アルゼンチン出身のデュオ・CA7RIEL & Paco Amorosoが、今後、挑戦してみたいことや日本への想いなどについて語った。
CA7RIEL & Paco Amorosoが登場したのは、8月19日(火)放送のJ-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)内、音楽以外の「+1」なトピックをゲストに尋ねるコーナー「MUSIC+1」だ。
まず、番組ナビゲーターのサッシャが「日本で『カトちゃんとパコちゃん』と呼ばれていることをどう思う?」と問いかけると、メンバーからは「アイライクイット!」と好意的な答えが返ってきた。
サッシャ:日本に来るのが夢だったということですが、なぜですか?
CA7RIEL:夢でした。地球の反対側にあるので、地球の反対側でどんなことが起きているのかというのを知りたかった。それから私にとって日本というのは、木星や火星に限りなく近い場所だと思っています。私はゲーマーでもありますので、日本文化のサウンドもそうだし、さまざまな刺激を受けています。
サッシャ:なんのゲームをやるんですか?
CA7RIEL:任天堂です。
サッシャ:マリオ?
CA7RIEL:はい。マリオ、ゼルダ。あと地下鉄の音が……。
サッシャ:発車音ということ?
CA7RIEL:そうです。それぞれの駅で違う音が鳴るというのが、すごく刺激的です。私が聴いている任天堂のゲームのオーディオにすごくよく似ています。
ノイハウス:パコさんも同じような気持ちですか?
Paco:私も日本に来るのが夢でした。日本は人が優しいですね。声のトーンがすごく柔らかくて、本当に優しい感じがします。歩いているときには「なにが起きるかな」と、とても楽しい気持ちになります。
サッシャが「スペイン語って早口だものね。日本語はゆっくり聴こえるから」とコメントすると、CA7RIEL & Paco Amorosoは日本語は早く聞こえると答え、「日本語には音楽性があって、日本語の声をしゃべっているのを聴くとドラムやギターを思わせます」と持論を展開。「日本語の言葉を書き起こしして、ドラムで表現するということをやってみたい」とも明かした。
サッシャ:そうか、母音が入っているからドラムで叩いているみたいに聞こえるんだ。
ノイハウス:耳のレベルが違います。
サッシャ:カトちゃんパコちゃん、最高です。
ノイハウス:おふたりの表現性、パフォーマンスもすごいです。表現力があふれているというか、観ていても楽しいです。
ノイハウス:大ブレイクのきっかけでもあったと思います。
Paco:私たちが日本人の方の表現とかを見て楽しんでいるように、おそらく世界の人たちが「なんだ、このアルゼンチン人は」「宇宙人かな」と楽しんでいたのかなと。「変なことやっているな」「なにかよくわからないことをやっているな」と思いながら見ていたと思います。
CA7RIEL:実は僕たち、小さなスタジオというのは慣れているんです。ある意味、経済的と言いますか、お金がなかった時代というのはマイクさえないようなところで、ぎゅっとみんなで集まってやっていたので、居心地はよかったです。
ノイハウス:ホームグラウンド的な。
番組ではCA7RIEL & Paco Amorosoの『EL DÍA DEL AMIGO』をオンエアした。
サッシャ:曲もかかったところで、もう少し音楽についても訊いていきます。
ノイハウス:7月にニューアルバム『PAPOTA』がリリースされました。どんなコンセプトで作ったのでしょうか。
CA7RIEL & Paco Amorosoは「アルゼンチンで『PAPOTA』というのは、いわゆるマッチョマンのことです。その人たちが飲むサプリメントのことを『PAPOTA』と言ったりもします。そして社会批判でもあり、音楽産業への批判も少し含めています。『タイニー・デスク』の成功のあと、私たちは『成功を保たなくてはいけない』ということも感じています」と解説した。
また「世界を意識して作ったのか?」という質問には「世界に出よう、という意味はあります。『タイニー・デスク』で私たちの音楽を気に入っていただいた人々にポップなもの、そして私たちの歌を届け続けるという意味があります。『タイニー・デスク』ではプレゼンテーションカード、名刺をお渡ししたような感じです。そこからなにが起きるのかと、わくわくしている人たちに私たちのユーモアや歌やビデオ、さまざまなものを届ける。そこが出発点になっています」とコメントした。
CA7RIEL:いま生きているこの瞬間が、まさに私たちにとっては挑戦になっています。初めて私たちのメンバーが誰もやったことがない、世界ツアーのいま真っ最中なので、いろいろと学んでいるところです。私たちのいまの挑戦、課題というのは『よく寝て、よく食べて、あまり外に出ず、いい子でいる』こと。いまはあまりいい子ではなくて、よく寝てなくて、よく食べてもないんですが、ちゃんと生きるということがいまの目標です。
ノイハウス:大事ですね。
サッシャ:いろいろな国に行ってみて、いちばん印象的なことはどんな思い出ですか?
