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ピアニスト奥田弦、5歳で「モーツァルトに対抗心」

ピアニスト奥田弦、5歳で「モーツァルトに対抗心」

5月5日に放送されたJ-WAVEの特別番組「J-WAVE GOLDEN WEEK SPECIAL KidZania Tokyo presents LOVE MY FAMILY」(ナビゲーター:クリス智子)。14歳にして、ピアニスト・作曲家・編曲家の奥田弦さんがゲストに登場&生演奏!その素顔にも迫りました。

奥田さんは2011年、10歳のときに史上最年少でCDデビューし、「ジャズ・ジャパン・アワード2011」のニュースター部門を獲得。小学5年生にして、東京ジャズなどの大型ジャズフェスにも出演し、2014年には、史上最年少作曲家として日本音楽著作権協会JASRACのメンバーに。「ボストン美術館浮世絵名品展 北斎」テーマ曲『北斎』はコンペを経て採用されるなど、並み居るアーティストから抜きん出た存在感を放っています。

現在中学3年生の奥田さん。ピアノを始めたきっかけは、3歳のとき、おもちゃのピアノを弾き始めたことだということですが、実はピアノを習った経験は8歳のときの3か月間だけ。あとはすべて独学で学んできたというから驚きです。

「先生に教わったんですが、そのとき、ときめくものがなかった、と言うのでしょうか。もっと自分なりの音楽を表現したくなって。自分なりを表現するためには、人の感情を入れていたらダメ。だから、自分でやっちゃうのが一番手っ取り早いと思って、それで自分ではじめてみました」(奥田さん、以下同)

さらに作曲を始めたのは、5歳のとき。

「5歳のときに、モーツァルトの生涯を描いた『アマデウス』という映画を観て、モーツァルトが5歳ぐらいに作曲を始めたというのを知ったんです。そのときに、なぜかモーツァルトに対抗心を燃やしてしまって(笑)。じゃあ、僕も5歳で作曲を始めると言って、それで5歳で始めました」

以来、モーツァルトを目標に、頂点と言われている人の音楽をジャンルを問わず聴き、いいフレーズや楽器の使い方を学んできたのだそう。暇があればピアノを弾いているという奥田さんですが、その気分転換法も一風変わっていました。たとえば、小学校のころは元素が好きで、元素図鑑のアプリを見て、元素を全部言えるようにするなど、元素の世界にどっぷり浸っていたのだとか。「あの元素ですか?」と驚くナビゲーターのクリス智子に、「楽しいですよ」とお勧めする奥田さんでした。

そんな14歳にして、“大物感”を漂わせる奥田さんを育んだのは、やはり育った環境にありました。その一つが、「ない物があったら、買うのではなく自分で作りなさい」という教え。たとえば、絵本もお母さんの手作りだったのだそう。「ないものは自分で作る」という奥田家の教えが、奥田さんの独自の音楽を作りたいという思いへつながっているのでしょうね。

奥田さんの今の目標は、「ジャズという枠にとどまることなく、自分でジャンルを作っていきたい」ということ。今後も奥田さんの活躍に目が離せません。

【関連サイト】
「J-WAVE GOLDEN WEEK SPECIAL KidZania Tokyo presents LOVE MY FAMILY」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/holiday/20160505/

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