音楽、映画、エンタメ「ここだけの話」
都会の真ん中に広がる「大手町の森」とは? 小西真奈美が“森林浴の楽しみ方”も伝授

都会の真ん中に広がる「大手町の森」とは? 小西真奈美が“森林浴の楽しみ方”も伝授

提供:東京建物株式会社



俳優・小西真奈美が、森林浴ファシリテーターの活動や、緑を守るために大切な行動について語った。

小西が登場したのは、5日6日(火・祝)に放送されたJ-WAVEの特別番組『J-WAVE GOLDEN WEEK SPECIAL TOKYO TATEMONO presents FEELIN' GREEN』(ナビゲーター:豊田エリー、nico)。「心地よさ」をキーワードに、次世代に繋いでいきたい取り組みやカルチャー、未来に残したい音楽=EVERGREEN MUSICをお届けする番組だ。

小西真奈美も好きな「大手町の森」

ootemachinomori2025_2506095.jpg
この日のトークの舞台となったのは「大手町の森」。「森(しん)・呼吸できるまちづくり」を運営コンセプトに掲げる大手町タワーの敷地内にある、約3,600平方メートルの森だ。演奏会や「森の市」といったイベントも定期的に開催。都会の真ん中の憩いの場になっている。
ootemachinomori2025event.jpg

<イベント開催時の様子>

番組では、ナビゲーターのnicoがスタジオを飛び出し、大手町の森にて、東京グリーンサービス株式会社・樹木医の福本和弘さんと、小西真奈美をゲストに迎えた。小西は俳優としてさまざまな作品で活躍するなか、ハニーセラピスト・森林浴ファシリテーターの資格も持つ。

nico:森林浴ファシリテーターとはどういったものでしょうか?

小西:みなさんを森にご案内しまして、五感を解放して森や自然を感じていただきます。森以外でも、森林浴や自然の魅力をお伝えします。

nico:平たく言うと、緑に親しむ生活を取り入れるということでしょうか?

小西:そうですね。あとは「自然はいいものだとは思うけど、どういいんだろう?」「自然で何をすればいいのかわからない」といった方に向けて、自然を楽しんでもらえる、触れる時間を増やせるきっかけをお伝えしています。

nico:大手町の森では200種類以上もの動植物が息づいています。この森が誕生してからもうすぐ12年になるとのことですが、小西さんいかがですか?

小西:実は私、この場所が大好きなんです。以前から待ち合わせやミーティングで伺っていたんですけども、福本さんに案内していただきまして、あらためて森の多様性に驚きましたし、感動しました。

都市部に“本物の森”を育てていく

ootemachinomori2025_2506096.jpg
大手町の森は「日本一の都市の森」を目指す本物の森として、多くの人々から親しまれている。福本さんは、そんな大手町の森の管理を行う東京グリーンサービスの樹木医だ。

nico:「本物の森」というのは、どういう定義なのでしょうか?

福本:「潜在自然植生」という言葉があり、何もない状態で人が手を加えなかったら自然に発生する植物などで構成されている森という意味です。大手町の森は自然の植生の境界にあたるところなので、人為的にチョイスしている部分もあります。「人が心地よく過ごせる明るい森」というのがサブコンセプトです。

nico:さまざまな生き物が生息しているとのことですが、どんな生物がいるんでしょうか?

福本:鳥類ですとシジュウカラがいます。最近はコゲラが来ていて、巣を作ってほしいなと思っております。昆虫ですとセミ、トンボはけっこうな種類がいます。また、たくさんの種類の植物がありまして、ニリンソウ、キツネノカミソリなどがきれいです。
nico:振り返ってみて、大手町の森の12年間をどのように感じていますか?

福本:長い期間、同じ現場をずっと見させてもらえる機会はなかなかないんです。植えてから森が変わっていく姿は僕にとっても勉強になりました。
mori-IMG_2905.jpg

左から、東京グリーンサービス株式会社・樹木医の福本和弘さん、nico、小西真奈美

森林浴を楽しむ3つのポイントを紹介

森林浴とは、清浄な空気に浸って精神的安らぎを得ることを目的に、森林に入ることを指す言葉だ。nicoは小西に「森林浴の具体的な方法はどんなものでしょうか?」と質問した。

小西:森林浴って極論を言うと、何もせずにぼーっと好きに過ごすことなんですよね。でも、自然に親しみ慣れていない方は(それが難しいと感じる)。「日光浴や海水浴をやってきて」と言われると、みなさん「こういうことをすればいいのかな」とイメージできるんですけども、森林浴はわからない。よく「ただ歩けばいいの?」と聞かれますね。

