上げられればなと思います」
山田選手自身、応援がたくさんあるくらいのプレッシャーがあった方が力を出せるタイプなのだそうですよ。
そしてリオデジャネイロ・パラリンピックに出場が決まった場合の目標を、ズバリ語っていただきました。「これまでパラリンピックにずっと出場しているんですけども、まだ達成していない目標、これが“メダル獲得”なんですね。まずはそこをしっかり達成したいなと思います」と今回のパラリンピックに込めた意気込みを語った山田選手。
そんな山田選手に、試合を観るときの注目ポイントもうかがいました。「スタートから浮き上がってくるまでの15メートルがすごく苦手でして。だいたい後半で追い上げるレース展開が多いので、そこで他の選手と並ぶ位置にいれば、そこから伸びてくるので、ほぼ間違いないかと思います」
ぜひその活躍をリオデジャネイロ・パラリンピックで観たいですよね。山田選手、メダル獲得を目指して頑張ってください!
【関連サイト】
「WONDER VISION」オフィシャルサイト
http://www.j-wave.co.jp/original/wondervision/
オリンピック間近! ブラジル旅行のススメ(2016年05月06日)
http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/05/post-1531.html
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http://www.j-wave.co.jp/blog/news/2016/05/post-1534.html