
音楽プロデューサー/トラックメイカーのSTUTSが、新曲『99 Steps (feat. Kohjiya, Hana Hope)』の制作秘話やプライベートについて語った。
STUTSがゲストとして登場したのは、6月8日(日)放送のJ-WAVE『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)だ。
STUTS:なんだかんだで、忙しくなった感じはあるかもしれないですね。
クリス:このあいだは久々のお休みをもらって旅に出たそうですが、どこへ行ったんですか?
STUTS:シアトルと、ロサンゼルスに行きました。
クリス:シアトルには、弟さんが住んでいるんですよね?
STUTS:はい。それでまずシアトルに行って、そのままロサンゼルスに旅行に行きました。
クリス:弟さんは何をしているの?
STUTS:エンジニアのような仕事をしています。
クリス:なるほど。シアトルは楽しかった?
STUTS:楽しかったですね。街の雰囲気もすごくよくて、いまの時期はあまり雨が降らないのですごく天気もよくて、過ごしやすかったです。
クリス:そして、ロサンゼルスではどのように過ごしましたか?
STUTS:今回の旅のコンセプトが「住むように過ごす」みたいな感じだったので、事前に調べていた気になるお店にも行きながら、わりとゆったり過ごしていました。
クリス:音楽活動もしたんですか?
STUTS:特にしていなかったんですけど、この前出した『99 Steps』という曲もマスタリングしてもらったのがアメリカの人で、連絡をしたら「LAにいるなら、友だち紹介するよ」みたいな感じでLAのエンジニアさんを紹介してもらったり、スタジオに遊びに行ったりできました。
STUTSは5月21日(水)、22日(木)に開催された「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」のオープニングショーに出演。豪華なアーティストが多数出演するなか、2番手として登場し、YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)の『RYDEEN』をMPCプレイヤーで演奏した。当時の感想を、彼は次のように語る。
STUTS:本当に光栄だなと思いました。あと、『RYDEEN』をサンプリングさせてもらってビートを作るプロセスが楽しかったので、ただただ楽しくやらせてもらいました。
クリス:STUTSにとって、YMOはどういう存在ですか?
STUTS:僕が言うのがおこがましいぐらいのレジェンド的存在で、それぞれのプロジェクトや参加されているバンドも最高ですし、その3人が集まった夢のようなグループです。心から音楽が好きで、おもしろい音楽を追及して世界的に活躍できたというすばらしい存在がいたという事実に、すごく勇気をもらえます。
クリス:この曲はポカリスエットのCMソングのオファーということですが、どんなイメージで作りましたか?
STUTS:コンセプトとして「“汗”をもっといいものとしたい」ということを言われて。自分の中学生のころの夏、部活とかでポカリスエットを飲んでいたときの雰囲気、情景、感情とかをなんとなく思い浮かべながら作りました。
クリス:ポカリスエットのCMソングといったら、すごいことですよね。歴代のCMソングが大ヒットしているということで、そういうプレッシャーみたいなのは感じました?
STUTS:毎回「いい曲にしたい」とは思っていますが、今回は普段(自分の楽曲を)聴かない方もいっぱいいるようなフィールドだったので、(よい曲にする方法を)すごく考えました。
クリス:なるほど。そして、ラッパーのKohjiyaとシンガーのHana Hopeにお願いをした。これはSTUTSくんのアイデアなんですか?
STUTS:そうですね。トラックができたときに「これ、Kohjiyaさんにラップをやってもらったら、めちゃくちゃよくなるだろうな」と思って。また、CMソングのオファーをされたときに「男性のラッパーと女性ボーカルみたいな感じ」と言われていて、「誰かいい女性ボーカルの方、いらっしゃらないかな?」と思っていたんです。そうしたら、Hana Hopeさんの最近のシングルなどがすごくよかったので「やってもらえたらいいな」と思って(オファーをした)。Hana Hopeさんが歌っている箇所の歌詞とメロディは、僕の友人の北里彰久さんという方と一緒に作りましたが、最高でした。
ここで、番組ではSTUTS feat. Kohjiya, Hana Hope『99 Steps』をオンエアした。
クリス:各方面で大人気のSTUTSくんですが、CMソングや誰かとのコラボのようなお題のある制作と、まったく制約のない音楽制作の割合は、いまどんな感じですか?
