英語系YouTuber・だいじろーと、歌手で俳優のニコラス・エドワーズが、効率的な日本語学習や翻訳できないニュアンスについて語った。
だいじろーとニコラスが登場したのは、6月5日(金)放送のJ-WAVE『VALTURE RADIO』(ナビゲーター:田中 渓)。合理化や最適化が当たり前になった今、あえて「手触り」から考えるラジオプログラムだ。効率だけでは測れない、人間の価値を見つめ直していく。
ほかにも、番組内ではアメリカの四季や日本人の宗教観、イングリッシュネームの必要性について語るひと幕もあった。番組はSpotifyなどの各種ストリーミングサービスで配信中。新エピソードはラジオで放送した翌週の金曜6時から配信している。
・ポッドキャストページ
田中:まずは、だいじろーさんから簡単に自己紹介と、どんなチャンネルをやられているのか教えていただけますか。
だいじろー:大枠でいうと英語系YouTubeなんですけど、そのなかでも特に発音が好きなんですね。英語って、アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語などいろいろありますよね。方言やなまり、発音の違いにフォーカスした動画をよく作ってます。ショート動画も解説動画もいろいろやってますね。
田中:それだけ聞くと、すごく真面目なチャンネルみたいに聞こえますけど、実際は全然そんな感じじゃないですよね(笑)。
だいじろー:(笑)。たとえば「水」の「water」という単語でも、アメリカ英語なら「ウォーラー」みたいな発音になりますし、ロンドンだと「ウォタ」、日本語なら単純に「ウォーター」ですよね。そういう違いを面白おかしくショート動画にして、タイとか香港とかいろいろな国のキャラクターに英語を話させながら、ひとつのコントみたいに作っています。
田中:本当にすごいんですよ。ほかにも、世界のカルチャーがどんどん出てくるんです。たとえば車の免許制度だったり、ものの数え方だったり。日本語だと11、12、13とわかりやすいですけど、フランスやデンマークだと80を「20×4」で表現したりするんですよね。だいじろーさんは、もともとどれくらいの国に行ったことがあるんですか?
だいじろー:訪れた国でいうと30カ国くらいですね。タイに7年住んでいて、香港に半年、フィンランドに半年、オーストラリアには中学と高校のときに語学研修で行きました。現地の留学生と仲がよかったので、いろんな発音や文化に触れる機会が多かったんです。もともと発音やカルチャーの違いが大好きなんですよね。
田中:そういった違いを解説されていて、僕はすっかりハマっちゃいました。その流れからニックさん(ニコラス)を知ったんですよね。
コロナ禍にはYouTubeチャンネル『ニックちゃんねる』を開設。文化比較や音楽に関する話題を中心に発信している。もともと歌詞を書くため、人を観察する癖があったという。「そういうふうに考えるんだ」「そういう言い方をするんだ」といった視点を、YouTubeのコンテンツにも生かしていると語る。そうした活動を通じて、だいじろーとは別の企画で共演しているほか、2025年からはYouTubeチャンネル『MrFuji from Japan』にも参加している。
ニコラス:さまざまな国や職業、バックグラウンドを持つ国際色豊かなキャストが集まって、文化や言語について比較しながら話し合う、トークバラエティのような番組に出演しています。
田中:『MrFuji from Japan』ではいろんな国の方が集まって、「あなたの国のここは変ですよ」とユーモアを交えながらいじり合うんですよね。僕はニックさんのことを「言語学者なのかな」と思っていました。日本語について日本人以上に詳しいし、日本のカルチャーや音の成り立ち、文法的な解釈まで、日本人より日本人過ぎて面白いなって思いました。あとは、自分の国をユーモアを交えていじりながらも、イギリス人と対比して議論したりと、その柔軟さが本当にすごいと思っています。これまでに何度も訊かれていると思いますが、どうしてそんなに日本語が上手になったんですか?