Paco:私としてはロンドンです。自分がもともとそう思っていなかったんですが、UKの人たちというのは意外とアルゼンチン人によく似ていて。すごく居心地がよかったんです。素晴らしい人たちに出会ったので、それがサプライズでした。これからもよく行く予定です。
CA7RIEL:いま、日本がそれに勝っています。日本はすごくスキャンダラスでもあり、いろいろなことが起きて、とてもいいです。
サッシャ:独特な、という意味でね。
CA7RIEL:唯一の、ここ以外にないところです。
サッシャ:ほかにやりたいことはありますか?
Paco:日本には1カ月ぐらいいたいです。いろいろなところに全部行きたいです。今回は本当に全然、時間がないので。でも、食べ物はおいしいものを食べましたし、散歩もしました。騒音から離れてひとりで歩いてみましたが、工事現場の土台とかがぴっちりときれいに並んでびっくりして、そこの写真を撮りまくりました。
サッシャ:たしかに、日本らしい。
CA7RIEL:「未知なこと」というのが大好きなので、これからなにが起きるかわからないということに、とてもわくわくしています。
ノイハウス:また日本にも来ていただきたいです。
ふたりは「戻ってきたいです。遊びにも来たいですし、東京でショーをしたいですね。日本のファンのみなさんとつながる感覚を感じたいです」とファンに向けてメッセージを送った。
CA7RIEL & Paco Amorosoの最新情報は公式サイトまで。
J-WAVE『STEP ONE』のコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分ごろから。
CA7RIEL & Paco Amorosoが登場したのは、8月19日(火)放送のJ-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)内、音楽以外の「+1」なトピックをゲストに尋ねるコーナー「MUSIC+1」だ。
地球の反対側にある日本に来るのが夢だった
「カトパコ」の愛称でおなじみのCA7RIEL & Paco Amorosoはアルゼンチン・ブエノスアイレス出身で、小学校時代からの幼なじみ。2024年にアメリカ公共放送・NPRの「タイニー・デスク・コンサート」への出演がきっかけで大ブレイクし、その後「コーチェラ・フェスティバル」「グラストンベリー・フェスティバル」などのビッグフェスにも出演。2025年7月には「フジロックフェスティバル」にも出演している。まず、番組ナビゲーターのサッシャが「日本で『カトちゃんとパコちゃん』と呼ばれていることをどう思う?」と問いかけると、メンバーからは「アイライクイット!」と好意的な答えが返ってきた。
サッシャ:日本に来るのが夢だったということですが、なぜですか?
CA7RIEL:夢でした。地球の反対側にあるので、地球の反対側でどんなことが起きているのかというのを知りたかった。それから私にとって日本というのは、木星や火星に限りなく近い場所だと思っています。私はゲーマーでもありますので、日本文化のサウンドもそうだし、さまざまな刺激を受けています。
サッシャ:なんのゲームをやるんですか?
CA7RIEL:任天堂です。
サッシャ:マリオ?
CA7RIEL:はい。マリオ、ゼルダ。あと地下鉄の音が……。
サッシャ:発車音ということ?
CA7RIEL:そうです。それぞれの駅で違う音が鳴るというのが、すごく刺激的です。私が聴いている任天堂のゲームのオーディオにすごくよく似ています。
ノイハウス:パコさんも同じような気持ちですか?