STUTS:世に出ている割合でいうと、3~4割はお題があって、まったく制約のない音楽はその残りという感じですね。お題のある制作は、わりと自分の中になかったイメージが入ってきたところから始めたりするので、それはそれですごく楽しいです。
クリス:お題が出ているほうが、やる気が出る感じですか?
STUTS:どっちもあります。何も考えずに作って「こういうテーマにしよう」と自分で考えるのも、すごく楽しいですし。
クリス:テイストからいうと、出来上がりの違いはあんまり感じない?
STUTS:なんとなく、誰かから出されたお題から作り始めた曲のほうが開かれている感じがしますね。制約のない音楽制作のほうが、もうちょっとパーソナルな、自分の感情とか思っていること100パーセントでいけます。
クリス:制約がないほうが自分のスタイルを貫けるけど、お題があるほうが自分の範疇から飛び出すということなのでしょうか?
STUTS:そうですね。飛び出しつつ、拡張されるみたいな感じかも。
クリス:そうですか。STUTSくんは、大学生のころからトラックを作り始めた?
STUTS:高校生からです。
クリス:自分の曲作りは、高校生時代からけっこう変化してきましたか?
STUTS:芯の部分はそんなに変わっていないかなと思っています。やっていることは変わらずに、できることがどんどん増えていく、みたいな感覚ですね。
クリス:次に、もしお休みを取って行けるとしたら、どこに行きますか?
STUTS:まだロンドンに行ったことがないので、すごく行きたいですね。
クリス:ロンドンで何を経験したいですか?
STUTS:街の雰囲気を体感したり、ロンドンにも一緒に曲を作っている方がいらっしゃるので、会いに行ったりしたいですね。
続いての質問は「最近、健康のためにやっていること」だ。STUTSの答えは……?
STUTS:たまに走っています。何もないときは、週に2~3回くらい走りますね。
クリス:それは、いつから始めたんですか?
STUTS:いつからでしょう。ずっと走り続けているというよりは、そういう気分になったときに走っています。
クリス:いまは走りやすいですか?
STUTS:ちょっと暑いかもしれないですね。やっぱり、春や秋がいちばん走りやすいです。
クリス:なるほど。当然、健康にもいいと思うけど、リセットもされますか?
STUTS:そうですね。走っているけど自分の世界に潜れる感じがするので、走りながら音楽を聴くのもけっこう好きです。
クリス:走っているときは、どんな曲を聴きますか?
STUTS:聴きたい新譜とかを。ちょっと前は、Doechiiのアルバムをすごく聴いていました。
クリス:「and more」となっていますが、最終的にいったい何人出るんですか?
STUTS:内緒ですけど、まだまだいっぱい……。
クリス:すごいですね! 武道館ワンマンから1年半、新たな特別公演ということで、24組以上出るということはけっこう時間も取りますよね?
STUTS:1曲のなかに何人かが参加しているものもありますが、そうですね。今回は「Odyssey」というタイトルで、自分の個人的な公演というよりは、もうちょっとコンセプチュアルにやりたいと思っています。
クリス:STUTSくんだからこそ集まるメンツじゃないかなという感じがします。そして、2025年3月に中国公演もやったので、今後は世界でのライブも視野に入れている感じですか?
STUTS:できたらいいなと思っています。中国ツアーを回らせてもらってとても楽しかったので、行ったことのない国でもライブをしたいです。
クリス:中国のみなさんの反響はどうでした?
STUTS:すごくよかったです。みんな純粋に音に反応してくれている感じがあって、とても楽しかったです。
クリス:次にライブするとしたら、どこでやりたいですか?
STUTS:アメリカは何回かやらせてもらったことはあるけど、ツアーはやったことないので回りたいですし、ロンドンとかもすごく行きたいです。
STUTSの最新情報は、公式サイトから。
『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から。
STUTSがゲストとして登場したのは、6月8日(日)放送のJ-WAVE『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)だ。
「住むように過ごす」旅を、ロサンゼルスで
トラックメーカー、音楽プロデューサー、MPCプレイヤーなど幅広く活躍するSTUTS。国内外でのライブ活動を中心に、いま、各方面で大いに注目を浴びる存在だ。『SAISON CARD TOKIO HOT 100』には2024年6月以来の出演となるSTUTSに、クリスは「より一層、忙しくなったんじゃないですか?」と、質問を投げかける。STUTS:なんだかんだで、忙しくなった感じはあるかもしれないですね。
クリス:このあいだは久々のお休みをもらって旅に出たそうですが、どこへ行ったんですか?