ニコラス:もともと僕の出身地のオレゴン州は、日本との交流がとても盛んな地域なんです。貿易関係もありますし、昔から日本とのつながりが深いんですね。僕の高校には日本語の授業があって、日本人が高校で英語を学ぶような感覚でした。
ニコラスは、アメリカでは外国語を選択して学ぶ制度があり、「いちばん英語と違うから面白そうだな」という軽い気持ちで日本語を学び始めたという。しかし、勉強を続けるうちに、もともと好きだった音楽を通じて日本の音楽にも触れ、それが相乗効果となり、日本や日本語への興味はさらに深まっていったそう。来日後は英語を使う仕事ではなかったこともあり、生活のほとんどを日本語で過ごしていると明かした。
ニコラス:今は六本木で収録していますけど、この街をはじめ、いろんな場所で飲みながら覚えました(笑)。
田中:一方で、アニメや音楽って限られた言葉しか使わないじゃないですか。歌詞なんて特に、「そんな表現、日常生活で使わないよ」というものも多いですよね。そこから日常会話まで広がっていくものなんですか?
ニコラス:僕の場合は、音楽を自分で作りたいと思っていたんです。歌詞を書くにしても、日本人が普段どういう景色を見て、どういうことを感じて、どういう思いがあって、それを歌詞にどう起こそうとするのかってところまで考えないと、書けないんですね。歌詞っぽい言葉だけ知っていても、自分の言葉として扱えなければ魂が入らない。もしアニメが好きな人でも将来、自分で作品を作りたいと思ったら、日本人が普段どういうことを考えているのかを知らないと、形だけのものになってしまいます。だから自然と、その先にある日常や価値観への興味につながっていったんだと思います。
田中:物語の背景や想像力、観察力を通して、その言葉の裏側にある気持ちまで理解していった、という感じなんですかね。
ニコラス:そんなイメージですね。たとえば「桜」という言葉は、日本の音楽や芸術にたくさん出てきますよね。でも、桜の景色だけを知っているのと、原宿駅で降りて、人混みをかき分けて代々木公園まで行って、やっと花見できる場所を見つけた、という体験を知っているのとでは違うんです。桜そのものだけじゃなくて、そこへ行くまでの苦労や喜び、周囲の風景まで含めて初めて、自分の生活のなかに桜が存在するようになるんです。ただ桜の景色を並べるだけでは、日本人との共感は生まれません。だから僕は、むしろそういう背景のほうに興味がありますね。
田中:そういうところがすごいんですよ。僕らなんて桜の下で飲んだことしか覚えていないのに(笑)。
だいじろー:社会言語学者みたいな視点ですよね(笑)。でも、そういうふうに考えるからこそ言語も理解しやすいんだと思います。僕も英語をやっていますけど、結局は欧米の文化と密接につながっているんです。欧米の文化がある前提で英語を学ぶと、言い回しや表現もスッと入ってくることがありますね。
田中:日本語のなかで、海外の方と話していてよく訊かれるんですけど、「大丈夫」って言葉を理解するのに時間はかかりませんでしたか?
ニコラス:意味が多すぎて、もはや意味がないんじゃないかと思うくらいの言葉ですよね(笑)。英語にも似たような言葉はありますが、結局は生活していくなかで「こういう使われ方もするんだな」と感覚的に覚えていくしかない部分があります。難しい言葉だと思いますね。「OK」と同じ意味かと思いきや、そうでもないので。
田中:NOのときもありますよね。
ニコラス:そこは表情を見ながら判断する部分もありますよね。たとえば、「犬」と「dog」という単語があったとしても、実は完全には直訳できていない部分があると思うんです。日本人が「犬」と聞いたときに思い浮かべるものって、たとえば都内なら小型犬だったり、日本らしいイメージなら柴犬系だったりするじゃないですか。でもアメリカ人が「dog」と聞くと、レトリーバーのような大型犬を思い浮かべることが多いんですよ。つまり、「犬」と「dog」は意味としては同じでも、文化を通して考えると見えている景色が違うんです。
ニコラスは以前、自身のYouTubeチャンネルでレミオロメンの『粉雪』を英訳した経験があるという。その際、「粉雪」を英語でどう表現するかに悩んだそうだ。
日本人であれば「powder snow」を思い浮かべるかもしれないが、英語圏の人がその言葉から連想するのは雪質のことであり、ウィンタースポーツの文脈に近いという。一方で、日本人が「粉雪」という言葉から思い描くのは、細かな雪がちらちらと舞い降りる情景である。そのため、「粉雪」を「powder snow」と単純に訳してしまうと、本来伝えたいイメージが十分に伝わらないと語った。
ニコラス:そういう意味では、「大丈夫」という言葉も結局、日本人がどういう場面で使うのかを見ていくしかないんですよね。その都度、その都度覚えていくしかない。なかなか授業では習えない部分です。むしろいちばん身近な言葉こそ、授業で習うだけでは足りない部分があるような気がしますね。
だいじろー:めっちゃわかります。「こういうときにこういう意味で使う」というのを一つひとつ覚えていくしかないんですよね。直訳だとどうしても限界が来るときがあります。面白い例だと思うのが、日本人って普段の会話でも「三半規管」という言葉をけっこう使うじゃないですか。三半規管って、英語で何と言うか知っていますか?