小西は森林浴の楽しみ方を3つのポイントに分けて紹介した。

小西:ひとつ目は、至るところで深呼吸をしながら歩くことです。ふたつ目は音ですね。森の葉っぱを揺らす風の音ですとか、鳥のさえずり、小川のせせらぎを、目を閉じて感じてください。3つ目は森の匂いです。今だと花がたくさん咲いていますし、森の匂いを目を閉じて感じることをおすすめしています。私たちは日常を視覚に頼っているので、目を閉じて香りとか音、呼吸をしている自分の体、そのときの気持ちに意識を向けてみてください。そうすると、帰ってきたときに勝手に体が整っていくんですね。

nico:整うということなんですね。

小西:クリエイティブなお仕事をされている方が森林浴から帰ってくると、すごくいいアイデアが突然浮かんでくるそうです。頭がクリアになると思いますし、これは森じゃなくて公園でもできるので、ぜひ森林浴をやってみてください。
森林浴での注意点として、小西は黒い服の着用は避けるべきだと進言する。

小西:黒の服じゃなければ、いろんな虫が寄りづらくなります。

nico:そうだったんですね。黒い服にそういったデメリットがあることを知らなかったです。

小西:黒い服を着ていると、スズメバチなどもけっこう寄ってくるんですよ。白や明るい服がおすすめですね。

また、森林浴に適した時間帯として小西が挙げたのは早朝だった。

小西:早朝は街がざわざわと動き出す前ですし、今の時期はだんだんと日の出が早くなっていますよね。鳥たちや木々が起き出してくるというか、新鮮な空気のなかに活性のエネルギーを感じるんですよ。それを森とか公園とかに行って取り入れると、朝からシャキっとします。

nico:森が自分のなかでいい循環になっているんですね。

続いて、nicoは番組キーワードである「心地よさ」に関連して、小西さんが心地よさを感じるものを訊いた。

小西:私は趣味で登山をやっていまして、畑のチームにも携わらせていただいているんですね。この春ですと、お花見登山に行ったり、いろんな種を蒔いたりしたんですけど、自然のサイクルに触れる時間を過ごすとめちゃくちゃ心地がよいです。私にとっては最高の、なくてはならない時間ですね。

nico:土いじりが心地よい時間なんですね。

緑あふれる環境を守るために大切なことは?

最後に、福本さんと小西のふたりに、緑あふれる環境を守っていくために必要なことは何かを訊いた。福本さんは調和を持って自然を維持することが重要だと語る。

福本:みなさん、森が好きで自然を愛してくれていると思うのですが、それゆえに「木を切らないで」とおっしゃるんですね。特に桜はそうなんですけど、切らないとどんどん大きくなりますし、特に都会だと生えていてもいいスペースは限られているんですね。切るべきときに切らないと、太いところで切ってしまうことになり、見た目も悪くなったりしますし、そこから腐朽菌が入って木が枯れたり倒れたりすることもあります。木を愛する気持ちはありがたいのですが、バランスを取ってうまく付き合っていくことをみなさんに伝えていきたいです。

nico:ありがとうございます。小西さんはいかがでしょうか?

小西:ひとりでも多くの方が自然に触れるきっかけを作れたらと思っています。自然を見ているだけ・知っているだけと、実際に自然を感じることはまったく違うものだと思うんですね。体験・体感をすると、より自然と親しんでいこうと思いますし、自然に触れることが好きになったりもします。好きなものを雑に扱おうとは思わなくなるので、自然と触れられるきっかけをこれからもお伝えしていきたいです。

nico:これからさらに新緑輝く季節となります。おふたりからアドバイスをいただきながら自然を楽しみたいと思います。

小西真奈美は4月13日(日)から6月29日(日)までの3カ月間、毎週日曜の朝8時から森林浴の魅力をボイスメッセージでお届けするコンテンツを配信中。そのほか、最新情報は公式Instagram(@manami.official)まで。

また、大手町の森の詳細やイベント情報は、公式サイトまで。

この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。

  • 新規登録簡単30
  • J-meアカウントでログイン
  • メールアドレスでログイン
番組情報
J-WAVE GOLDEN WEEK SPECIAL TOKYO TATEMONO presents FEELIN' GREEN
2025年5月6日(火・祝)
9:00-17:55