J-WAVE Podcastで配信中のエッセイスト・フードディレクター平野紗季子がお届けするポッドキャスト『味な副音声 ~voice of food~』の公開収録を、11月16日(日)大阪・心斎橋PARCOのイベントスペース・SPACE14で開催した。
この公開収録は、心斎橋PARCO 1階で11月14日(金)から18日(火)まで行われたスペシャルポップアップ『味な副音声 〜voice of food〜5周年&本が出る記念 SPECIAL STAND「おいしくってありがとう」』に合わせて催したもの。ゲストにお笑いカルテット・ぼる塾の田辺智加が登場し、愛してやまない“食”について平野とトークをくり広げた。ここでは、その様子をレポートする。
公開録音のゲストである田辺は、過去に『味な副音声』にゲスト出演したことも。2人が推しスイーツをひたすら称え合う“スイーツ愛”あふれる熱いやりとりは書籍『味な副音声の本』にも収録されている。
その出演回でも「シンクロ率が高すぎる」と食の好みが似ていることに驚いていた2人。今回も盛り上がること必至のトークに、集まった約280名の番組ファン“味なフレンズ”たちの期待も高まるなか、いよいよ収録はスタート。「こんにちは!」とにこやかに手を振りながらステージに現れた平野に拍手が大きな起こった。
前日から来阪していたという平野。「昨日はアツアツの関西風おでんを食べて、上顎ベロベロでお届けしているんですけど」と報告して笑わせ、お待ちかねのゲスト、田辺をステージに呼び込むと、さっそく「最近食べたおいしいもの」についてトークを。関西では大定番の和菓子『喜八洲総本店』の「みたらし団子」を田辺がいの一番に挙げると、客席から「ほぉ~」と納得の声が。そんななか、「まだ食べたことがなくて……」と未体験であることを打ち明ける平野に「え~っ」と観客がザワつき、田辺も「え、それは食べなきゃ!」と強くオススメする場面もあるなど、会場は早くも一体感に覆われる。
時間はあっという間に過ぎ、イベントはエンディングへ。田辺は「おいしいものを共有して、ステキな時間を過ごせて、本当に幸せでした」、平野も「食への愛が深くてちょっとヘンテコな(笑)フレンズのみなさんと直接お会いできて楽しかったです」とユーモアたっぷりに挨拶。時間いっぱいまで大阪のオススメグルメを客席から聞き出すなど、最後の最後まで公開収録を楽しんでいた。
終演後のロビーでは、書籍やグッズの購入者を対象にした平野のサイン会も行われ、男女問わず幅広い年齢層の“味なフレンズ”たちの大行列が。イベントの感想はもちろん、食の情報交換で平野とファンが盛り上がる様子も見られるなど、イベントは終始『味な副音声』らしいなごやかなムードに包まれていた。
(取材・文=浅原奈美)
番組の最新情報は公式サイトまで。
・公式サイト
https://shop.ajimart.net/
この公開収録は、心斎橋PARCO 1階で11月14日(金)から18日(火)まで行われたスペシャルポップアップ『味な副音声 〜voice of food〜5周年&本が出る記念 SPECIAL STAND「おいしくってありがとう」』に合わせて催したもの。ゲストにお笑いカルテット・ぼる塾の田辺智加が登場し、愛してやまない“食”について平野とトークをくり広げた。ここでは、その様子をレポートする。
食の好みの「シンクロ率が高すぎる」ふたり
心斎橋PARCOの1階入り口付近にお目見えした、キュートなピンクのブースが目を引くポップアップショップでは、4月に刊行された初の番組本『おいしくってありがとう 味な副音声の本』(河出書房新社)をはじめ、食べ物を模したキーホルダーなどのオリジナルグッズ、そして、今回が初お披露目となる「JAVATEA」とのスペシャルコラボグッズ、Tシャツやスウェット、ステッカーなどを販売。商店街に面していることもあり、多くの人が足を止め、ショッピングを楽しんでいた。その出演回でも「シンクロ率が高すぎる」と食の好みが似ていることに驚いていた2人。今回も盛り上がること必至のトークに、集まった約280名の番組ファン“味なフレンズ”たちの期待も高まるなか、いよいよ収録はスタート。「こんにちは!」とにこやかに手を振りながらステージに現れた平野に拍手が大きな起こった。
「大阪の味、関西のおいしい食べ物」
そしていよいよ本日のテーマ、大阪での収録にちなんだ「大阪の味、関西のおいしい食べ物」でトークを展開。田辺と平野がそれぞれ関西で出会った、絶対に食べてほしい食べ物を、ステージ上のプロジェクターに写真を映しながら紹介していく。平野が最初に挙げたのは、大阪・堺市にある『かん袋』の名物「くるみ餅」。陶器の壺に入った持ち帰り用も人気だが、平野のオススメは店内で味わえる、かき氷をのせた「氷くるみ餅」。「氷の中にお餅がかくれんぼしてるんです」と説明すると「いいかくれんぼだ!」と大興奮の田辺。実は田辺、やわらかい餅よりも、冷えて「クッて少しかたくなった」餅の食感が好きとか。そんなユニークなこだわりにも「あれ、おいしいですよね~」といたく共感する平野に対し、「うれしい!このおいしさについて語れる人がいた!」と感激しきりの田辺に、客席は大きな笑いに包まれた。「餅」への独特なこだわり
ほか、田辺が、看板のお好み焼きだけでなく歯ごたえを感じる「餅」の食感に注目してほしいという大阪粉もんの人気店や、独特の食べ方が「すごく不思議」といううどん店などをオススメ。一方、平野は、絶品のサンドイッチもさることながら「カウンターの中にいる5人のステキなおじさま」にグッときたという喫茶店や、JR新大阪駅構内にある「キュンとしちゃった」自販機などを紹介し、その魅力を熱っぽく語ってトークを盛り上げた。“味なフレンズ”との交流
次のパートでは、“味なフレンズ”たちからお便りで届いたイチオシの「大阪の味」を紹介した。たこ焼きの人気店『わなか』を「キング・オブ・たこ焼き」と絶賛するお便りをきっかけに、田辺が「『わなか』のたこ焼きが食べられないって、あんりが泣いたことがあって…」とぼる塾メンバーの爆笑エピソードを披露。さらに、「たこ焼きはソース派?or塩派?」を巡り、会場で緊急アンケートを行うなど、客席も巻き込んでどこまでも広がっていく2人のトークはますます絶好調に。また、観客からの質問に直接答えるコーナーもあり、「いずれ立ち飲み屋をやりたい」という女性から「絶対にこれは置いてほしいというメニューを教えて」というちょっと変わった相談も。平野が「フライドポテトをお願いします!」と間髪入れずオーダーすれば、田辺は知人の家でごちそうになったという「かぶのポタージュ」を熱望。思い思いの答えでファンと交流した。JAVATEAコラボグッズ&人気アイテムを販売
味な副音声は、番組公式ウェブショップ「味マートBASE支店」も展開している。この記事の冒頭で紹介した、Tシャツやスウェット、キーホルダー、保冷トートバッグなどの「おいしくってありがとう」アイテムたち、そしてJAVATEAとのスペシャルコラボグッズは、12月8日19時から味マートBASE支店で販売開始する。また、同日には、JAVATEA特別回のポッドキャストも配信する。番組の最新情報は公式サイトまで。
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https://shop.ajimart.net/