Balming Tigerのオメガサピエン、bjウォンジン、マッド・ザ・スチューデントが日本での活動や今後について語った。
3人が登場したのは、2月17日(月)放送のJ-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)内、音楽以外の「+1」なトピックをゲストに尋ねるコーナー「MUSIC+1」だ。
オメガ:J-WAVEをお聴きのみなさん、はじめまして。宇宙唯一のオルタナティブK-POPバンド、Balming Tigerです! オメガサピエンです。
ウォンジン:こんにちは、bjウォンジンです。
マッド:アニョハセヨ、マッド・ザ・スチューデントです。
サッシャ:オメガさん、日本語うまいね。
オメガ:1年半ぐらい住んでいたことがあります。
ノイハウス:1年半で? 上手ですね。
サッシャ:オメガさんは普段、韓国に住んでらっしゃる?
オメガ:ソウルに住んでいます。
Balming Tigerは2月10日(月)に開催された、坂本龍一トリビュートフェス「RADIO SAKAMOTO Uday」に出演し、パフォーマンスを披露した。サッシャは韓国の音楽事情について質問を投げかけた。
【関連記事】坂本龍一トリビュートフェス「RADIO SAKAMOTO Uday」のオフィシャルレポート
サッシャ:彼らは「多国籍オルタナティブK-POP」という、めちゃくちゃ面白いコンセプトのバンドなんです。K-POPシーンは世界でも知られています。韓国ではそれ以外の、オルタナティブの音楽も含めたミュージックシーンは盛り上がっているのでしょうか。
オメガ:いま海外では、韓国の音楽というとアイドルを中心に受容されている部分があります。しかし、韓国ではアイドルだけではなく、多様な、オルタナティブな音楽といったジャンルが浮上してきています。海外でのK-POPはアイドルだけではなくて、いろいろなスペクトラム(範囲)が広いものなんだ、ということを自分たちとしても広げていきたいです。
ウォンジン:最初は自分もアイドル的な音楽から入りました。それが根っこにはなっています。そこから、そのルーツにあるようなブラックミュージックにまでさかのぼって聴くようになり、いまに至ります。
マッド:最初は昔のアイドルの音楽から入っていきました。ですが、大きくなるにつれてヒップホップやロック、エレクトロニックといった、いろいろなジャンルの音楽を聴くようになり、それがいまの自分の音楽にも混ざった状態で反映されていると思います。
オメガ:私もヒップホップをたくさん聴いていましたが、ここにいないほかのメンバーを含めて、ヒップホップやロック、エレクトロニック、アンビエントといった、いろいろな背景がある人たちが集まりました。そういう根っこが合わさり、いまのBalming Tigerになっていると思います。
ノイハウス:11人もメンバーがいて、さらにいろいろなバックグラウンドを持っているクリエイティブな集まりというなかで「Balming Tigerらしさ」を出すために、どうやってみんなのイメージをひとつにしていますか?
オメガ:Balming Tigerのメンバーは11人ですが、音楽をするメンバーだけではありません。DJや映像作家、プロデューサーといろいろな人たちの集まりです。それもたとえばDJや映像作家、プロデューサーが必要だからという理由で集めたわけではありません。人と人との自然な出会いのなかで「この人と一緒になにかやるのが楽しい」「なにか、ここから生まれそう」といったところから、出発しています。
ノイハウス:バンドというより、ちょっと会社みたいですね。
オメガ:Balming Tigerを作ったときに、バンドでありながらバンドではなくて、アジア音楽を広めるプラットフォームになるような存在になったらいいな、という想いもありました。
ウォンジン:まずこの曲は、アンシンカーブルというプロデューサーとマッドが一緒に作ったデモがもとになっていて、そこから発展させていった曲です。それがドラマの主題歌にもなりながら、一大プロジェクトになっていきました。最初にデモを作ったときには、忙しく過ぎていく時間や、ちょっと混乱した社会のありよう、といった東京をイメージしながら作りました。それが、ほかのメンバーが歌詞をつけたりといった過程で、東京だけではなくて世界の大都市で生きる人たち。たとえば、会社員といった人たちが日ごろ感じている圧迫やストレスといったものを包み込むような曲にしたいと思い、作りました。
ノイハウス:多くの人がこの曲を聴き、ドラマと合わせて感じるものも多いと思います。日本のファンに届いているなという実感はありますか?