Paco:私も日本に来るのが夢でした。日本は人が優しいですね。声のトーンがすごく柔らかくて、本当に優しい感じがします。歩いているときには「なにが起きるかな」と、とても楽しい気持ちになります。
サッシャが「スペイン語って早口だものね。日本語はゆっくり聴こえるから」とコメントすると、CA7RIEL & Paco Amorosoは日本語は早く聞こえると答え、「日本語には音楽性があって、日本語の声をしゃべっているのを聴くとドラムやギターを思わせます」と持論を展開。「日本語の言葉を書き起こしして、ドラムで表現するということをやってみたい」とも明かした。
サッシャ:そうか、母音が入っているからドラムで叩いているみたいに聞こえるんだ。
ノイハウス:耳のレベルが違います。
サッシャ:カトちゃんパコちゃん、最高です。
ノイハウス:おふたりの表現性、パフォーマンスもすごいです。表現力があふれているというか、観ていても楽しいです。
ニューアルバム『PAPOTA』に込めた想い
CA7RIEL & Paco Amorosoがブレイクするきっかけとなった「タイニー・デスク・コンサート」の話題になった。ノイハウス:大ブレイクのきっかけでもあったと思います。
Paco:私たちが日本人の方の表現とかを見て楽しんでいるように、おそらく世界の人たちが「なんだ、このアルゼンチン人は」「宇宙人かな」と楽しんでいたのかなと。「変なことやっているな」「なにかよくわからないことをやっているな」と思いながら見ていたと思います。
CA7RIEL:実は僕たち、小さなスタジオというのは慣れているんです。ある意味、経済的と言いますか、お金がなかった時代というのはマイクさえないようなところで、ぎゅっとみんなで集まってやっていたので、居心地はよかったです。
ノイハウス:ホームグラウンド的な。
番組ではCA7RIEL & Paco Amorosoの『EL DÍA DEL AMIGO』をオンエアした。
CA7RIEL & Paco Amoroso - EL DÍA DEL AMIGO (Video Oficial)
ノイハウス:7月にニューアルバム『PAPOTA』がリリースされました。どんなコンセプトで作ったのでしょうか。
CA7RIEL & Paco Amorosoは「アルゼンチンで『PAPOTA』というのは、いわゆるマッチョマンのことです。その人たちが飲むサプリメントのことを『PAPOTA』と言ったりもします。そして社会批判でもあり、音楽産業への批判も少し含めています。『タイニー・デスク』の成功のあと、私たちは『成功を保たなくてはいけない』ということも感じています」と解説した。
また「世界を意識して作ったのか?」という質問には「世界に出よう、という意味はあります。『タイニー・デスク』で私たちの音楽を気に入っていただいた人々にポップなもの、そして私たちの歌を届け続けるという意味があります。『タイニー・デスク』ではプレゼンテーションカード、名刺をお渡ししたような感じです。そこからなにが起きるのかと、わくわくしている人たちに私たちのユーモアや歌やビデオ、さまざまなものを届ける。そこが出発点になっています」とコメントした。
日本のファンともっとつながりたい
今後、挑戦してみたいことについて尋ねた。CA7RIEL:いま生きているこの瞬間が、まさに私たちにとっては挑戦になっています。初めて私たちのメンバーが誰もやったことがない、世界ツアーのいま真っ最中なので、いろいろと学んでいるところです。私たちのいまの挑戦、課題というのは『よく寝て、よく食べて、あまり外に出ず、いい子でいる』こと。いまはあまりいい子ではなくて、よく寝てなくて、よく食べてもないんですが、ちゃんと生きるということがいまの目標です。
ノイハウス:大事ですね。
サッシャ:いろいろな国に行ってみて、いちばん印象的なことはどんな思い出ですか?
Paco:私としてはロンドンです。自分がもともとそう思っていなかったんですが、UKの人たちというのは意外とアルゼンチン人によく似ていて。すごく居心地がよかったんです。素晴らしい人たちに出会ったので、それがサプライズでした。これからもよく行く予定です。
CA7RIEL:いま、日本がそれに勝っています。日本はすごくスキャンダラスでもあり、いろいろなことが起きて、とてもいいです。
サッシャ:独特な、という意味でね。
CA7RIEL:唯一の、ここ以外にないところです。
サッシャ:ほかにやりたいことはありますか?
Paco:日本には1カ月ぐらいいたいです。いろいろなところに全部行きたいです。今回は本当に全然、時間がないので。でも、食べ物はおいしいものを食べましたし、散歩もしました。騒音から離れてひとりで歩いてみましたが、工事現場の土台とかがぴっちりときれいに並んでびっくりして、そこの写真を撮りまくりました。
サッシャ:たしかに、日本らしい。
CA7RIEL:「未知なこと」というのが大好きなので、これからなにが起きるかわからないということに、とてもわくわくしています。
ノイハウス:また日本にも来ていただきたいです。
ふたりは「戻ってきたいです。遊びにも来たいですし、東京でショーをしたいですね。日本のファンのみなさんとつながる感覚を感じたいです」とファンに向けてメッセージを送った。
CA7RIEL & Paco Amorosoの最新情報は公式サイトまで。
J-WAVE『STEP ONE』のコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分ごろから。
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