近年市場価値が高騰している「ロックTシャツ」に注目した。
この内容をお届けしたのは、10月7日(火)放送のJ-WAVE『MIDDAY LOUNGE』(ナビゲーター:市川紗椰)の「MUSIC EXPLORER」。世界の音楽シーンのムーブメントを“いま”の視点で考察するコーナーだ。
『MIDDAY LOUNGE』はグローバルなルーツを持つ国際色豊かなナビゲーターたちが、リスナーと一緒に「新しい自分、新しい世界と出会う」3時間のプログラム。ナビゲーターは、月曜 ハリー杉山、火曜 市川紗椰、水曜 クリス・ペプラー、木曜 ジョン・カビラが日替わりで担当している。
市川:街なかでもロックTシャツを着ている人が本当に増えましたよね。著名人が着ることで値段が上がるのは、アメリカでも日本でも変わらないところなんですね。音楽やバンドの好き嫌いではなく、デザイン・ファッションとして着る時代となってきました。
蒔田さんは、1カ月のうち半分をアメリカでの古着の買い付けにあてている。買い付けの際に重視しているのは、「現地の空気感をそのまま原宿に持ち帰ること」だという。
蒔田:リアルなLAのストリート感だったりカルチャーを商品に体現して届けたいというコンセプトがあります。BerBerJinグループ全体に言えることなのですが、基本的にカリフォルニアベースで仕入れをしていて、LAに本拠地があり、サンフランシスコからサンディエゴまでのルートを通っています。
市川:現地での値段が高くても、日本でも売れる商品を選ばないといけませんから、目利きの力が必要になりますよね。Tシャツが売れるタイミング、もっと言うと値段が上がるタイミングがあるそうで、そちらについてもお話を伺いました。
蒔田:たとえば、2024年にレッド・ホット・チリ・ペッパーズが来日した際は、5万円でやり取りされていたレッチリのTシャツが2倍、3倍の値段でやり取りされていました。オアシスも、マックス10万ぐらいのTシャツってあまりなかったんですけど、いまや30万円ぐらいのTシャツがすごく売れている現状です。自分のお店でも、オアシスのロックTシャツを探されているお客様が多く来られています。同じバンドのロックTシャツを来日公演で着たい方も多いので、そういった流れで価格が高騰しているということもあると思います。
市川:来日公演は、ロックTシャツの価格が上がるタイミングとして大きいそうですね。ということは、ファッションの観点だけでなく、みなさん好きなバンドや音楽のロックTシャツがほしいってことですよね。
蒔田:ちょうど昨日の話なのですが、ソニック・ユースのTシャツが税込み99万円で売れました。それ以前だと、ニルヴァーナのアンオフィシャルのTシャツが100万円以上のものを販売した経験がありますね。
市川:ソニック・ユースはデザイン性も高いですよね。もしかしたら、みなさんがお持ちになっているロックTシャツも意外な値段になっているかもしれません。そして、今後値段が上がる可能性としては、90年代のブリトニー・スピアーズやバックストリート・ボーイズのロックTシャツが挙がりました。今回は、ファッションアイテムとして相変わらず人気の、ロックTシャツに注目しました。
『MIDDAY LOUNGE』のコーナー「MUSIC EXPLORER」では、世界の音楽シーンのムーブメントを“いま”の視点で考察する。放送は月曜~木曜の14時ごろから。
この内容をお届けしたのは、10月7日(火)放送のJ-WAVE『MIDDAY LOUNGE』(ナビゲーター:市川紗椰)の「MUSIC EXPLORER」。世界の音楽シーンのムーブメントを“いま”の視点で考察するコーナーだ。
『MIDDAY LOUNGE』はグローバルなルーツを持つ国際色豊かなナビゲーターたちが、リスナーと一緒に「新しい自分、新しい世界と出会う」3時間のプログラム。ナビゲーターは、月曜 ハリー杉山、火曜 市川紗椰、水曜 クリス・ペプラー、木曜 ジョン・カビラが日替わりで担当している。
著名人が着ることでロックTシャツの価値が急上昇