オメガ:こういうラジオに出させていただくこと自体が、いままでありませんでした。これまでもずっと、日本で自分たちの音楽を伝えたかったということがありましたが、それがいま現実になっている。それがうれしくて気分がいいです。
サッシャ:うれしいですね。オメガさんは日本とのつながりもあるから、余計かもしれません。韓国から見て、日本の音楽シーンに触れることはありますか? どのようなイメージでしょうか。
オメガ:ソウルにホンデというエリアがあるんですが、若い10代後半から20代前半の子たちがよく遊ぶ、渋谷のようなエリアです。そこで若い子たちが「日本文化が好きなんだな」と伝わってくるところがあって。たとえば、YOASOBIも最近スタジアムでライブをしたりしました。
マッド:実際にYOASOBIのライブを観に行きましたが、思った以上に会場が大きくて。自分もこういうドームみたいなところでライブをしてみたいなと思いました。
サッシャ:逆にYOASOBIからそう感じたと。
マッド:それぐらい、K-POPだけではなくて日本の音楽も韓国で広がりを見せています。
ウォンジン:自分の個人的な経験として、昔から日本のアニメや映画にすごくのめり込んだことがあります。『銀魂』がいちばん好きなんです。
サッシャ:そういう文化のやり取りがあるのは、とてもいいなと思います。
オメガ:メディア活動をしながら新曲も制作したいです。2023年はヨーロッパとアメリカで活動を熱心にしていましたが、今年はアジアでより積極的に活動していきたいと思っています。あとは日本のアーティストとコラボをしてみたいです。
サッシャ:逆に日本のアーティストで(コラボ)したい人はいっぱいいるんじゃないでしょうか。
マッド:YOASOBIが(いい)(笑)。
サッシャ:でしょ? だって、ライブにまで行ってるんだから。
また、柳瀬二郎のソロプロジェクト・betcover!!の名前を出して「彼とぜひ一度やってみたい」とラブコールを送った。
ノイハウス:これからが楽しみですね。
サッシャ:ウォンジンさんとしては、アニメの主題歌ですね。
ウォンジン:僕の夢です。
サッシャ:アニメ関係者のみなさま、Balming Tigerがぜひやりたいと言っております。
オメガ:よろしくお願いします(笑)。
サッシャ:オメガさんもやりたいんだ(笑)。
J-WAVE『STEP ONE』のコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分ごろから。
3人が登場したのは、2月17日(月)放送のJ-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)内、音楽以外の「+1」なトピックをゲストに尋ねるコーナー「MUSIC+1」だ。
唯一無二のオルタナティブK-POPバンド
Balming Tigerは現在11名が在籍し、多様なバックグラウンドを持つメンバーによって構成されている。まずは、日本に住んでいた経験を持つオメガが中心となって自己紹介をした。オメガ:J-WAVEをお聴きのみなさん、はじめまして。宇宙唯一のオルタナティブK-POPバンド、Balming Tigerです! オメガサピエンです。
ウォンジン:こんにちは、bjウォンジンです。
マッド:アニョハセヨ、マッド・ザ・スチューデントです。
サッシャ:オメガさん、日本語うまいね。
オメガ:1年半ぐらい住んでいたことがあります。
ノイハウス:1年半で? 上手ですね。
サッシャ:オメガさんは普段、韓国に住んでらっしゃる?
オメガ:ソウルに住んでいます。
Balming Tigerは2月10日(月)に開催された、坂本龍一トリビュートフェス「RADIO SAKAMOTO Uday」に出演し、パフォーマンスを披露した。サッシャは韓国の音楽事情について質問を投げかけた。
【関連記事】坂本龍一トリビュートフェス「RADIO SAKAMOTO Uday」のオフィシャルレポート
サッシャ:彼らは「多国籍オルタナティブK-POP」という、めちゃくちゃ面白いコンセプトのバンドなんです。K-POPシーンは世界でも知られています。韓国ではそれ以外の、オルタナティブの音楽も含めたミュージックシーンは盛り上がっているのでしょうか。
オメガ:いま海外では、韓国の音楽というとアイドルを中心に受容されている部分があります。しかし、韓国ではアイドルだけではなく、多様な、オルタナティブな音楽といったジャンルが浮上してきています。海外でのK-POPはアイドルだけではなくて、いろいろなスペクトラム(範囲)が広いものなんだ、ということを自分たちとしても広げていきたいです。
音楽のルーツ
続いて、サッシャたちは3人の音楽のルーツについて尋ねていった。ウォンジン:最初は自分もアイドル的な音楽から入りました。それが根っこにはなっています。そこから、そのルーツにあるようなブラックミュージックにまでさかのぼって聴くようになり、いまに至ります。
マッド:最初は昔のアイドルの音楽から入っていきました。ですが、大きくなるにつれてヒップホップやロック、エレクトロニックといった、いろいろなジャンルの音楽を聴くようになり、それがいまの自分の音楽にも混ざった状態で反映されていると思います。
オメガ:私もヒップホップをたくさん聴いていましたが、ここにいないほかのメンバーを含めて、ヒップホップやロック、エレクトロニック、アンビエントといった、いろいろな背景がある人たちが集まりました。そういう根っこが合わさり、いまのBalming Tigerになっていると思います。
ノイハウス:11人もメンバーがいて、さらにいろいろなバックグラウンドを持っているクリエイティブな集まりというなかで「Balming Tigerらしさ」を出すために、どうやってみんなのイメージをひとつにしていますか?