田中:わかりません(笑)。
だいじろー:難しいですよね(笑)。三半規管ってかなり専門的な医療用語なんです。英語圏では三半規管なんて言葉を使わないで、ただ「めまいがする」「私は(乗り物に)酔いやすいタイプ」といった言い回しになるんです。だから「三半規管が弱い」を直訳しようとすると限界が来るんですよ。「こういうときは英語ではこう言います」という表現をひとつずつ覚えていくほうが、意外と近道だったりします。
だいじろーのYouTubeチャンネル『だいじろーDaijiro』はhttps://www.youtube.com/@daijirojpまで。
ニコラスのYouTubeチャンネル『ニックちゃんねる』はhttps://www.youtube.com/@nykchanneruまで。
J-WAVE『VALTURE RADIO』では、効率だけでは測れない、人間の価値を見つめ直すラジオプログラム。放送は毎週金曜日の5時から。
だいじろーとニコラスが登場したのは、6月5日(金)放送のJ-WAVE『VALTURE RADIO』(ナビゲーター:田中 渓)。合理化や最適化が当たり前になった今、あえて「手触り」から考えるラジオプログラムだ。効率だけでは測れない、人間の価値を見つめ直していく。
この日の放送は6月12日(金)28時ごろまで、radikoのタイムフリー機能で楽しめる。
・ポッドキャストページ
世界の言語や文化の違いをYouTubeで解説
今回は番組ゲストとして、だいじろーとニコラスが出演。田中は「本当にお会いしたかった」と語る。だいじろーとは以前、別の番組で共演したことがあり面識はあったが、YouTubeチャンネル『だいじろー Daijiro』やInstagramの発信を以前から追い続けていたという。「毎日のように観続けて、気づけば関連するコンテンツを全部観てしまいました」と、その熱中ぶりを明かした。まず田中は、ふたりの活動と経歴を尋ねる。田中:まずは、だいじろーさんから簡単に自己紹介と、どんなチャンネルをやられているのか教えていただけますか。
だいじろー:大枠でいうと英語系YouTubeなんですけど、そのなかでも特に発音が好きなんですね。英語って、アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語などいろいろありますよね。方言やなまり、発音の違いにフォーカスした動画をよく作ってます。ショート動画も解説動画もいろいろやってますね。
田中:それだけ聞くと、すごく真面目なチャンネルみたいに聞こえますけど、実際は全然そんな感じじゃないですよね(笑)。
だいじろー:(笑)。たとえば「水」の「water」という単語でも、アメリカ英語なら「ウォーラー」みたいな発音になりますし、ロンドンだと「ウォタ」、日本語なら単純に「ウォーター」ですよね。そういう違いを面白おかしくショート動画にして、タイとか香港とかいろいろな国のキャラクターに英語を話させながら、ひとつのコントみたいに作っています。
田中:本当にすごいんですよ。ほかにも、世界のカルチャーがどんどん出てくるんです。たとえば車の免許制度だったり、ものの数え方だったり。日本語だと11、12、13とわかりやすいですけど、フランスやデンマークだと80を「20×4」で表現したりするんですよね。だいじろーさんは、もともとどれくらいの国に行ったことがあるんですか?