今回のテーマは「高騰が止まらない!? ロックTシャツの現在地」だ。近年、ロックTシャツの市場では価格の上昇が続いており、驚くような高額で取引される例もあるという。そうしたロックTシャツの現状について、原宿の人気ショップ「BerBerJin Yuhodo(ベルベルジン遊歩道)」のディレクター・蒔田康介さんをコメントゲストに迎え、話を聞いた。 蒔田:ここ5、6年だと思うんですけど、カニエ・ウェストやトラヴィス・スコットといったラッパー、アーティストが着用することによってロックTシャツの値段が上がっています。僕たちはアメリカに買い付けに行っているので、必然的に日本での値段も高くなります。市川:街なかでもロックTシャツを着ている人が本当に増えましたよね。著名人が着ることで値段が上がるのは、アメリカでも日本でも変わらないところなんですね。音楽やバンドの好き嫌いではなく、デザイン・ファッションとして着る時代となってきました。
蒔田さんは、1カ月のうち半分をアメリカでの古着の買い付けにあてている。買い付けの際に重視しているのは、「現地の空気感をそのまま原宿に持ち帰ること」だという。
蒔田:リアルなLAのストリート感だったりカルチャーを商品に体現して届けたいというコンセプトがあります。BerBerJinグループ全体に言えることなのですが、基本的にカリフォルニアベースで仕入れをしていて、LAに本拠地があり、サンフランシスコからサンディエゴまでのルートを通っています。
ロックTシャツの価値が高まるタイミングは?
BerBerJinグループの仕入れの基本となるのは、古着を所有する現地のディーラーとのやり取り。さらに、週末には必ずフリーマーケットに足を運び、そこに集まるディーラーたちからも買い付けを行っているという。また、ラグハウス(古着のリサイクル工場)に出向くことも多く、そうした場所では大量に仕入れることもあるそうだ。市川:現地での値段が高くても、日本でも売れる商品を選ばないといけませんから、目利きの力が必要になりますよね。Tシャツが売れるタイミング、もっと言うと値段が上がるタイミングがあるそうで、そちらについてもお話を伺いました。
蒔田:たとえば、2024年にレッド・ホット・チリ・ペッパーズが来日した際は、5万円でやり取りされていたレッチリのTシャツが2倍、3倍の値段でやり取りされていました。オアシスも、マックス10万ぐらいのTシャツってあまりなかったんですけど、いまや30万円ぐらいのTシャツがすごく売れている現状です。自分のお店でも、オアシスのロックTシャツを探されているお客様が多く来られています。同じバンドのロックTシャツを来日公演で着たい方も多いので、そういった流れで価格が高騰しているということもあると思います。
市川:来日公演は、ロックTシャツの価格が上がるタイミングとして大きいそうですね。ということは、ファッションの観点だけでなく、みなさん好きなバンドや音楽のロックTシャツがほしいってことですよね。
100万近くの高額ロックTシャツを取引
「BerBerJin Yuhodo」では、さまざまな古着やロックTシャツを扱っている。最近、もっとも高額だったロックTシャツは、ソニック・ユースのヴィンテージ物だという。蒔田:ちょうど昨日の話なのですが、ソニック・ユースのTシャツが税込み99万円で売れました。それ以前だと、ニルヴァーナのアンオフィシャルのTシャツが100万円以上のものを販売した経験がありますね。
市川:ソニック・ユースはデザイン性も高いですよね。もしかしたら、みなさんがお持ちになっているロックTシャツも意外な値段になっているかもしれません。そして、今後値段が上がる可能性としては、90年代のブリトニー・スピアーズやバックストリート・ボーイズのロックTシャツが挙がりました。今回は、ファッションアイテムとして相変わらず人気の、ロックTシャツに注目しました。
『MIDDAY LOUNGE』のコーナー「MUSIC EXPLORER」では、世界の音楽シーンのムーブメントを“いま”の視点で考察する。放送は月曜~木曜の14時ごろから。
番組情報
- MIDDAY LOUNGE
-
月・火・水・木曜13:30-16:30