オメガ:Balming Tigerのメンバーは11人ですが、音楽をするメンバーだけではありません。DJや映像作家、プロデューサーといろいろな人たちの集まりです。それもたとえばDJや映像作家、プロデューサーが必要だからという理由で集めたわけではありません。人と人との自然な出会いのなかで「この人と一緒になにかやるのが楽しい」「なにか、ここから生まれそう」といったところから、出発しています。
ノイハウス:バンドというより、ちょっと会社みたいですね。
オメガ:Balming Tigerを作ったときに、バンドでありながらバンドではなくて、アジア音楽を広めるプラットフォームになるような存在になったらいいな、という想いもありました。
「世界の大都市で生きる人たち」に向けた曲
ここから最新シングルの『Wash Away』をオンエアすることに。同曲はNHKドラマ『東京サラダボウル』の主題歌で、2月のJ-WAVE「SONAR TRAX」にも選ばれている。ウォンジンは曲がどのように完成したのかを語った。ウォンジン:まずこの曲は、アンシンカーブルというプロデューサーとマッドが一緒に作ったデモがもとになっていて、そこから発展させていった曲です。それがドラマの主題歌にもなりながら、一大プロジェクトになっていきました。最初にデモを作ったときには、忙しく過ぎていく時間や、ちょっと混乱した社会のありよう、といった東京をイメージしながら作りました。それが、ほかのメンバーが歌詞をつけたりといった過程で、東京だけではなくて世界の大都市で生きる人たち。たとえば、会社員といった人たちが日ごろ感じている圧迫やストレスといったものを包み込むような曲にしたいと思い、作りました。
Balming Tiger - Wash Away (Official Audio) ~NHKドラマ 「東京サラダボウル」 OST~
オメガ:こういうラジオに出させていただくこと自体が、いままでありませんでした。これまでもずっと、日本で自分たちの音楽を伝えたかったということがありましたが、それがいま現実になっている。それがうれしくて気分がいいです。
サッシャ:うれしいですね。オメガさんは日本とのつながりもあるから、余計かもしれません。韓国から見て、日本の音楽シーンに触れることはありますか? どのようなイメージでしょうか。
オメガ:ソウルにホンデというエリアがあるんですが、若い10代後半から20代前半の子たちがよく遊ぶ、渋谷のようなエリアです。そこで若い子たちが「日本文化が好きなんだな」と伝わってくるところがあって。たとえば、YOASOBIも最近スタジアムでライブをしたりしました。
マッド:実際にYOASOBIのライブを観に行きましたが、思った以上に会場が大きくて。自分もこういうドームみたいなところでライブをしてみたいなと思いました。
サッシャ:逆にYOASOBIからそう感じたと。
マッド:それぐらい、K-POPだけではなくて日本の音楽も韓国で広がりを見せています。
ウォンジン:自分の個人的な経験として、昔から日本のアニメや映画にすごくのめり込んだことがあります。『銀魂』がいちばん好きなんです。
サッシャ:そういう文化のやり取りがあるのは、とてもいいなと思います。
今後はアジアで積極的に活動
最後に、今後の活動方針について訊いた。オメガ:メディア活動をしながら新曲も制作したいです。2023年はヨーロッパとアメリカで活動を熱心にしていましたが、今年はアジアでより積極的に活動していきたいと思っています。あとは日本のアーティストとコラボをしてみたいです。
サッシャ:逆に日本のアーティストで(コラボ)したい人はいっぱいいるんじゃないでしょうか。
マッド:YOASOBIが(いい)(笑)。
サッシャ:でしょ? だって、ライブにまで行ってるんだから。
また、柳瀬二郎のソロプロジェクト・betcover!!の名前を出して「彼とぜひ一度やってみたい」とラブコールを送った。
ノイハウス:これからが楽しみですね。
サッシャ:ウォンジンさんとしては、アニメの主題歌ですね。
ウォンジン:僕の夢です。
サッシャ:アニメ関係者のみなさま、Balming Tigerがぜひやりたいと言っております。
オメガ:よろしくお願いします(笑)。
サッシャ:オメガさんもやりたいんだ(笑)。
J-WAVE『STEP ONE』のコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分ごろから。
番組情報
- STEP ONE
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月・火・水・木曜9:00-13:00