だいじろー:訪れた国でいうと30カ国くらいですね。タイに7年住んでいて、香港に半年、フィンランドに半年、オーストラリアには中学と高校のときに語学研修で行きました。現地の留学生と仲がよかったので、いろんな発音や文化に触れる機会が多かったんです。もともと発音やカルチャーの違いが大好きなんですよね。
田中:そういった違いを解説されていて、僕はすっかりハマっちゃいました。その流れからニックさん(ニコラス)を知ったんですよね。
英語と大きく異なる日本語を学んだ理由
ニコラスはアメリカ西海岸のオレゴン州生まれ、オレゴン州育ちである。17歳で高校を卒業して来日し、歌手としてデビュー。日本で生活するなかで環境が大きく変わり、文化の違いについて考える機会も増えたという。コロナ禍にはYouTubeチャンネル『ニックちゃんねる』を開設。文化比較や音楽に関する話題を中心に発信している。もともと歌詞を書くため、人を観察する癖があったという。「そういうふうに考えるんだ」「そういう言い方をするんだ」といった視点を、YouTubeのコンテンツにも生かしていると語る。そうした活動を通じて、だいじろーとは別の企画で共演しているほか、2025年からはYouTubeチャンネル『MrFuji from Japan』にも参加している。
ニコラス:さまざまな国や職業、バックグラウンドを持つ国際色豊かなキャストが集まって、文化や言語について比較しながら話し合う、トークバラエティのような番組に出演しています。
田中:『MrFuji from Japan』ではいろんな国の方が集まって、「あなたの国のここは変ですよ」とユーモアを交えながらいじり合うんですよね。僕はニックさんのことを「言語学者なのかな」と思っていました。日本語について日本人以上に詳しいし、日本のカルチャーや音の成り立ち、文法的な解釈まで、日本人より日本人過ぎて面白いなって思いました。あとは、自分の国をユーモアを交えていじりながらも、イギリス人と対比して議論したりと、その柔軟さが本当にすごいと思っています。これまでに何度も訊かれていると思いますが、どうしてそんなに日本語が上手になったんですか?
ニコラス:もともと僕の出身地のオレゴン州は、日本との交流がとても盛んな地域なんです。貿易関係もありますし、昔から日本とのつながりが深いんですね。僕の高校には日本語の授業があって、日本人が高校で英語を学ぶような感覚でした。
ニコラスは、アメリカでは外国語を選択して学ぶ制度があり、「いちばん英語と違うから面白そうだな」という軽い気持ちで日本語を学び始めたという。しかし、勉強を続けるうちに、もともと好きだった音楽を通じて日本の音楽にも触れ、それが相乗効果となり、日本や日本語への興味はさらに深まっていったそう。来日後は英語を使う仕事ではなかったこともあり、生活のほとんどを日本語で過ごしていると明かした。
ニコラス:今は六本木で収録していますけど、この街をはじめ、いろんな場所で飲みながら覚えました(笑)。
言語学習には「背景理解」も重要
田中は、非日本語話者が日本語を学ぶ際、音楽やアニメ、漫画をきっかけに興味を持つケースが多いことに触れ、「いつも思う最強の語学学習法」だと語る。田中:一方で、アニメや音楽って限られた言葉しか使わないじゃないですか。歌詞なんて特に、「そんな表現、日常生活で使わないよ」というものも多いですよね。そこから日常会話まで広がっていくものなんですか?