STUTS:シアトルと、ロサンゼルスに行きました。
クリス:シアトルには、弟さんが住んでいるんですよね?
STUTS:はい。それでまずシアトルに行って、そのままロサンゼルスに旅行に行きました。
クリス:弟さんは何をしているの?
STUTS:エンジニアのような仕事をしています。
クリス:なるほど。シアトルは楽しかった?
STUTS:楽しかったですね。街の雰囲気もすごくよくて、いまの時期はあまり雨が降らないのですごく天気もよくて、過ごしやすかったです。
クリス:そして、ロサンゼルスではどのように過ごしましたか?
STUTS:今回の旅のコンセプトが「住むように過ごす」みたいな感じだったので、事前に調べていた気になるお店にも行きながら、わりとゆったり過ごしていました。
クリス:音楽活動もしたんですか?
STUTS:特にしていなかったんですけど、この前出した『99 Steps』という曲もマスタリングしてもらったのがアメリカの人で、連絡をしたら「LAにいるなら、友だち紹介するよ」みたいな感じでLAのエンジニアさんを紹介してもらったり、スタジオに遊びに行ったりできました。
STUTSは5月21日(水)、22日(木)に開催された「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」のオープニングショーに出演。豪華なアーティストが多数出演するなか、2番手として登場し、YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)の『RYDEEN』をMPCプレイヤーで演奏した。当時の感想を、彼は次のように語る。
STUTS:本当に光栄だなと思いました。あと、『RYDEEN』をサンプリングさせてもらってビートを作るプロセスが楽しかったので、ただただ楽しくやらせてもらいました。
クリス:STUTSにとって、YMOはどういう存在ですか?
STUTS:僕が言うのがおこがましいぐらいのレジェンド的存在で、それぞれのプロジェクトや参加されているバンドも最高ですし、その3人が集まった夢のようなグループです。心から音楽が好きで、おもしろい音楽を追及して世界的に活躍できたというすばらしい存在がいたという事実に、すごく勇気をもらえます。
ポカリスエットCMソングが番組チャート1位に
前週、J-WAVEのランキング番組『SAISON CARD TOKIO HOT 100』では、STUTSの新曲『99 Steps (feat. Kohjiya, Hana Hope)』が1位を獲得した。これはSTUTSソロ名義としては初の快挙となる。クリス:この曲はポカリスエットのCMソングのオファーということですが、どんなイメージで作りましたか?
STUTS:コンセプトとして「“汗”をもっといいものとしたい」ということを言われて。自分の中学生のころの夏、部活とかでポカリスエットを飲んでいたときの雰囲気、情景、感情とかをなんとなく思い浮かべながら作りました。
クリス:ポカリスエットのCMソングといったら、すごいことですよね。歴代のCMソングが大ヒットしているということで、そういうプレッシャーみたいなのは感じました?
STUTS:毎回「いい曲にしたい」とは思っていますが、今回は普段(自分の楽曲を)聴かない方もいっぱいいるようなフィールドだったので、(よい曲にする方法を)すごく考えました。
クリス:なるほど。そして、ラッパーのKohjiyaとシンガーのHana Hopeにお願いをした。これはSTUTSくんのアイデアなんですか?
STUTS:そうですね。トラックができたときに「これ、Kohjiyaさんにラップをやってもらったら、めちゃくちゃよくなるだろうな」と思って。また、CMソングのオファーをされたときに「男性のラッパーと女性ボーカルみたいな感じ」と言われていて、「誰かいい女性ボーカルの方、いらっしゃらないかな?」と思っていたんです。そうしたら、Hana Hopeさんの最近のシングルなどがすごくよかったので「やってもらえたらいいな」と思って(オファーをした)。Hana Hopeさんが歌っている箇所の歌詞とメロディは、僕の友人の北里彰久さんという方と一緒に作りましたが、最高でした。
ここで、番組ではSTUTS feat. Kohjiya, Hana Hope『99 Steps』をオンエアした。
STUTS - 99 Steps feat. Kohjiya, Hana Hope (Official Music Video)
STUTS:世に出ている割合でいうと、3~4割はお題があって、まったく制約のない音楽はその残りという感じですね。お題のある制作は、わりと自分の中になかったイメージが入ってきたところから始めたりするので、それはそれですごく楽しいです。
クリス:お題が出ているほうが、やる気が出る感じですか?
