うずらの卵が20個も！ 下北沢の「人気の個性派カレー」を紹介

カレーの街としても知られる下北沢の「人気の個性派カレー」を紹介した。

この内容をお届けしたのは、6月15日（日）放送のJ-WAVE『EARLY GLORY』（ナビゲーター：小林涼子）のコーナー「Toyota Mobility Tokyo FILM LOCAL STORIES」。東京の未来を元気にする人や取り組みにフォーカスし、毎月ひとつのエリアをピックアップしてその街の魅力を掘り下げるコーナーだ。

老舗蕎麦屋がオリジナルカレーを考案

6月の「Toyota Mobility Tokyo FILM LOCAL STORIES」では、東京の「下北沢」をピックアップ。この週は、下北沢の「カレー」にフォーカスをあてた。

サブカルの聖地である下北沢は、「下北沢カレーフェスティバル」を毎年10月に開催するなど、カレーの街としても知られている。今回は「下北沢カレーフェスティバル」を手がけるスタッフが、おすすめのカレー店を紹介した。まずは、創業65年の老舗蕎麦屋「広栄屋」だ。広栄屋が誇る看板メニューは、うずらの卵が20個もトッピングされた「ギガたまOjiyaカレーうどん」。店主・熊切さんから、メニューが誕生した経緯を聞いた。

熊切：新しいメニューを作りましょう、という企画がありまして、うちは蕎麦屋なので「何を作ろうかな？」と考えたんです。いつもカレーうどんに残ったご飯を入れて食べていたので、そういうのをメニューにしようと思って作りました。

小林：広栄屋は下北沢で65年、おいしいお蕎麦を提供されていらっしゃいます。実は熊切さんは学生のころにアメリカンフットボールをやっていたそうで、体づくりのためにたくさんご飯を食べていたんですね。卒業後は企業に就職し、40歳のころに広栄屋を継ぐことを決心して、試行錯誤しながら蕎麦の技術を習得されたそうです。

広栄屋の新メニューとして誕生した「Ojiyaカレーうどん」は、愛知県豊橋市の「豊橋カレーうどん」にインスパイアを受けて開発されたものだという。

小林：うずらの卵がのったカレーうどんを食べ進めていくと、下の層にはとろろやご飯が入っているんですね。甘めでスパイシー、ボリューム感もバッチリです。なかでも人気なのは、うずらの卵が20個入った“ギガたま”だそうです。

熊切：最初は3つずつで作ったんですけど、「もっといっぱい入れたのを作ってほしい」ということで、20個入りを考案しました。「食べているとお腹がいっぱいになっちゃいます」とおっしゃるお客さんがけっこういますね。

小林：お店には昔からの常連さんもたくさんいらっしゃるそうで、「下北の街が変化していっても頑張ってください」と声をかけられることもあるそうです。熊切さんも「できる限り頑張りたい」とおっしゃっていました。続いてほしい文化です！

無添加・グルテンフリーで人気のカレーを紹介

続いて紹介するのは、無添加・グルテンフリーにこだわって提供するカレー店「abill SUNNY'S CURRY」だ。自然派ワインビストロ酒場「abill」で、金〜火曜のランチタイムのみ営業となっている。店主はDJとしても活動する坂上さんが務める。

小林：こちらのお店で味わえるのは「トマトチキンカレー」「ブルーベリードライカレー」「ブルーベリードライカレーチーズトッピング」「サグダルカレー（ほうれん草と豆のカレー）」の4種類。なかでも人気なのはトマトチキンカレーだそうです。

坂上：自分が食べたいカレーを開発し始めたのが20歳ぐらいなので、20年以上カレーを作っています。少しずつスパイスの調合を変えながら、長い年月をかけて進化したカレーです。特徴は、油から材料、スパイスまですべて無添加。トマトチキンカレーに関してはココナッツオイルと牛のギー（バターを加熱して水分やたんぱく質などの不純物を取り除いた純粋な乳脂肪）を配合して作っています。トマトがたくさん入っているのですが、なるべくトマト感を隠して、どなたでも食べやすいように作っています。

「abill SUNNY'S CURRY」では、人の流れを見極めて仕込みの量を調整したり、残ったカレーをほかの業者に買い取ってもらったりするなど、フードロス対策にも積極的。人にも環境にも優しいひと皿になっている。

小林：こちらのカレーも本当に色鮮やかで、とてもおいしそうです。さまざまなカレーを味わうために下北沢を訪れたいなと思いました。

J-WAVE『EARLY GLORY』のコーナー「Toyota Mobility Tokyo FILM LOCAL STORIES」は、毎週日曜7時5分ごろにオンエア。