ニコラス:僕の場合は、音楽を自分で作りたいと思っていたんです。歌詞を書くにしても、日本人が普段どういう景色を見て、どういうことを感じて、どういう思いがあって、それを歌詞にどう起こそうとするのかってところまで考えないと、書けないんですね。歌詞っぽい言葉だけ知っていても、自分の言葉として扱えなければ魂が入らない。もしアニメが好きな人でも将来、自分で作品を作りたいと思ったら、日本人が普段どういうことを考えているのかを知らないと、形だけのものになってしまいます。だから自然と、その先にある日常や価値観への興味につながっていったんだと思います。
田中:物語の背景や想像力、観察力を通して、その言葉の裏側にある気持ちまで理解していった、という感じなんですかね。
ニコラス:そんなイメージですね。たとえば「桜」という言葉は、日本の音楽や芸術にたくさん出てきますよね。でも、桜の景色だけを知っているのと、原宿駅で降りて、人混みをかき分けて代々木公園まで行って、やっと花見できる場所を見つけた、という体験を知っているのとでは違うんです。桜そのものだけじゃなくて、そこへ行くまでの苦労や喜び、周囲の風景まで含めて初めて、自分の生活のなかに桜が存在するようになるんです。ただ桜の景色を並べるだけでは、日本人との共感は生まれません。だから僕は、むしろそういう背景のほうに興味がありますね。
田中:そういうところがすごいんですよ。僕らなんて桜の下で飲んだことしか覚えていないのに(笑)。
だいじろー:社会言語学者みたいな視点ですよね(笑)。でも、そういうふうに考えるからこそ言語も理解しやすいんだと思います。僕も英語をやっていますけど、結局は欧米の文化と密接につながっているんです。欧米の文化がある前提で英語を学ぶと、言い回しや表現もスッと入ってくることがありますね。
文化によって変わる言葉のニュアンス
続いて3人は、言語学習における「翻訳できないニュアンス」と、文化理解の重要性について語り合った。田中:日本語のなかで、海外の方と話していてよく訊かれるんですけど、「大丈夫」って言葉を理解するのに時間はかかりませんでしたか?
ニコラス:意味が多すぎて、もはや意味がないんじゃないかと思うくらいの言葉ですよね(笑)。英語にも似たような言葉はありますが、結局は生活していくなかで「こういう使われ方もするんだな」と感覚的に覚えていくしかない部分があります。難しい言葉だと思いますね。「OK」と同じ意味かと思いきや、そうでもないので。
田中:NOのときもありますよね。
ニコラス:そこは表情を見ながら判断する部分もありますよね。たとえば、「犬」と「dog」という単語があったとしても、実は完全には直訳できていない部分があると思うんです。日本人が「犬」と聞いたときに思い浮かべるものって、たとえば都内なら小型犬だったり、日本らしいイメージなら柴犬系だったりするじゃないですか。でもアメリカ人が「dog」と聞くと、レトリーバーのような大型犬を思い浮かべることが多いんですよ。つまり、「犬」と「dog」は意味としては同じでも、文化を通して考えると見えている景色が違うんです。
ニコラスは以前、自身のYouTubeチャンネルでレミオロメンの『粉雪』を英訳した経験があるという。その際、「粉雪」を英語でどう表現するかに悩んだそうだ。
レミオロメン - 粉雪 / 勝手に英語で #歌ってみた
ニコラス:そういう意味では、「大丈夫」という言葉も結局、日本人がどういう場面で使うのかを見ていくしかないんですよね。その都度、その都度覚えていくしかない。なかなか授業では習えない部分です。むしろいちばん身近な言葉こそ、授業で習うだけでは足りない部分があるような気がしますね。
だいじろー:めっちゃわかります。「こういうときにこういう意味で使う」というのを一つひとつ覚えていくしかないんですよね。直訳だとどうしても限界が来るときがあります。面白い例だと思うのが、日本人って普段の会話でも「三半規管」という言葉をけっこう使うじゃないですか。三半規管って、英語で何と言うか知っていますか?
田中:わかりません(笑)。
だいじろー:難しいですよね(笑)。三半規管ってかなり専門的な医療用語なんです。英語圏では三半規管なんて言葉を使わないで、ただ「めまいがする」「私は(乗り物に)酔いやすいタイプ」といった言い回しになるんです。だから「三半規管が弱い」を直訳しようとすると限界が来るんですよ。「こういうときは英語ではこう言います」という表現をひとつずつ覚えていくほうが、意外と近道だったりします。
だいじろーのYouTubeチャンネル『だいじろーDaijiro』はhttps://www.youtube.com/@daijirojpまで。
ニコラスのYouTubeチャンネル『ニックちゃんねる』はhttps://www.youtube.com/@nykchanneruまで。
J-WAVE『VALTURE RADIO』では、効率だけでは測れない、人間の価値を見つめ直すラジオプログラム。放送は毎週金曜日の5時から。
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2026年6月12日28時59分まで
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番組情報
- VALTURE RADIO
-
毎週金曜5:00-6:00
-
田中 渓