STUTS:どっちもあります。何も考えずに作って「こういうテーマにしよう」と自分で考えるのも、すごく楽しいですし。
クリス:テイストからいうと、出来上がりの違いはあんまり感じない?
STUTS:なんとなく、誰かから出されたお題から作り始めた曲のほうが開かれている感じがしますね。制約のない音楽制作のほうが、もうちょっとパーソナルな、自分の感情とか思っていること100パーセントでいけます。
クリス:制約がないほうが自分のスタイルを貫けるけど、お題があるほうが自分の範疇から飛び出すということなのでしょうか?
STUTS:そうですね。飛び出しつつ、拡張されるみたいな感じかも。
クリス:そうですか。STUTSくんは、大学生のころからトラックを作り始めた?
STUTS:高校生からです。
クリス:自分の曲作りは、高校生時代からけっこう変化してきましたか?
STUTS:芯の部分はそんなに変わっていないかなと思っています。やっていることは変わらずに、できることがどんどん増えていく、みたいな感覚ですね。
「走ること」は健康と心のリセットになる
ここで番組恒例の「ガチャ」がスタート。最初に出た質問は「旅好きのSTUTS、次に狙っている旅先は?」。クリス:次に、もしお休みを取って行けるとしたら、どこに行きますか?
STUTS:まだロンドンに行ったことがないので、すごく行きたいですね。
クリス:ロンドンで何を経験したいですか?
STUTS:街の雰囲気を体感したり、ロンドンにも一緒に曲を作っている方がいらっしゃるので、会いに行ったりしたいですね。
続いての質問は「最近、健康のためにやっていること」だ。STUTSの答えは……?
STUTS:たまに走っています。何もないときは、週に2~3回くらい走りますね。
クリス:それは、いつから始めたんですか?
STUTS:いつからでしょう。ずっと走り続けているというよりは、そういう気分になったときに走っています。
クリス:いまは走りやすいですか?
STUTS:ちょっと暑いかもしれないですね。やっぱり、春や秋がいちばん走りやすいです。
クリス:なるほど。当然、健康にもいいと思うけど、リセットもされますか?
STUTS:そうですね。走っているけど自分の世界に潜れる感じがするので、走りながら音楽を聴くのもけっこう好きです。
クリス:走っているときは、どんな曲を聴きますか?
STUTS:聴きたい新譜とかを。ちょっと前は、Doechiiのアルバムをすごく聴いていました。
ワンマンライブには豪華ゲストが24組以上!?
STUTSは、9月23日(火・祝)にKアリーナ横浜でワンマンライブ「Odyssey」を開催する。スチャダラパー、Zeebra、tofubeats、RIP SLYMEのRYO-ZとDJ FUMIYA、Daichi Yamamoto、長岡亮介など、総勢24組のゲスト出演が発表されている。クリス:「and more」となっていますが、最終的にいったい何人出るんですか?
STUTS:内緒ですけど、まだまだいっぱい……。
クリス:すごいですね! 武道館ワンマンから1年半、新たな特別公演ということで、24組以上出るということはけっこう時間も取りますよね?
STUTS:1曲のなかに何人かが参加しているものもありますが、そうですね。今回は「Odyssey」というタイトルで、自分の個人的な公演というよりは、もうちょっとコンセプチュアルにやりたいと思っています。
クリス:STUTSくんだからこそ集まるメンツじゃないかなという感じがします。そして、2025年3月に中国公演もやったので、今後は世界でのライブも視野に入れている感じですか?
STUTS:できたらいいなと思っています。中国ツアーを回らせてもらってとても楽しかったので、行ったことのない国でもライブをしたいです。
クリス:中国のみなさんの反響はどうでした?
STUTS:すごくよかったです。みんな純粋に音に反応してくれている感じがあって、とても楽しかったです。
クリス:次にライブするとしたら、どこでやりたいですか?
STUTS:アメリカは何回かやらせてもらったことはあるけど、ツアーはやったことないので回りたいですし、ロンドンとかもすごく行きたいです。
STUTSの最新情報は、公式サイトから。
『SAISON CARD TOKIO HOT 100』ではさまざまなデータをもとに、世界の音楽シーンからJ-WAVEが厳選した100曲をカウントダウン。放送は毎週日曜の13時から。
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番組情報
- SAISON CARD TOKIO HOT 100
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毎週日曜13:00-16:54
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クリス・ペプラー